【特集:Windowsアプリをクラウドで配信 Azure RemoteAppの実力 #1】
マルチデバイスでアプリが使える Azure RemoteAppの概要を知る

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   ※2016年8月にAzure RemoteAppの提供は終了しました。※ 
Windows PCだけでなく、スマートフォンやタブレットが業務に広く利用される現在、すべてのデバイス向けにアプリを配布するには、コストも手間もかかります。特に、稼働中の業務システムに出来るだけ手を加えることなく、あらゆるクライアントに対応させることは非常に難しいと言えるでしょう。そんな場面で活躍するのが、Windowsアプリをクラウドで配信できる「Azure RemoteApp」です。

"アプリケーションの仮想化"を実現

企業が自社開発した業務システムのなかには、専用のWindowsクライアントアプリからサーバーへ接続して利用する、いわゆるクライアント/サーバー型システムが数多く存在します。また、Webアプリ化した業務システムのなかにも、古いバージョンのInternet Explorerでしか動作しないものがあります。

こうした業務システムをiOSやAndroidが稼働するスマートフォンやタブレットといった最新のデバイスに対応させる場合、業務システムそのものをつくり直すことが一般的です。しかし、現在の業務に支障がないシステムをわざわざ改修することに抵抗を感じる企業も少なくないでしょう。そうした企業におすすめしたいのが、Azure RemoteAppです。

Azure RemoteAppは、マルチデバイスに対してWindowsアプリを配信できるクラウドサービスです。Windowsの各バージョンだけでなく、Windows RT、OS X(Mac)、iOS(iPhone/iPad)、Androidなどの各種デバイスからリモートデスクトップサービスを使ってWindowsアプリを利用することができます。

「RemoteApp」はもともとWindows Server 2008で初めて実装された機能です。通常のリモートデスクトップは、サーバー上で稼働するデスクトップ全体の画面をクライアントに転送して利用可能にしたものです。RemoteAppもサーバー上で稼働するという点では変わりありませんが、アプリのウィンドウだけがクライアントに表示され、あたかもローカルアプリのようにシームレスに操作できるという特徴があります。そのため"アプリケーションの仮想化"と表現されることもありました。Azure RemoteAppはこのWindows Serverの機能をそのままクラウド上に用意したものです。

2種類の展開方法を用意

アプリの展開方法には「クラウド」と「ハイブリッド」の2種類があり、Azure RemoteAppではこれを「コレクション」と呼んでいます。クラウドコレクションは、アプリを利用するデバイス以外をすべてクラウド上に展開するもので、インターネットに接続できればどこからでも利用することが可能です。そのため、単体で稼働するWindowsアプリをマルチデバイスで展開したい場合に有効です。

一方のハイブリッドコレクションは、アプリやデータをクラウド上で展開する部分はクラウドコレクションと同じですが、VPNを経由して社内ネットワークと接続し、ID情報を同期または連携させてアプリにアクセスできます。また、イントラネット上にあるファイルサーバー、ファイアウォールの内側にあるデータベースなど、オンプレミス環境との接続にも対応しています。クラウドに移動できないリソースがあるような業務システムのクライアントアプリを展開する場合には、ハイブリッドコレクションを選択することになります。

Azure RemoteAppで展開するWindowsアプリは、Windows Server 2012 R2で動作するという要件さえ満たせば、アプリそのものの改修は不要です。Windowsアプリをマルチデバイスに対応させるだけでなく、たとえば、デバイスを紛失してしまっても情報が流出するリスクは大幅に軽減されるなど、信頼性の高いAzureプラットフォーム上にアプリやデータを保管し、集中管理できるのもAzure RemoteAppのメリットと言えるでしょう。

Azure RemoteAppの仕組み(クラウドコレクションの例)

photo:Thinkstock / Getty Images

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