【特集】Azureを使ったモバイル戦略の効果を高める「Mobile Engagement」

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顧客チャネルとして重要性が高まるモバイルアプリ

スマートフォンの国内普及台数は6000万台を超え、まさに「1人1台」の時代に突入しました。ユーザーがスマートフォンを見る回数は、1日平均で150回から200回ともいわれ、企業にとってモバイルアプリは重要な顧客チャネルの1つとなっています。

米国の調査会社フォレスター・リサーチの調査によれば「ユーザーがモバイルに接触する時間の8割を5つのアプリが独占している」という数字もあるほど。

このように多数のモバイルアプリが公開され、「ユーザーの時間の奪い合い」になっている現状を考えると、企業にとって、モバイルアプリを適切に活用し顧客とのエンゲージメントを高める(密接な関係を築く)ための戦略がますます重要になってきます。

モバイルアプリのエンゲージメントを高めるためには、主要業績評価指標(KPI)を設定し、データに基づき問題がどこにあるかを可視化、分析し、改善するための施策の実行へとつなげていく一連のサイクルを確立することが不可欠です。

データドリブンなモバイルエンゲージメント戦略を実行できる「Mobile Engagement」

柔軟性や拡張性の観点から、モバイルアプリの開発や運用の基盤にAzureを用いる企業は多いと思いますが、Azureは、モバイルアプリのエンゲージメント戦略に活用できる機能を提供しています。それが「Mobile Engagement」です。

これは、モバイルアプリの情報を収集、可視化することで、アプリの使用状況だけでなく、行動履歴などからアプリのどこにボトルネックがあるかを収集・分析し、効果的な通知やキャンペーンを実施することができるサービスです。

「Mobile Engagement」の画面例

カスタム・ダッシュボードを作成してKPIを作成、測定したり、リアルタイムでのデータ分析によるユーザーのセグメント化、プッシュ通知やアプリ内メッセージングなどと連動したキャンペーンの実施を、ワンストップで行うことが可能になります。

CRMとAPIで連携できるので、たとえば、デバイスのOSごとにユーザーの行動をトラッキングし「アプリをダウンロード後、1度開いただけでその後使っていない」ユーザーをセグメントし、アプリ内通知により利用を促すといったことが可能になります。

またiOS、Androidをはじめとする各プラットフォームに対応したSDKが用意されているので、キャンペーンの容易な作成が可能。こうした機能により、データドリブンなモバイルアプリ戦略のPDCAサイクルを確立することができるのです。

さらに「Logic Apps」の活用で複雑なワークフロー設計も容易に

加えて、ビジネスプロセス自動化ツール「Logic Apps」を活用すれば、キャンペーン施策実行までの時間を短縮することが可能です。

たとえば、ユーザーの行動を分析して、まだ利用歴の浅いユーザーには、利用を促すようなキャンペーンを、長く使っているロイヤリティの高いユーザーにはプレミアム特典付きのキャンペーンを実施するなど、しきい値を設け、異なるセグメントごとにいくつかのキャンペーンを並行して実施する場合にも、わかりやすい設計ツールを使って複雑なプロセスを簡単に設計することができます。

モバイルアプリのエンゲージメントを高めたい、キャンペーンの施策をスピードアップしたいと考える企業は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

photo:Thinkstock / Getty Images