事例Microsoft Azureの導入事例をご紹介します。

ソリマチ株式会社の「安心データバンク」は、ソリマチのサービスと連携して利用できるオンラインストレージサービス。データをクラウド上にバックアップし、万が一の事態に備えるサービスです。企業の大事な情報を預かるシステムを構築するのに利用されているのが、セキュリティに強みを持つAzureでした。

きっかけ

簡単にデータをバックアップできる、クラウドに注目

SMB事業部SMBソリューション課課長 五十嵐武彦様

「会計王」「給料王」「販売王」といった企業向けのソフトウェアを販売するソリマチ株式会社は、かねてからデータバックアップに、目をつけていました。お客様の中でもPC操作が苦手なユーザー様は、USBにデータ保存するのも一苦労。そんな状況でも、お客様に負担をかけることなく安全にデータを守りたい、と考えて行き着いたのがAzureを利用したデータバックアップでした。

施策内容

開発コストを抑えながら、安定稼働できる環境を実現

2012年11月にリリースされた「安心データバンク」の開発期間は6カ月程度です。SMB事業部SMBソリューション課課長の五十嵐武彦様は「元々、WindowsのVisual Studioを弊社では利用していましたが、Azureとの親和性が非常に高く、これまでに培った技術の延長線上で開発するだけで良かった」と振り返ります。実際に開発はスムーズに進み「Azure特有の決まりごとなどはありますが、とくに大きな問題は起きませんでした」と、五十嵐様は説明します。

「会計王」に組み込まれる形で提供される「安心データバンク」は、年度末などサービスが使われる時期が集中します。それでも「ピーク時間となる始業時間の午前早くと夕方だけでなく、先日の消費税増税のようなときにも、問題は発生しませんでした。お客様から『遅くなった』などの声は聞いていません。当初はスピード面で不安を感じていたのですが、これまで大きな問題は起きませんでした」(五十嵐様)と安定した稼働が続いております。

結果

Azureの恩恵で、運用コストを大幅に削減

Azure導入の大きなメリットは、運用面でのコスト削減でした。安全面を確保しつつ、管理コストが下がったのです。「スケールアウトにも自動で柔軟に対応するため、サーバーの増強や備品の追加などはほとんどありません。Windows Updateなど、オンプレミスなら気にしなければいけないことも、手をかけずに済んだ。Azureでなければ、どれだけ工数が増えたか想像できない。1人や2人では済まないですから」と、五十嵐様は笑顔。そのほかにも電源の管理や、セキュリティの管理など、さまざまな作業が、Azureの導入によって代替されています。

また、ソフトバンクC&S社で提供するAzureレポートシステムの利用など、さらなる管理コストの低減にも努めています。五十嵐様は「(Azureレポートシステムは)サッと一目で使用状況を見ることができるのがいい。サービス毎のコストのサマリーを把握できて便利」と口にします。

今後の計画

Azureを使って、クラウドのメリットをお客様へ提供

五十嵐様は「クラウドの利便性を、クラウドを意識させることなく、お客様に提供しようというのが着眼点。これからも、その視点で機能の追加などを考えたい」と将来を見据えます。まずは現在「会計王」だけに組み込まれている「安心データバンク」を、ソリマチ株式会社で提供する他のソフトと連携させることを視野に入れています。「たとえば勤怠のデータを、そのまま『給与王』と連携させたり。1つの PCでは実現しないことを、クラウド上で実現したい」(五十嵐様)。そんな今後の進化を支えるのが、Azureです。

ソリマチ株式会社
1972年、新潟県長岡市で創立。国内に多くのグループ会社を展開し、海外にも2拠点を持つ。
現在は自社ブランドパッケージソフト(業務用・農業用)の販売を中心に、システム開発受託、データ入力受託などを手がける。

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