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VMware vSphere

VMware vSphereとは、VMware vSphere ESXiを含む仮想化ソフトウェアのスイートの総称です。
仮想化プラットフォームを実現します。

  • マルチクラウド

重要なお知らせ

本ページに掲載されている、ライセンスとエディションの情報は 2023年11月時点のものとなります。
今後ポートフォリオが大幅に変更となる予定です。詳細は、本サイトでもご紹介していきます。

2024年3月時点の VMware vSphere 製品ラインの比較が公開されました。

製品概要

業界をリードする仮想化およびハイブリッド クラウド向けプラットフォーム

VMware vSphere (以下、vSphere) は、業界をリードする仮想化およびハイブリッド クラウド向けのプラットフォームとして、大規模環境のシンプルで効率的な管理を可能にするほか、包括的なセキュリティ機能、ユニバーサル アプリケーションプラットフォーム、シームレスなハイブリッドクラウド環境を提供し、デジタルトランスフォーメーションを推進します。最新の VMware vSphere 8.0 では、オンプレミスとクラウドの境界がさらに少なくなり、より大規模な仮想化環境を柔軟に運用できるようになり、モダンアプリケーションのパフォーマンス向上の実現と、あらゆるクラウドの基盤となるスケーラブルでセキュアなインフラストラクチャを提供します。

製品構成

仮想化基盤の中心的存在

vSphere は、物理サーバー上にハイパーバイザー型の仮想化環境を構築する VMware vSphere ESXi (以下 ESXi) や、構築した仮想化環境を管理する VMware vCenter Server (以下 vCenter Server) などを含む仮想化ソフトウェア・スイートの総称です。vSphere を使用することで、中小からエンタープライズ・クラスまでさまざまな規模の仮想化プラットフォームを構築できます。

製品構成01

製品構成02

主な機能

HA:システム障害時のダウンタイムを最小化

障害が発生しシステムダウンした仮想マシンを、別の物理サーバー(ホスト)上で自動的に再起動。自動復旧が可能なため、緊急対応から開放されます。専用のハードウェアおよびソフトウェアは必要ありません。
*100%の仮想マシンの保護を実現するvSphere FT(Fault Tolerance)という機能もあります

HA:システム障害時のダウンタイムを最小化

vMotion:サーバの計画的なメンテナンスが常時可能に

システムが稼働した状態のまま、仮想マシンを別の物理サーバー(ホスト)に移動させ、オンラインのままリソースを再配置します。

vMotion:サーバの計画的なメンテナンスが常時可能に

DRS:仮想デスクトップのパフォーマンスを最大化

システムを稼働状態のまま、仮想マシンを別の物理サーバー(ホスト)に移動させることが可能になります。また、ホスト部のリソース利用状況をモニタリングし、自動的にロードバランシングを行います。

DRS:仮想デスクトップのパフォーマンスを最大化

DPM:サービスレベルを保証しつつ、消費電力を最小限に抑制

仮想サーバーの稼働率が低いときには、DPM( Distributed Power Management)により仮想マシンを片寄せします。また、次の手順で常時節電を実行し、仮想マシンの中断 & 停止を回避します。

  1. リソース稼働率が減少すると少数の ESXi 上に仮想マシンが移動
  2. 仮想マシンが不在となった ESXi はスタンバイモードに移行
  3. ワークロード要求が増えたタイミングで ESXi がオンラインで復帰し、仮想マシンが負荷分散

DPM:サービスレベルを保証しつつ、消費電力を最小限に抑制

vLCM:ホストとクラスタのライフサイクルの管理

vSphere Lifecycle Manager (以下 vLCM) は vSphere 7.0 以降で使用可能な、vSphere 環境のバージョンやパッチの適用状態の管理や修正作業などの仮想化環境のライフサイクルを管理します。vLCM は、vShere 6.0 までの vSphere Update Manager (VUM) の機能に加えて、「イメージ」による管理を可能にします。

vLCM:ホストとクラスタのライフサイクルの管理

Cloud Console:分散する vSphere 環境を一元管理

VMware Cloud (VMC) で使用される一元的なコンソールである「Cloud Console」を使用することで、複数のクラウドやオンプレミス環境に分散して運用している vSphere インベントリ全体を可視化できます。(Subscription ライセンス使用時のみ)

Cloud Console:分散するvSphere環境を一元管理

ライセンス

本ページに掲載されている情報は 2023年11月時点のものです。

ライセンス体系

vSphere のライセンスには、仮想環境の構築に必要なツール一式を揃えたスイート製品「キット」と、CPU 単位で提供する「エディション」の2つがあります。vCenter Foundation は4台まで管理可能です。(ただし vCenter Server 6.5 U1 以降 + vSphere 5.5 以降(4ホスト管理可能))
※それ以外のバージョンでは今まで通り3ホスト管理となります。

ライセンス体系

vSphere の Subscription ライセンス

vSphere は、既存の Perpetual (永続) ライセンスに加えて Term (期間) ライセンスと Subscription ライセンスを選択できるようになりました。
Subscription ライセンスでは、オンプレミス環境とクラウドサービスに分散している vSphere 環境を Cloud Console で一元管理したり、オンプレミス環境に最新機能を迅速に導入できるなど、クラウドに近い形で vSphere を運用できるようになります。

※ご注意※ 2023年9月1日で、vSphere の Term (期間) ライセンスの新規販売は終了となりました。後継はサブスクリプション型の Disconnected Subscription ライセンスでのご提供となります。

ライセンスの比較

Perpetual (永続)
ライセンス
Term (期間)
ライセンス
Subscription
(サブスクリプション)
ライセンス
ライセンスの単位 CPU 単位
(最小1CPU〜)
Core 単位
(最小16コア/CPU〜)
Core 単位
(最小16コア/CPU〜)
製品のメーカーサポート 別途購入が必要 含まれる 含まれる
vCenter ライセンス 別途購入が必要
(Perpetual 版の vCenter のみ対応)
含まれる
(vCenter 数に制限なし)
含まれる
(vCenter 数に制限なし)
ライセンスの期間 永続 一定期間後に
ライセンスキーの再購入・再適用
一定期間後に
ライセンスキーを延長購入
(1年/3年/5年の前払い) (1年/3年/5年の前払い、超過料金は後払い)
ライセンスの管理 Customer Connect で
ライセンスキーの管理・発行
Customer Connect で
ライセンスキーの管理・発行
Cloud Portal で
ライセンスを管理(ライセンスキー無し)
ライセンス認証のための
インターネット接続
不要 不要 必須
VMware Cloud に接続する Cloud Gateway の展開 不要 不要 必須

Subscription ライセンスの vSphere は、既存の Perpetual (永続) ライセンスや Term (期間) ライセンスの vSphere と混在しての利用ができません。 Subscription ライセンスの購入や導入時の注意点などは、以下の「vSphere の Subscription ライセンス」のページをご覧ください。

vSphere+

VMwareは、業界をリードする仮想化およびハイブリッド クラウド向けのプラットフォームである vSphere の新しい提供形態として、vSphere+ の提供を開始しています。 vSphere+ のライセンス体系や使用可能な機能については「 vSphere+ とは」のページをご覧ください。

キット製品

本ページに掲載されている情報は 2023年11月時点のものです。

キット製品

vSphere のキット製品には、「Essential Kit」「Acceleration Kit」の2つがあります。

Essential Kit

物理サーバ 3 台ⅹ 2CPU まで運用可能な小規模スタートに最適なキット

Essential Kit

Acceleration Kit

初めてのお客様に最適な、オールインワンのキット
*お客様のサイト1か所につき1つまで

Acceleration Kit

Essentials Kit の機能一覧

vSphere Essentials Kit vSphere Essentials Plus Kit
概要 統合管理によるサーバーの仮想化と統合 サーバーの仮想化と統合、およびビジネス継続性
ライセンス単位 1セット 1セット
ライセンス権限 3台の物理サーバー(それぞれ最大 2プロセッサー) 3台の物理サーバー(それぞれ最大 2プロセッサー)
同梱される vCenter Server vCenter Server for Essentials vCenter Server for Essentials
機能
ESXi
vMotion
High Availability (HA)
vShield Endpoint
vSphere Replication

Essential からのアップグレードパス

vSphere Essentials キットは下図のような形でアップグレードが可能です。vSphere Acceleration Kit は、通常の vSphere を単体で追加することで拡張可能です。

Essentialからのアップグレードパス

CPUごとのライセンス計算について

1 CPUにおけるコア数の制限が追加されました。
詳細は「CPUごとのライセンス計算について」をご確認ください。

エディション製品と機能一覧

本ページに掲載されている情報は 2023年11月時点のものです。

エディション製品

vSphere のエディション製品には、「Standard」「Enterprise Plus」の2つがあります。vCenter Server は別途購入となります。

エディション製品

エディション製品の比較

vSphere Standard vSphere Standard Acceleration Kit vSphere Enterprise Plus vSphere Enterprise Plus Acceleration Kit
ライセンス・バンドル
ライセンス単位 1 CPU 単位
(ソケット数)
6 CPU・1セット*1
8 CPU・1セット*1
1 CPU 単位
(ソケット数)
6 CPU・1セット*1
同梱するvCenter Server 別途有償 vCenter Server Standard
vCenter Server Foundation
別途有償 vCenter Server Standard
vSphereエディション Standard Standard Enterprise Plus Enterprise Plus

*1 拠点あたり1セットまでの購入となります。それ以上の拡張の場合は、vSphere ライセンスを追加ください。

vSphere エディション製品毎の特長

vSphere
Standard
vSphere
Enterprise Plus
vSphere
Standard
vSphere
Enterprise Plus
vSphere+
Standard
vSphere+
Perpetual ライセンス Term ライセンス Subscription ライセンス
オンプレミス 対応 対応 対応 対応 対応 対応
クラウドとの接続 非対応 非対応 非対応 非対応 対応 対応
ライセンス管理 必要 必要 必要 必要 不必要 不必要
ライセンス単位 CPU CPU Core Core Core Core
vCenter Standard 別途購入 別途購入 製品に同梱 製品に同梱 製品に同梱 製品に同梱

vSphere のエディション毎の機能については、下記のリンクよりご確認ください。

バージョン比較表

構成の上限

vSphere バージョン
vSphere 6.7 vSphere 7.0 vSphere 8.0
Host per Cluster 64 96
(Requires vSphere 7U3)
96
VMs per Cluster 8,000 8,000 10,000
CPUs per Host 768 768 768
RAM per Host 16 TB 24 TB
(Requires vSphere 7U3)
24 TB
VMs per Host 1,024 1,024 1,024
vCPUs per VM 256
(Requires vSphere 6.7U2)
768
(Requires vSphere 7U3)
768
vGPU per VM - 4 8
vRAM per VM 6 TB 24 TB
(Requires vSphere 7U3)
24 TB
Non-Volatile Memory per Host 1 TB 1 TB 1 TB
Non-Volatile Memory per VM 1 TB 1 TB 1 TB
Hosts Managed by Lifecycle Manager - 400 1,000
Hosts per VMware vCenter Server 2,000 2,500 2,500
Powered-on VMs per vCenter Server 25K 30K 30K
Hosts for 15 linked vCenter Servers 5K 15K 15K
Maximum vCenter Server request latency 200ms 250ms 250ms
VM DirectPath I/O device per Host - 16 32

vSphere のバージョンごとの構成上限の詳細については、VMware が提供している「VMware 製品構成の上限ツール」でご確認ください。

関連情報
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