Fabイケメンインタビュー Vol.1 Hayato - 3D Fab|新しいデザイン、ものづくりを紐解く

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Fabイケメンインタビュー Vol.1 Hayato

「3Dプリンター」「Arduino」「電子工作」...そんな単語を聞くと、なんだか真面目で寡黙な男性を思い浮かべ、ちょっぴり近寄りがたい印象を持つ方もいます。そんなギーク男子の中から、キラリと輝くイケメンをライターのたがはらが発見!全5回の連載でお届けします。

DNP_02.jpgライターのたがはらです。デジタルファブリケーションをテーマとした新規事業の仕事を始めて1年、出会った選りすぐりのイケメンをご紹介します。

ものづくりを趣味としている彼らは、夢中になれる自分の世界を持っていて、深く、濃い人付き合いをしており、そして他人の気持ちを考えながら、優しく難しい技術を教えてくれる人ばかり。 「男ばかりのコミュニティだから、なかなか出会いのチャンスがない」という声も聞くので、ひょっとしたら、運命の出会いが見つかるかも!?

第一回は、NT 金沢と呼ばれる、ニコニコ技術部の展示会で出会った、電子工作を中心とした技術サークル「テクノアルタ」のイケメン、Hayatoさんを紹介します。

【プロフィール】
Hayato(27歳)
大手自動車メーカー勤務・技術サークル テクノアルタ所属
身長 171cm 体重60kg 血液型AB型 独身
新潟県出身 栃木県在住
好きな言葉  「行動しなかった後悔より、行動した後悔が良い」
仕事のモットー みんなで気持ちよく仕事する

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本業を持ちながら、趣味でIoTぬいぐるみ「部屋ミク」を開発、プロダクト化も視野に

―Hayatoさんが作っている作品を教えてください。

技術サークル「テクノアルタ」のメンバーと一緒に、初音ミクが朝から晩まで自分の生活をサポートしてくれる、「部屋ミク」を開発しました。

DNP_05.jpgHayatoさんが作った「部屋ミク」。購入したミクのぬいぐるみに、髪飾りやリュックサックをカスタマイズしている。詳細動画はこちら。

朝、目覚ましをスマートフォンで設定しておくと、起床時間に初音ミクが歌って起こしてくれます。SDカードが入れられるので、曲目は自分の自由なもので。また、ぬいぐるみの中にはタッチセンサーが仕込まれていて、撫でると反応したり、お知らせをLEDで表現したりすることもできます。

-かわいい!まるで小さなコンシェルジュですね。具体的に、どんなお知らせがあるんでですか?

朝は目覚ましだけではなく、天気予報をWEBから取得してスマホに通知してくれるようになっています。一目でわかるように、髪飾りのLEDが、雨だったら青く光るなど工夫しています。

また、「部屋ミク」と自分との位置が離れたら、外出したと判断して、スマホに「いってらっしゃい」という通知が出るようになっています。同じように、家に帰ってきたら「おかえり」と喋ってくれるようになっています。

-なんだか彼女みたいですね。(笑) Hayatoさんは「部屋ミク」の、どの部分を担当されたのでしょうか?

主にコンセプト企画と内部機構の基本設計を担当しました。
このテーマを思いついたとき、電子基板とプログラミングのプロトタイプをまずは一人で作ってみました。その後、自分一人ではできなかったアプリケーション開発をはじめ、各部位のレベルアップは、技術サークル「テクノアルタ」のメンバーにお願いして、みんなで一緒に作りあげました。だいたい、2カ月ぐらいで完成しましたよ。また、今も、更に小型化するための基板の再設計やプログラミング、スマホアプリ開発をテクノアルタのメンバーと一緒に進めています。

―そんなに早くできるものなのですか!?

テクノアルタが助けてくれた面も大きいですけど、今はインターネット上にいろいろな情報が掲載されているだけでなく、いろいろなモジュールも普及しているので、やろうと思えば、すぐ取り掛かれるような環境になっているのは大きいですね。学校は情報系でしたけれども、電子工作については、ほぼ独学でやっていました。隙間時間を見つけて...う~ん、一ヶ月後ぐらいにプロトタイプはできてたかな?これが楽しみで、会社から早く帰ったりしていたこともあります。(笑)

-情報系の方にとっても、電子工作って初めてなんですね。私は文系なのですが、そんなにハードルを感じなくても良いように思えてきました。

そうですね、分野にもよりますけど、必ずしもすべての理系が電子工作が得意なわけではないですよ。(笑)

DNP_06.jpgお手製のリュックサックの中には、電子部品がいっぱい。テクノアルタメンバーの協力を得て、小型化を実現したとのこと。

―「部屋ミク」を作ろうと思ったきっかけはありますか?

大学院のときに、「部屋ミク」の前身である、冷蔵庫用の「冷えミク」を作ったのが原点です。もともと、初音ミクが大好きで、家の中のいろんなシーンにミクがいたらうれしいなと思いまして...。

DNP_07.jpg冷蔵庫に置いて使う「冷えミク」。扉を開けると、「やっほー!」としゃべるのだとか。

-なるほど!だから、車のナンバーが39(ミク)なんですね。

よくご存じで...。(笑)

友人にも聞いてみた!「俺が女だったら彼氏にしたい」Hayatoさんの内面

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―Hayatoさんの友人で、テクノアルタを一緒に立ち上げた静丘さんにお聞きします。Hayatoさんのすごいところを教えてください。

まさに彼は、テクノアルタの立ち上げメンバー2名のうちの1人なんです。「冷えミク」が一番初めのプロダクトで、非常にコンセプトが良くて...これをやるには、組織としてのバックアップ体制が必要だと考え、テクノアルタが立ち上がりました。彼はアイデアマンでありながら、回路設計・プログラミング・動画制作など、いろいろなことができて、テクノアルタの中心的存在です。私は彼に影響されて、彼と同じ大学の研究室に入るぐらい、惹かれるものがあります。

―静丘さんの人生を変えた方なんですね。ご本人の性格を教えてもらえますか?

知り合ってかれこれ7年になりますが、本当に、ものすごく、献身的です。困っている人を放っておけないので、逆にいろんな仕事を抱え込んでしまうから、心配ですよ。(笑)でも、決断力はある。私が女性だったら、彼氏にしたいですね!(笑)

―男性からその評価って、すごいですね!けれども、7年も付き合っていますから...弱点なんかも、ありますか?

弱点!?...うーん、割と、イケメンで完璧な人だからなぁ...。(笑)

まぁ、あるとしたら、落ち込むと自分のせいにしてしまうような、責任感がちょっと強すぎてしまう一面はありますね。ほんと、いいやつです。

本業もありつつ、アクティブでチャレンジ精神旺盛!プライベートな一面をのぞき見

DNP_09.jpgプライベートで活動する技術サークル「テクノアルタ」のメンバーと。写真後列中央がHayatoさん。

―ここからは、プライベートな一面をお伺いできればと思います。今は、本業をされながら趣味でこの活動をされているんですね。本業はどんなことをされているんですか?

自動車メーカーで、設計の仕事をしています。コックピット(運転席まわり)のメーターや、フロントガラスに映し出すディスプレイの設計をしています。これも、ミクと同じで、もともと車が好きだったことから就職を決めました。

―好きが仕事につながっているのはうらやましいですね!楽しそう。趣味のほうは、お仕事にはされないんですか?

そうですね、完全に別です。あくまで個人的な趣味の活動なので、それは仕事をしようがしまいが、続けていきたいと考えていました。有り難いことに会社の人も、この活動は応援してくれています!

―なんて素敵な会社さん!電子工作以外にもご趣味はありますか?

実は、会社の同期に誘われたボルダリングにハマっています。2年ちょいですかね。ただ登るだけでなく、どの岩をどの順番で登るかと、頭を使ったりもするので...そういったポイントも楽しいです。

―えー!意外です!頭も良くて、スポーツもできる...さすが、ご友人が完璧と評しているのもうなずけます。...好きな女性のタイプ、お聞きしてもいいですか?(笑)

ん!?...ものづくりができる人がいいですね。趣味なので、理解がないと、どこかでぶつかっちゃうかもしれないです...。

―趣味が一緒だと楽しいですし、お互いに高め合えますもんね。こういったものづくりは、女性が参加していくのにハードルを感じる方もいらっしゃると思うのですが、Hayatoさんは女性とコラボレーションしてみたいことはありますか?

今、テクノアルタには男性がほとんどなので、視点が偏りがちだなぁ、と思うことはあります。そこに女性ならではのデザイン力というか、感性があったらうれしいです。

例えば、さっきの「部屋ミク」だったら、髪飾りのパーツや、LEDの光らせ方、話しかける言葉の選び方といった細かなところで、「こうしたほうがかわいい!」という意見をもらえたら、すごく新鮮です。僕らには、絶対でてこない視点なので...。

―それなら、きっとものづくりに苦手意識を持っている方も参加しやすそうな領域ですね!最後に、そんな「ものづくり、ちょっとハードル高いな」と思っているみなさんにひとことお願いします。

今の世の中は、作りたいものを具現化することのハードルがどんどん下がってきています。まずは調べるなり、いろんなイベントにいってみると、「意外と簡単」「私でもできそう」と思えるようなことがたくさんあります。その最初のステップがつかめれば、どんどんできるようになってきますので、まずは第一歩、ぜひ踏み出してみてください。

―困ったことがあったら、Hayatoさん、助けてくださりますか?(笑)

はい、もちろん!(笑)

―みなさん!言質とりましたよ~!(>▽<)

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本業がある傍ら、パラレルキャリア的に電子工作を楽しむHayatoさんは、本当に輝いて見えました。初音ミクが好きというお気持ちがいろんな方に共鳴して、やりがいにつながるんですね。「こんなの作ってみたいんです」という心を優しく救い上げてくれるテクノアルタ、そしてそのメンバーさんたちは、付き合えば付き合うほどかっこよく見えてきます!掲載しきれませんでしたが、この後、カメラマン女性(お子さん2人)にお子さんの才能を伸ばすためのプログラミング教育の秘訣を伝授していらっしゃいました。きっと将来子供に対しても、自然に技術の英才教育ができてしまう、素敵なパパになりそうですね。

Hayatoさん、今後もたくさんの「みんなが欲しいミク」を作っていってください!

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たがはら(ライター)
印刷会社でデジタルファブリケーションに関する新規事業立ち上げを担当。同時にデジタルファブリケーション業界を盛り上げるための有志チーム「ファブ女」を結成し、衣食住×最先端技術をテーマに、真似しやすいデジタルファブリケーションの在り方を啓発している。名古屋テレビ放送ハッカソン「メイキンクエスト」出演他、様々な展示会・ワークショップを実施。

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