"Release Fast or Die" ~JFrogのご紹介~

JFrogってどんな会社?
JFrogは、2008年にイスラエルで創業した、DevOpsのプラットフォームを開発/提供している会社です。
全世界で5,000社以上の顧客を持ち、その7割がFortune100にリストされるグローバル企業です。イスラエルのネタニアの本社、シリコンバレーの営業本部を含め世界9箇所の拠点では400名以上の従業員(Frog達)が24/7体制でお客様をサポートしています。JFrog Japanは、2018年12月に開設された新しいオフィスです。
JFrogのミッションって何?
デジタルトランスフォーメーション - AIなどを中心とする新しいテクノロジーの登場によって私たちの生活全てが大きく変わろうとしています。そしてその変革の中心となるのがソフトウエアです。今後私たちはソフトウエアによるサービス無くして生きることは困難になるはずです。
しかしその一方、新たなソフトウエアやサービスを生み出すエンジニアや開発者の数がグローバルレベルで圧倒的に不足しています。特にこれから人口が1億人を切ろうという日本においては切実な社会問題とも言えます。
JFrogのミッションは、このギャップを埋めることにあります。エンジニアや技術者の方々がより効率的にソフトウエアを開発し、安全に運用して行けるようにすることがJFrogのミッションです。
創業者の二人Fred SimonとYoav Landmanは、そのビジョンを『Liquid Software』という本にまとめました。
重厚長大なソフトウエアのリリースをする時代はすでに終わっています。流れる「水」のように、小さなリリースを絶え間無く行うことこそ、ユーザーが常に最新のサービスを利用でき、不測の事態にも迅速に対応しセキュリティーを担保できる唯一の方法です。Release Fast or Die - 少し過激なこのタグラインは、JFrogのビジョンそのものです。
JFrogの製品って何?
JFrogの提供するDevOpsプラットフォームは、以下の6つのコンポーネントで成り立っています。
1.ARTIFACTORY:ビルドされたバイナリーを登録・管理するレポジトリー
2.XRAY:成果物に対してセキュリティーとコンプライアンスをチェック
3.DISTRIBUTION:本番サイトに対して読み取り専用でアップデートを配布
4.ACCESS:認証・認可コントロールして開発に関わる「人」を監視
5.ARTIFACTORY EDGE:稼働中の本番環境にソフトウエアをデプロイ
6.MISSION CONTROL:開発状況をエンドツーエンドで管理するダッシュボード
今最も関心の高いセキュリティーに関しては、2019年の1月にRBS社と提携しました。同社が持つ194,000もの脆弱性のライブラリーであるVulnDBを自動的に参照することで、XRAYユーザーはセキュリティーとコンプライアンスの両方をより堅牢に管理・監視できるようになりました。
また、2月にはShippable社を買収しました。2019年の夏を目処にJFrogプラットフォームにはCI/CDの機能が追加され、DevSecOpsをより強力にサポートする予定です。
JFrogがなぜ今広まっているのか?
世界中のあらゆる業界のトップ企業を含む5,000社を超えるお客様が、JFrogのプラットフォームを使ってソフトウエア・サービスを提供しています。
その大きな理由は、以下の5つにあります。
1.エコシステム:全ての関連するパッケージ/プラットフォームに対応している
2.ハイブリッド:オンプレ・クラウドを問わず運用できる
3.HA:ダウンタイムなしで運用できる
4.強化されたセキュリティー:XRAYによってセキュアに運用できる
5.24/7 顧客サポート:常に業界トップレベルのサポートを提供している
JFrog 3つの約束
JFrogには、どの国においても厳守しなければならない「3つの約束」があります。
どれも至極当たり前なことかもしれませんが、その当たり前を愚直にやってきたことが、JFrogが急速に広がっている本当の理由かもしれません。
No push sales
押し売りはしません。
技術的に試していただき、ご理解いただくことに尽力します。
いつ何を買っていただくのかは、あくまでもお客様のご判断です。
No discount
同じ製品であれば、企業規模の大小にかかわらず同じ価格で販売します。
「販社によって見積もりが違う」といったケースを無くすことで、購入の手間や混乱を省きます。
Our job starts from the point of sales
お客様に弊社の製品をお買い上げいただくことがゴールではありません。
JFrogの仕事は、そこからスタートします。
おわりに
この機会にJFrogに関心をもっていただき、弊社の製品をご検討いただければ幸いです。
日本においても「3つの約束」を胸に、開発者の皆様のお役に立てるよう尽力いたします。
この記事の著者:田中克典
カントリーマネージャー
シャープ、東芝を経て、創業期のアドビシステムズに入社。
日本のセールス・マーケティング責任者として3年間で売り上げ倍増。
サンノゼ本社にも7年勤務し社長室長として日本市場での地位確立に貢献。
その後オートデスク株式会社、スタートアップの代表職を経て現職。
趣味はオートバイとゴルフとワンちゃんとのお散歩。

DevOps Hubのアカウントをフォローして
更新情報を受け取る
-
Like on Facebook
-
Like on Feedly