
あなたの企業や学校では、ITデバイスの管理に課題を感じていませんか?Chromebook なら、効率的で安全な運用が可能です。デバイスを従業員や生徒に配布する前に、Google 管理コンソールで適切な設定を行うことで、ユーザーは安全にデバイスを使用することができ、管理者は簡単にデバイスの管理や更新を行うことができます。本記事では、導入後の初期設定を5ステップでわかりやすく解説します!
Chromebook 導入後の初期設定5ステップ
企業登録
Chromebook を管理する最初のステップは、Google Workspace または Cloud Identity の契約です。これらのサービスを契約することで、Chromebook を集中管理するための基盤となる Google 管理コンソール を利用できるようになります。
- Google Workspace : メール、カレンダー、ドキュメントなど、業務や学びに必要なツールも合わせて利用したい場合に最適です。
- Cloud Identity : 既存のメールサービスなどを継続し、ID管理とデバイス管理機能のみを利用したい場合に適しています。
どちらのサービスでも、Google 管理コンソール(admin.google.com)にアクセスし、管理者としてログインすることから始めます。
組織部門の作成
部署や学年、役職など、管理上のグループに分けます。組織部門の作成は階層的な構築が推奨されています。これにより、グループごとに異なる設定やアプリを適用できるようになり、運用開始後の管理を大幅に簡素化します。
企業では営業部や開発部、教育機関では1年生や教員といったグループ分けが可能です。
ポリシー設定
組織部門を作成したら、それぞれのグループに適用するデバイスポリシーを設定します。ポリシー設定は、デバイスの動作やセキュリティに関するルールを定める最も重要な作業です。
- セキュリティ: USBストレージの利用制限、パスワードポリシー、画面ロックまでの時間などを設定します。
- 機能: ゲストモードの許可/不許可、ウェブカメラの利用制限など、用途に応じたカスタマイズが可能です。
- 更新: OSの自動更新を管理し、常に最新のセキュリティが保たれるようにします。
ネットワーク設定
デバイスがスムーズにネットワークに接続できるよう、Wi-FiやVPN設定を事前に行いましょう。
- Wi-Fi設定: 社内や校内のWi-Fi設定をあらかじめ設定しておくことで、ユーザーは端末を受け取ってすぐにインターネットに接続できます。
- VPN設定: リモートワークや遠隔授業で安全に接続するためのVPN設定も、事前にしておくことが可能です。
業務・学習アプリの配布
業務や学習に必要なアプリケーションを事前にインストールしておきます。これにより、ユーザーは端末を受け取ってすぐに仕事や学習を開始できます。
- Google Workspace アプリ: ドキュメント、スプレッドシートなどは、自動で利用可能です。
- Webアプリ/Androidアプリ: Chrome ウェブストアや Google Play ストアから、必要な業務アプリや学習アプリを強制的にインストールする設定ができます。