教育現場で導入されているデバイスとしてChromebook は最も多くえらばれています。今回は、ChromeOS デバイスの種類や特徴をご紹介し、Chromebook が選ばれる理由について解説いたします。
ChromeOSデバイス とは
Google が開発したChromeOSを搭載したデバイスです。クラウドベースに設計されており、動作スピードと安全性が高く、従来のデバイスより簡単なデバイス管理を実現します。ChromeOSデバイスの1種であるChromebookは教育機関ではデバイス世界1位の売上を誇っています。
ChromeOS デバイスの種類と特徴
ChromeOS デバイスは、Chromebook、Chromebox、Chromebase の3種類のモデルがあります。
それぞれの特徴をご紹介します。
Chromebookとは
クラウドベースのアプリを実行する目的で設計された ChromeOSを搭載したラップトップです。
- タッチスクリーン型、タブレット型、タッチペンとの互換性のあるモデルなど様々なモデルから用途にあわせて選択可能
- 軽量で耐久性に優れ、持ち運びにも便利
- 使いやすい、安全、デバイスを共有して使用することも可能
Chromeboxとは
ChromeOS を搭載した小型のデスクトップデバイスです。
- モニターやキーボード、マウスを繋げば、 ChromeOS 搭載のフルデスクトップとして使用可能
- モニターの後ろに取り付けが可能な小型サイズ
Chromebase とは
Chrome OS を搭載した液晶一体型のオールインワンデバイスです。
- 持ち運びには不向きなため、図書館の検索用デバイスなど共有環境での使用に最適
Chromebookが選ばれる理由
起動が早い!動作が早い!
- 起動時間平均10秒のため、授業をすぐに開始でき、子供たちの集中も持続しやすい
- クラウドベースに設計されていて、ハードディスク容量やメモリによる影響を受けにくいため、従来の デバイスと比べて動作が早く、手早い作業が可能
初期設定が簡単
- インターネットに接続し、Google アカウントにログインするだけの簡単設定
シンプルな管理
- 最新のアップデートが自動的に適用されるため、速やかに作業可能
- Chromebook が故障しても、予備機にログインすれば自分のプロファイルにアクセスでき、すぐ授業に参加できる
自動更新
- 2つのオペレーティングシステムが搭載されているため、一方の OSがクラウドを介してバックグラウンドでアップデートを受信している間にも、他方の OSを使って作業できるため、授業中にアップデートしてもほとんど影響しません。
- 数秒で完了するシームレスなアップデートで授業中でも作業を止めない
- ChromeOS は4週間ごとにアップデート
セキュリティソフトが不要
- 悪意のあるサイトにアクセスしても、サンドボックス化により隔離して封じ込め、脅威の拡散を防止できる
- OSが読み取り専用のため、書き込みできずウイルスの影響を受けません
- セーフブラウジングで様々な攻撃に対して警告を出し、ユーザーを守る
- セキュリティチップ Titan Cにより、自動的にデータを暗号化し、データ盗難を防止する
長いバッテリー駆動時間
- 10時間以上のバッテリー駆動時間で授業でも十分対応可能
コスト効率·低価格
- ChromeOS はクラウドベースであるため、追加のソフトウェアや人的リソースも少ない
- ハードディスクやメモリ容量など、必要なスペックが抑えられるため低価格なデバイスを選べる
汎用性
- Chromebook には様々な形状のものがあり、用途にあわせて選択可能
例)タブレット、コンバーチブル、クラムシェル、タッチスクリーン、タッチペン対応等 - 拡張機能を追加インストールすることで、さらに個々で使用しやすくカスタマイズ可能
まとめ
教育現場で Chromebook が選ばれる理由についてご紹介させていただきました。Chromebook は、ICTに苦手意識がある教員のみなさまや低学年の児童でも管理·操作しやすいものになっています。また、Chromebook を管理するための Chrome Education Upgrade(CEU)ライセンスを活用すれば、教育現場に必要なデバイス管理設定を適用して安全に運用することができますので、合わせてご検討ください。