ChromeOS Flex でできること、
できないこと

目次

    ChromeOS Flex

    すでに所有しているデバイスに、安全で管理が容易な最新のクラウドベースのオペレーティング システムを無料でインストールできます。

    ChromeOS Flex でできること

    ChromeOS と ChromeOS Flex では、基盤となるテクノロジーおよび管理ツールが同じです。
    Windows、Mac、Linux デバイスに ChromeOS Flex をインストールすると、ChromeOS のほとんどの機能とメリットを利用できます。

    ChromeOS のメリット

    コスト削減と効率化
    ChromeOSはクラウドベースのため、どこからでもアクセス可能な柔軟な作業環境を提供します。データの同期や共有が簡単に行えるため、場所を選ばない利用が可能になります。

    セキュリティの強化
    多層的なセキュリティ機能を備えており、ウイルスやマルウェアからの保護が強固です。自動更新とサンドボックスにより、常に最新のセキュリティ対策が施され、データの安全性が確保されます。

    クラウドベースの利便性
    迅速なセットアップと自動更新機能により、IT管理の手間を大幅に減少させ、効率的な運用が実現します。

    デバイスの準備が5秒で完了

    ChromeOS Flex は高速で、USB またはネットワークで簡単にデプロイできます。
    クラウドベースのデバイスとしてよりよく機能し、停止時間はほぼゼロになります。

    Google のサポートによりアップグレードされたデバイスを管理

    ChromeOS Flex のデバイスはすべて、Google 管理コンソールから簡単に管理できます。ChromeOS のデバイス管理により、必要に応じていつでも Google の IT 専門家にアクセスできます。

    データとデバイスを予防的に保護

    サンドボックス、実行可能ファイルのブロック、IT コントロールによる組み込みのセキュリティは、デバイスの紛失または盗難時のデータの消失に対する比類のない保護を可能にします。

    ビジネスと地球への利益

    今年だけでも 6,130 万トンの電気電子機器廃棄物(e-waste)が廃棄されると推定されており、これはエンパイア ステート ビル 168 個分の重さです。10,000 のデバイスを ChromeOS Flex に変換することで、電気電子機器廃棄物(e-waste)を 50,000 lbs も削減し、CO2 の放出を減らして、エネルギーを節約できます¹

    ChromeOS Flex でできないこと

    ChromeOS Flex には、Chromebook、Chromebox、Chromebase のみで利用できる ChromeOS とは大きく異なる点があります。

    セキュリティ

    • 確認付きブートと Google セキュリティ チップ: ChromeOS Flex デバイスには Google セキュリティ チップが搭載されていないため、ChromeOS の確認付きブートの手順は利用できません。代わりに、ChromeOS Flex のブートローダー機能が Microsoft で審査、承認されたため、UEFI セキュアブートに対応できます。
    • ファームウェアの更新: ChromeOS Flex デバイスは BIOS ファームウェアや UEFI ファームウェアの管理と自動更新を行いません。代わりに、デバイスの OEM から更新が提供されます。
    • TPM と暗号化: ChromeOS と同様に、ChromeOS Flex はユーザーデータを自動的に暗号化します。ただし、すべての ChromeOS Flex デバイスが、ハードウェア レベルで暗号鍵を保護する Trusted Platform Module(TPM)をサポートしているわけではありません。

    サポートしているVMとアプリ

    • Google Play と Android アプリ: ChromeOS Flex は Android アプリや Google Play をサポートしていません。
    • Parallels Desktop:ChromeOS Flex では、Parallels Desktop を使用する Windows 仮想マシン(VM)の実行をサポートしていません。

    ハードウェアのサポートとパフォーマンス

    • 認定モデルのみをサポート: Google が ChromeOS Flex の動作を継続的に検証しているモデルの詳細については、認定モデルリストをご覧ください。
    • キーボードの違い: ChromeOS Flex デバイスでは、ChromeOS のキーボード レイアウトをご利用いただけません。代わりに、独自の OS のキーボード レイアウトとショートカットがあります。
    • ChromeOS Flex で未検証またはサポートしていない機能: CD / DVD ドライブ
      • 指紋リーダー・FireWire ポート・赤外線(IR)カメラと顔認識カメラ
      • 専用のコネクタとホルダー・入力用タッチペンとアクティブペン
      • 組み込みのマイクロ SIM カードスロット・Thunderbolt の機能

    管理

    • ゼロタッチ登録: ChromeOS Flex では、ゼロタッチ登録はサポートされていません。
    • 自動再登録:ChromeOS バージョン 131 以降では、ChromeOS Flex デバイスの自動再登録がサポートされています。デバイスをワイプした後は、選択した自動再登録のオプションに関係なく、ユーザーのユーザー名またはパスワードを使用して必ず再登録されます。ただし、ChromeOS バージョン 131 以前は、自動再登録がサポートされていません。
    • 確認済みアクセスと確認済みモード: ChromeOS Flex デバイスには Google セキュリティ チップが搭載されていないため、確認付きブートを使用できません。
      ChromeOS Flex デバイスに特化した [確認済みアクセス] と [確認済みモード] の設定を行う必要がある場合は、ChromeOS デバイスが登録されていない組織部門に ChromeOS Flex デバイスを移動してください。こうすることで、ChromeOS Flex デバイスの設定を変更しても、ChromeOS デバイスのセキュリティには影響しません。
    • ロールバック: 現在、ChromeOS Flex はロールバックに対応していません。ChromeOS Flex を使用する際は、最大限のアプリ互換性を確保するため、長期サポート(LTS)チャンネルを使用することをおすすめします。

    ChromeOS Flex の導入を希望される方は、こちらから導入手順をご確認下さい。

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