ご担当者 様、お世話になっております、SB C&SでMicrosoft 365・Azure相談センターを運営している五味です。

先週ご案内した、CSP更新時におけるNCEの自動適用のご案内のレターのアップデート内容はご確認いただけましたか?今週も再掲していますので、もし見逃してしまったという方は必ずご確認お願いします。またパートナーさま向けの説明会も企画しておりますので、決まったらご案内いたしますね。
暑い日が続きますが、業務の合間の息抜きに、今週も最後までお付き合いいただければ幸いです!

:目次:

  1. Microsoft 関連最新情報
    - 相談センターによく寄せられるQA集を公開!
    - 性別や感情などを解析する、Azure Cognitive Services のFace API機能提供を停止
    - [再掲]CSP更新時におけるNCEの自動適用のご案内 他
  2. 営業必読!相談センターによくお寄せいただくQ&A
    - 「Exchange Online」には「グループアドレス」や「共有メールアドレス」はある?
    - SQL Server のサーバー/CAL ライセンスは、Azure ハイブリッド特典を利用した Azure への持ち込みは不可?
  3. 営業にお役立てください!SB C&Sオリジナルコンテンツ

※過去のパートナーレターはweb版で公開中

Microsoft 関連最新情報

相談センターによく寄せられるQA集を公開!

毎週火曜日に配信しておりますこのパートナーレターでは、「営業必読!相談センターによくお寄せいただくQ&A」コーナーにて、Azure・Microsoft 365相談センターによく寄せられる質問とそれに対する相談センターの回答を毎週ピックアップして掲載しております。この度、過去に掲載してきたQAをまとめたQA集を作成いたしました。
日頃の営業にぜひお役立てください。

『相談センターによく寄せられるQA集』ダウンロード >>

性別や感情などを解析する、Azure Cognitive Services のFace API機能提供を停止

多様性への対応とプライバシーへの配慮を踏まえ、米Microsoftは、AIに関する倫理規定を定めた「責任あるAI(Responsible AI)」を改定することを6月21日(現地時間)に発表しました。
これに伴い、Azure Cognitive Services のFace APIにおいて、感情・性別・笑顔・髪の毛・化粧の各要素を認識する機能が廃止されます。また、同Azure Cognitive Services の Azure Video Indexer および Computer Vision における有名人の認識と顔の識別機能の廃止も行われるとのことです。これらの機能は、新規ユーザーへの提供を2022年6月21日以降停止し、既存ユーザーへの提供は2023年6月30日に終了するとのことです。

Microsoftの更新情報はこちら >>
(参考)ITmedia『Microsoft、性別や感情を解析するAI顔認識ツールのAzureでの提供を停止』 >>

[再掲]CSP更新時におけるNCEの自動適用のご案内

CSP更新時におけるNCE自動適用のレターを更新しました。Indirect Reseller の皆様におかれましては、必ずご確認いただけますようお願いいたします。

前回からの変更点

今般、旧CSPで提供されている製品の一部に、NCEにて提供ができない製品が含まれていることが判明いたしました。これについて、お客様がご希望される場合は、旧CSPが継続利用(※継続利用期間は1年。その後の継続利用可否については未定)できるようMicrosoft社より通知がされております。

なお旧CSPによる継続更新は、あくまでもMicrosoft社による一時的な例外措置であり、旧CSPへの残留を推奨するものではございません。弊社としては将来的な旧CSPでの継続利用に関してはMicrosoft社の今後の発表内容に準じますので予めご了承のほどよろしくお願いいたします。

旧CSPの利用を希望される場合の対応

◆従前のご案内
一律解約(現在の契約満了日が属する月の前月15日までに「解約申請」の提出)
◆今回の変更内容
お客様からのご希望があった場合、旧CSPの継続利用が可能に。旧CSP継続利用希望の場合は、現在の契約満了日が属する月の前月15日までに「旧CSP継続申請」の提出必須

補足情報
  1. NCE切り替えについて
    旧CSPはご契約の更新月にNCEへの切り替えが行われます。NCE切り替え後の契約期間は旧CSPで更新された場合と同じになります。NCEの切り替えをご希望されない場合、または、数量・プラン変更などの契約条件の変更をご希望される場合は、満了日の属する月の前月15日までに申請が必要となります。
  2. 適用される条件を変更されたい場合は変更申請
    更新日よりも先にNCEへ切り替えたい場合/ 更新日を変更されたい場合や、支払いサイクルを変更されたい場合は、現在の契約満了日が属する月の前月15日までに切替申請をお願いいたします。
  3. NCEの切り替えを希望されない場合は旧CSP継続申請(update)
    NCEへの切替が困難である場合、一時的な対応として旧CSPでの継続利用が可能となりました。旧CSPでの継続利用をご希望の場合は、現在の契約満了日が属する月の前月15日までに旧CSP継続申請をお願いします。継続申請頂きましたご契約につきましては、旧CSPで1年間更新されます。 
レターの確認・ダウンロード >>

[再掲]【オンデマンド配信】Teamsご契約者向けセミナー『Teams管理のイロハ』

販売店の皆さまを通してTeamsをご契約いただいた企業のTeams管理者の方向けに、Teamsの利活用とノウハウをお伝えするセミナーシリーズをオンデマンド配信を実施中です。

ご担当されているお客さま(エンドユーザーさま)にぜひご案内をお願いいたします。
※弊社商流ではないお客さまへのご案内は固くお断りいたします。

『Teams管理のイロハ』オンデマンド配信のご案内 >>

Teams会議等で利用できるQ&A機能の一般提供開始

TeamsのTeams会議やウェビナーで利用できるQ&A機能の一般提供が開始されました。一般提供開始に伴い、Teams会議のオプション画面に [Q&Aを有効にする] 項目が追加され、簡単にQ&A機能を有効化できるようになりました。
詳細なご利用方法や注意事項についても資料を公開しておりますので、ぜひご確認ください。

マイクロソフト クラウド サポートの記事をチェック >>

TeamsでOfficeの個人用アプリが利用可能に

TeamsにWord、Excel、PowerPointの “個人用アプリ” が追加されました。Teamsの個人用アプリのWord、Excel、PowerPointを追加すると、アプリバーに「Word」などのアイコンが追加され、クリックするとWeb版Wordなどのホーム画面と同じ画面が表示されます。
詳細なご利用方法や注意事項についても資料を公開しておりますので、ぜひご確認ください。

マイクロソフト クラウド サポートの記事をチェック >>

Teams会議上で簡単にExcelの共同編集が可能に

今後、Teams会議の画面共有に「Excel Live」が追加されるとのことです。Excel Liveでは、Excelのブックを参加者が編集できる状態で画面が共有されるため、Teams会議に参加している全員がTeams会議上でExcelを共同編集できるとのことです。

マイクロソフト クラウド サポートの記事をチェック >>
 

営業必読!相談センターによくお寄せいただくQ&A

「Exchange Online」には「グループアドレス」や「共有メールアドレス」はある?

「Exchange Online」には複数のユーザーで利用できる「グループアドレス」や「共有メールアドレス」のような機能はありますか?また、「グループアドレス」や「共有メールアドレス」はメールアドレス単位で利用料金(ライセンス)が発生しますか?

Microsoft 365 相談センターの回答

「Exchange Online」には複数のユーザーで利用できる「配布グループ」と「共有メールボックス」と呼ばれる機能があります。「配布グループ」と「共有メールボックス」のメールアドレス自体は、Exchange Online利用ユーザー(ライセンス契約ユーザー)であれば、追加費用なしで利用できます。
(Exchange Onlineの「配布グループ」と「共有メールボックス」はメールアドレス単位の課金ではありません。)

Microsoft 365 /Office 365(Exchange Online)は、「ユーザーサブスクリプションモデル」のため、「ご利用者」、「ご利用人数」に対してライセンス費用が発生します。

[補足]「配布グループ」と「共有メールボックス」について

「配布グループ」とは…
Exchange Online 利用ユーザーに対して、1つのグループアドレスでメールを一斉に転送/配信できます。
「共有メールボックス」とは…
Exchange Online利用ユーザーが、複数人で1つの共有メールボックス(アドレス)を共有して、メールの送受信ができます。

[補足]社外のユーザーを「配布グループ」や「共有メールボックス」に登録できる?

「配布グループ」
Exchange Onlineの「連絡先」へ登録することで対応ができます。
「共有メールボックス」
「社外の方(社内のExchange Onlineライセンスが割り当てされていない方)」を登録、利用はできません。
社内の「共有メールボックス」を社外の方に利用してもらう場合は、社内のExchange Onlineライセンスを社外の方に割り当て(Microsoft 365ユーザーアカウントとライセンスを払い出し)をすれば、「共有メールボックス」が利用できます。

[補足]共有メールボックス自体にもライセンスが必要になる例外ケースがある!?

基本的に「共有メールボックス」自体にはExchange Onlineライセンスは必要ありません。しかし、以下の場合「共有メールボックス」自体にExchange Onlineライセンスや「追加ライセンス」が必要です!

◆「共有メールボックス」のメールボックス容量を拡張したい場合
「共有メールボックス」のメールボックス容量は50GBですが、さらに容量を使いたい場合、「共有メールボックス」に以下ライセンスを割り当てると、メールボックス容量が100GBに拡張されます。
・「共有メールボックス」に割り当てるプラン:Exchange Online Plan2

◆「共有メールボックス」のメールも監査したい場合
「共有メールボックス」の削除したメールを含むメールを保持、監査したい場合、「共有メールボックス」に以下どちらかのライセンスを割り当てて、「共有メールボックス」の「訴訟ホールド」を有効にしてください。
・「共有メールボックス」に割り当てるプラン
- Exchange Online Plan2
- Exchange Online Plan1 + Exchange Online Archiving

◆「共有メールボックス」でランサムウェア対策をしたい場合
「共有メールボックス」でランサムウェア対策やゼロデイ攻撃の対策をしたい場合、「共有メールボックス」に以下どちらかのライセンスを割り当てて、「Microsoft Defender for Office 365」の設定をしてください。
・「共有メールボックス」に割り当てるプラン
- Exchange Online Plan2 + Microsoft Defender for Office 365 Plan1またはPlan2
- Exchange Online Plan1 + Microsoft Defender for Office 365 Plan1またはPlan2

SQL Server のサーバー/CAL ライセンスは、Azure ハイブリッド特典を利用した Azure への持ち込みは不可?

SQL Server のサーバー/CAL ライセンスは、Azure ハイブリッド特典を利用した Azure への持ち込みは不可でしょうか。
こちらのリンクを見ると、Server + CAL ライセンスでも、SA 付きであれば「Azure SQL Server 仮想マシン イメージに対してライセンス持ち込みを使用することで、これらのサーバーのライセンス モビリティを利用できます」とあります。
この場合デメリットとして考えられることは何になりますでしょうか。「Azure ハイブリッド特典の他の機能は利用できません。」の内容を詳しくご教授いただけますと幸いです。また、上記でライセンスを持ち込む方法についての手順等ございましたら共有お願いいたします。

Azure 相談センターの回答

Server + CAL ライセンスを使用していて、ソフトウェア アシュアランスをお持ちの場合は、Azure SQL Server 仮想マシンイメージに対してライセンス持ち込みを使用することで、これらのサーバーのライセンス モビリティは利用できますが、Azure ハイブリッド特典の他の機能は利用できず、それがデメリットになると思われます。
"Azure ハイブリッド特典の他の機能"というのは、ライセンス モビリティ以外の特典を指しており、具体的にはこちらに記載の通りです。

Azure ハイブリッド特典とライセンス モビリティの違いについて、SQL Server Enterprise Edition のお客様は、高度に仮想化されたアプリケーション用に、オンプレミスで所有しているすべてのコアに対し、Azure の General Purpose SKU で 4つの仮想コアを取得できます。
ライセンス モビリティの場合は、仮想化されたワークロードをクラウドに移動しても、コスト上のメリットは特にありません。また、Azure ハイブリッド特典の場合は SQL Server と高い互換性がある Azure (SQL Managed Instance) の PaaS 移行先が提供されます。

SQL のライセンス モビリティの手順としては下記のようになっております。
・Marketplace から、SQL Server ライセンス持ち込み (BYOL) イメージを取得する。SQL ライセンス付きのイメージが Azure で課金されることはありません。
・Marketplace の Windows Server Virtual Machineに手動で SQL Server をインストールする。
・SQL Server イメージをオンプレミスから Azure にアップロードし、仮想マシンを作成する。

ライセンスの使用については、こちらの License Mobility Verification フォームを使用して、10 日以内に Microsoft に報告する必要があります。

 

営業にお役立てください!SB C&Sオリジナル動画

Microsoft 365 初期ドメイン ご確認方法

申請書提出の際に「ドメインがわからない」というお問い合わせを多く頂いております。そこで、Microsoft 365の初期ドメインを確認する方法を動画にまとめました。ぜひご確認くださいますようお願いいたします。

動画の視聴はこちら >>

NCEと多段商流についてのご説明(5分動画)

Microsoft 365におけるNCEと、多段商流解禁について、それぞれのポイントをまとめた動画を作成いたしました。
説明会のアーカイブも下記にご案内はいたしますが、ひとまずこれだけは覚えていただきたいというポイントを5分にまとめましたので、お手すきの際にぜひチェックしてください。

  • Office 365・Microsoft 365におけるNCE 概要編 >>
  • Office 365・Microsoft 365におけるNCE Q&A編 >>
  • CSP(SW in CSP含む) での多段商流 ご説明動画 >>
  • Azure セールスガイドを公開

    弊社の販売支援体制からインセンティブの手続き、e-Learning コンテンツの案内、よくある質問集など、Azure のイロハを詰め込んだセールスガイドを作成いたしましたので公開いたします。
    ぜひAzure の日頃の営業活動にお役立てください。

    資料のダウンロードはこちら >>
     
    ・編集後記・

    コロナの感染状況がまた深刻な状況になってきて、再び在宅ワークに戻った方も多くいらっしゃるでしょうか。在宅ワーク時の立役者と言えばTeamsですが…先週はTeamsの障害があって大変でしたね(笑)実は日本だけでなくグローバルで障害が起きていたので、Twitterでは「Global nap day」(世界お昼寝デー)などと揶揄されていて、なんだかほっこりしてしまいました。そのくらい気持ちに余裕を持って仕事に取り組みたいものです。
    そんなTeamsですが、ちょこちょこ機能アップデートも重ねられていますので、マイクロソフト クラウド サポートのお知らせ欄もぜひチェックしてくださいね。

    SB C&S 五味

    ◆担当:五味 愛子
    相談センターで公開している「五味ちゃんが徹底解説!~」シリーズのキャラクター「O/M365およびAzure 伝道師 五味メグミ」の元ネタ&中の人。Microsoft 365 相談センターブログも執筆中。NCEに振り回されて、ブログを書く時間がなかなか取れないのがちょっと悩み。

    ■Microsoft Partner Letter 発行元
    SB C&S株式会社
    Office 365・Microsoft 365 相談センター https://licensecounter.jp/microsoft365/
    Azure 相談センター https://licensecounter.jp/azure/

    ■おことわり
    本メールは、過去に Office 365・Microsoft 365・Azure 相談センター ウエブサイトにて資料ダウンロードやお問い合わせをいただいたマイクロソフトのCSPパートナーのご担当者さまや、主催のセミナーにご参加いただいたマイクロソフトのCSPパートナーのご担当者さま、弊社SB C&S営業担当と名刺交換をさせていただいた方を対象にお送りしております。

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