VMware Cloud Provider Program(VCPP)
VCPP は、中小規模企業にクラウドコンピューティングサービスやホスティングサービスを提供するパートナーを対象としています。
製品サブスクリプションモデルを通じて、仮想化のソリューション、アプリケーションを追加料金なしで、柔軟にお客様に提供できます。
- その他
重要なお知らせ
本ページに掲載されている情報は Broadcom 買収完了前の内容となります。
製品概要
VMware Cloud Provider Program とは
VMware Cloud Provider Program(VCPP)は、VMware 製品を月単位のサブスクリプションで利用できる、パートナー企業向けのプログラムです。
VCPP は、IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャー)プロバイダー、クラウドサービス プロバイダー(CSP)、アプリケーションサービスプロバイダー(ASP)、インターネットサービス プロバイダー(ISP)、PaaS(サービスとしてのプラットフォーム) プロバイダーなど、サードパーティーにホスト型サービスを提供するあらゆる企業にとって最適なソリューションです。
通常ライセンスとの違い
通常のライセンスでは原則、エンドユーザーがライセンスを保有し、社内利用のみに限定されます。しかし、VCPP ライセンスは、サービスプロバイダーがライセンスを保有し、他企業へサービス提供することが許諾されています。
また、通常ライセンスの購入後、保守は年次更新となりますが、VCPP ライセンスの場合は月額での課金となります。
契約と課金体系
VCPP はポイントプランでの提供
VCPP は、各製品をホスト型モデルとして提供するために、予約メモリの容量によるポイント消費での課金体系となっています。サービスプロバイダーは、ご利用開始時にポイントプランを選択し、12か月間でのご契約が基本となります。
各プランのポイントが最低利用量のコミットとなり、超えた利用量分は1ポイントごとに追加料金が発生します。上位のプランでご契約していただくほど、1ポイントあたりの単価がディスカウントされます。
ポイントプランの一覧
契約ポイントが大きいほどディスカウントが受けられます。
契約ポイント |
---|
100,000 |
30,000 |
18,000 |
10,800 |
3,600 |
1,800 |
360 |
ポイントプラン例
提供ライセンス
VCPP で使用可能なライセンス
基本プランをご契約いただいたサービスプロバイダーは、「Core」に含まれるライセンスを利用できます。「Core」に含まれないライセンスが必要な場合も、Add-on として利用することが可能です。各ライセンスは仮想マシンの予約メモリでの1GB毎にポイントを消費します。「Core」ライセンスは 7ポイント、「Add-on」は製品によって消費ポイントが異なります。
Add-onの消費ポイントの詳細については、SB C&Sまでお問い合わせください。
「Core」 ライセンス
カテゴリー | 製品名 | ポイント数 |
---|---|---|
マネジメント | VMware vCloud Director | 7 (予約メモリ 1 GB 毎) |
VMware vRealize Log Insight | ||
計測/課金 | VMware vRealize Operations Chargeback | |
Vmware vCloud Usage Meter | ||
ネットワーク | VMWare NSX Data Center SP Base | |
コンピュート | VMware vSphere Enterprise Plus | |
VMware vCenter Server Standard | ||
サポート | VMware Production Level Support |
*「Core」ライセンスは製品毎ではなく、全製品の合計した予約メモリ毎のポイントとなります。
「Add-on」 ライセンス
追加可能製品群 | ポイント数 |
---|---|
VMware vRealize Operations Advanced | 1.75 |
VMware vRealize Operations Enterprise | 3 |
VMware vRealize Automation Advanced | 1.75 |
VMware vRealize Automation Enterprise | 2.75 |
VMware vRealize Network Insigt Advanced | 0.75 |
VMware vRealize Network Insigt Enterprise | 1.5 |
VMware vRealize Suite Standard | 2 |
VMware vRealize Suite Advanced | 3.5 |
VMware vRealize Suite Enterprise | 4.25 |
VMware NSX Data Center SP Professional (upgrade) | 2 |
VMware NSX Data Center SP Advanced (upgrade) | 3 |
VMware NSX Data Center SP Enterprise Plus (upgrade) | 4.5 |
その他... |
ポイント消費の仕組み
VCPP の消費ポイントは利用する仮想マシンの予約メモリ量から算出
VCPPでの課金は、利用される仮想マシンの予約メモリ量と稼働するライセンスによって算出されます。
パワーオン状態にある仮想マシンの予約メモリの容量が課金対象になります。
初期設定では、割当メモリ容量の50%分が予約メモリとなります。
- 予約メモリ容量は管理者側で変更可能
- 予約メモリを50%未満に設定しても課金対象は50%
パワーオフ状態の仮想マシンは、課金対象外になります。
予約メモリ容量に対する課金上限は24GBまでとなります。
予約メモリへの課金上限は24GBまでになります。
左図のように、予約メモリ容量を50GBの仮想マシンを作成・利用しても、24GB分のみの課金となり、26GB分は費用発生致しません。
利用料金のお支払い方法
「月次レポート」で利用料を VMware に提出し SB C&S にお支払い
VCPP をご契約いただくと、利用開始時からの利用量を専用ツール「VMware vCloud® Usage Metar」を使用して算出し「月次レポート」を作成する必要があります。
ご利用月の翌月にVMware社の管理サイト「VCPP Business Portal」で利用量を「月次レポート」でご報告いただき、その利用分の料金をSB C&S へお支払いいただきます。
- 1仮想アプライアンス「VMware vCloud® Usage Metar」を立てて、使用容量を抽出する
- 2専用ツール「VMware vCloud® Usage Metar」で利用量を集計して「月次レポート」を作成
- 3「月次レポート」の利用量を VMware 社の「VCPP Business Portal」で登録
- 4登録された利用量を元に SB C&S が お見積りを提示
- 5お見積り内容で SB C&S に発注し利用料金をお支払い
販売資格
VCPP をお取扱いできるのは「サービスプロバイダー」で Professional 以上の販売店のみとなります。
「サービスプロバイダー」は、通常ライセンスの販売プログラムである「VMware販売パートナー制度(ソリューションプロバイダー)」とは、異なるプログラムですのでご注意ください。
詳細につきましては、SB C&S の担当営業へお問い合わせください。