はじめての Meraki セミナー:サイバーセキュリティ対策編Cisco Meraki SASE で踏み出すゼロトラストの第一歩。
ネットワークとセキュリティをシンプルに

ネットワークとセキュリティをクラウド上で統合管理し、ゼロトラストを強化する手法を紹介する「はじめての Meraki セミナー」がオンラインで開催されました。セミナーでは、世界最大規模のセキュリティ研究機関である Cisco Talos ほかシスコが注力するサイバーセキュリティ戦略の概要に続いて、ゼロトラストへの段階的な移行を支援する Cisco Meraki と Cisco Secure Connect の連携機能などがデモで紹介されました。

はじめてのMerakiセミナー

現在オンデマンドで配信している本セミナーの見どころやポイントをご紹介します。

セキュリティの分野に大規模な投資を行うシスコの戦略

シスコといえば、ネットワーク製品のイメージが強いかもしれない。しかし、現在のシスコはセキュリティとAIの分野に大規模な投資を行い、グローバル市場でさまざまなセキュリティ関連ソリューションを展開している。加えて、Cisco Talos と呼ばれる民間では世界最大規模のセキュリティ研究機関を有するほか、2024 年 3 月には Splunk 社の買収を完了し、最新の脅威インテリジェンスを組み込んで連携を図る取り組みも進めている。
Cisco Talos では、1 日あたり 6,000 億の電子メール、また 1 日あたり 280 万のマルウェアのサンプルを収集し、AI で分析しながら膨大なデータベースとして蓄積している。このことが幅広いネットワーク製品、セキュリティ製品をラインナップするシスコならではの強みであることは言うまでもない。

シスコセキュリティのソリューション ラインナップ

VPN 接続の脆弱性を解消する Cisco Secure Connect

昨今の報道をみても、その勢いが収まることのないサイバー攻撃の被害。この中でランサムウェアなどの感染経路として最も大きな割合を占めているのが、VPN 機器からの侵入だ。そのため、ネットワークを介したサイバー攻撃をいかにして防ぐかは、企業の最優先のセキュリティ課題となっている。
セミナーでは、その対策として Cisco Secure Connect を使った手法が紹介された。通常の VPN 接続では、リモートユーザーは拠点にあるルーターにアクセスするが、このルーターは不特定多数の通信を受け付けることになるため、これが VPN の脆弱性、リスクとして指摘されていた。
Cisco Secure Connect の導入によって、リモートアクセスの境界はクラウド上にシフトする。これにより拠点のルーターが不特定多数の通信を受け付けることはなくなり、境界のセキュリティはクラウドサービスによって最新状態が保たれるため、管理者に新たな負荷をかけることなく、安全なリモートアクセスの利用が可能になる。

リモートアクセスの境界をクラウドへシフト

Cisco Meraki でネットワークとセキュリティを統合管理

セキュリティポリシーは、リモートユーザーによる外部からの通信だけでなく、オフィスに出社している社員による内部からの通信、拠点間の通信にも適用されるのが理想だが、守備範囲がとても広く管理者の大きな負担となる。しかし、Cisco Secure Connect の機能は Cisco Meraki の管理と統合されるため、セキュリティポリシーも一元的に管理することができる。
つまり、あらゆる経路の通信に一貫したセキュリティポリシーを手軽に適用することで、クラウドからゼロトラストを強化することができるのだ。

Meraki + Secure Connect = シンプル

統合管理のメリットはトラブルシューティングで明確に

ダッシュボード画面から一元管理、コントロールできることは、スモールスタートした後の運用においても大きなメリットとなる。例えば、管理対象として新たな拠点を追加したい場合、数回のクリックでIPアドレスやドメイン情報などを入力することなく、Cisco Secure Connect を介した通信や SASE 機能の追加設定などを行うことができる。
これは拠点にある機器構成がすべてクラウド上で管理され、ダッシュボードに集約される Cisco Meraki ならでは機能だ。これによりネットワークとセキュリティの統合管理が実現し、何らかのインシデントが発生した際の問題の切り分けが容易になる。一般的に後から付け足すという方式は「ツギハギ問題」を生じさせやすいが、統合型の SASE によりマルチベンダーの管理課題に悩まされることもなくなる。

Meraki 総合管理のメリット

自動アップデートでセキュリティ対策を最新に

また、導入した後のネットワーク機器、ファームウェアの脆弱性の管理、アップデート作業も、ネットワーク管理者にとって大きな負担となっている。この点でも、ダッシュボードでファームウェアのステイタスなどを一元管理できる Cisco Meraki であれば、潜在するリスクに即座に対処することができる。こうした管理者のルーティンワークを効率化できる点も、Cisco Meraki の見逃せないメリットだと言えるだろう。

クラウド管理 = セキュリティもシンプルに

手軽に始められる SASE

Cisco Secure Connect の導入に際しては、目的に応じて 4 種類のライセンスが用意されている。他社の SASE 製品は購入するライセンス数の最小単位が大きいため、コストの問題も含めて購入がためらわれる場合があるが、Cisco Secure Connect は 1 ライセンスからの購入が可能となっている。クラウドからネットワークとセキュリティを統合管理する SASE を段階的に拡張したいと考えている企業は、Cisco Meraki と Cisco Secure Connect でゼロトラストの第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。

Secure Connect ライセンス-パッケージ-

ライブ Q&A で飛び交う現場の疑問と解決策

デモが終了した後の Q&A では、セミナーの参加者から「こういうケースでは経路はどうなる?」「拠点間の通信は?」「クライアント側への影響」など、日々の現場でよく起きる管理者の視点で多数の質問が寄せられ、Cisco Meraki SASE への関心の高さがうかがえた。

「Cisco Meraki SASE とゼロトラストの導入が、どれほど管理をシンプルかつ効果的に変えるか、さらに深く理解するには、ぜひオンデマンド配信やライブ Q&A へのご参加をお勧めします。
オンデマンド配信では、ユースケースやデモを含めたダイジェスト動画を通じて、Cisco Meraki のセキュリティ機能や管理のシンプルさをよりリアルに体感できます。また、ライブ Q&A では Cisco のエキスパートが皆様の疑問に直接お答えし、参加者限定の資料もご用意しています。

ネットワークとセキュリティ管理の新しい形に向けて、今すぐオンデマンド視聴、または次回のライブセミナーへの参加をご検討ください。

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はじめてのMerakiセミナー:
サイバーセキュリティ対策編

はじめてのMerakiセミナー

セキュリティ強化と「運⽤のシンプル化」を両⽴させる⽅法とはなにか、無理なく段階的に進められる「脱 VPN」と、SASE / ゼロトラストのアプローチをご紹介します。