関西電力株式会社 さま
用途に応じたブラウザの切り替えを自動制御する「ThinBridge」を採用
手作業の軽減により、業務の生産性向上を実現
- その他
課題と導入理由
関西エリアを中心に電気事業やガス供給事業などを展開する関西電力株式会社。業務の効率化に向けてデジタルを活用したワークスタイル変革に取り組む同社では、Microsoft 365 や Box といったクラウドサービスの利用基盤として仮想デスクトップ(VDI)の導入を進める中で、用途に応じたブラウザの切り替えを自動制御するリダイレクトソリューション「ThinBridge」を採用。これにより、Google Chrome と Internet Explorer の 2 つのブラウザを手動で使い分ける手間を回避して、すべての従業員が意識することなく生産性向上というメリットを享受しています。
導入ソリューション
- ThinBridge
- 特定のブラウザからその他のブラウザへURLに応じて自動でブラウザを切り替えて、シームレスなブラウザ環境を提供
導入効果
- 導入前の課題
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- 用途に応じたブラウザ(IE と Chrome)の切り替えで生じるユーザーの負荷
- ユーザーの用途に応じた、切り替えルールの制御
- 導入後の効果
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- ブラウザ切り替えの自動制御による生産性の向上
- サポートが終了する IE の延命措置
お客様の声
「当社の従来の環境は、IT 面ではストレージ容量に制限があることから、多くのユーザーがメールやファイルデータの整理に追われるほか、業務面でも大規模な組織ならではの階層的な意思決定プロセスや、出張などで発生する移動時間など、効率性の改善が求められるいくつもの課題がありました。そこで、2019 年度からはデジタルワークスタイル(DWS)の推進を目標に掲げ、生産性の向上と新たな付加価値の創出を支える仕組みづくりに取り組んでいます」
「用途に応じてブラウザを使い分けることは、ユーザビリティや生産性の低下につながります。セキュリティのルール上、FAT PC 側に導入する Chrome については指定URLのみにアクセスし、不特定のURL にはアクセスさせない制御要件もありました。これらの問題を解決するためには、ブラウザの切り替えを自動制御する新たな仕組み、ブラウザリダイレクトソリューションが必要でした」
関西電力株式会社
IT 戦略室
情報通信技術グループ
川合 昭徳 氏
「FAT PC で Chrome を例外的に利用しているユーザーが一部あり、定義ファイルに依らずにブラウザを切り替える回避策が必要だったからです。そこで定義ファイルをチェックするツールを開発し、事前に案内することでスムーズに展開することができました」
関西電力株式会社
IT 戦略室
情報通信技術グループ
三ヶ島 修平 氏
「ユーザー区分に応じたブラウザリダイレクトの自動制御、定義ファイルの一元管理と効率的な配布、Microsoft 365 の URL 変更への対応、マルチブラウザ対応など、ThinBridge は関西電力様が求めるすべて要件を満たしていました。VDI ソリューションにもリダイレクトの機能は標準装備されていましたが、これはあくまで VDI ユーザーに限定された機能で、FAT PC と使い分けるユーザー区分に対応できませんでした。この他にも ThinBridge には、1024 バイト 以上の URL 長への対応、画面ホップ数がシンプルといったメリットがあり、その優位性は明らかでした」
株式会社オプテージ
ソリューション事業推進本部
ICT ソリューション部門
電力IT 基盤部
電力IT 基盤第2チーム
竹下 皓 氏
*所属・役職等は、取材当時のものです。
社名 | 関西電力株式会社 |
設立 | 1951年5月1日 |
資本金 | 4,893億円 |
従業員数 | 8,770名(グループ全体:31,933名。2021年3月現在) |
事業内容 | 電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業など |
URL | https://www.kepco.co.jp/ |
社名 | 株式会社オプテージ |
設立 | 1988年4月2日 |
資本金 | 330億円(関西電力100% 出資) |
従業員数 | 2,676名 |
事業内容 | 電気通信事業、有線一般放送事業、小売電気事業、 情報システム・電気通信ならびに放送に関するシステム開発/ 運用/保守業務の受託 |
URL | https://optage.co.jp/ |