GIGA端末の耐用年数はどれくらい?予算編成に必須!更新の必要性から更新のポイント・注意点まで解説!


GIGAスクール構想が2019年からスタートして以降、約6年が経過し、端末の劣化や故障リスクなど、端末を更新する必要性があります。しかしどの程度で更新すべきか、更新しないリスク、効率的に更新するにはどうすればいいのかなど確認したいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、GIGA端末の耐用年数はどのくらいか、端末更新の必要性、GIGA端末更新のポイントと注意点を解説します。
GIGA端末の耐用年数とは?
GIGA端末の耐用年数を国の推奨している内容とともに、理由を解説します。
GIGA端末とは?
GIGA端末とは、GIGAスクール構想における児童生徒に1人1台配布されるパソコンやタブレットなどの学習用端末です。
GIGAスクール構想とは、文部科学省主導で2019年から推進している国策で、児童生徒へ1人1台端末の配布や高速・大容量の通信ネットワーク整備などを通じて学校のICT環境を整備・活用することにより、教育の質を向上させ、すべての子どもたちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現を目指すものです。
GIGAスクール構想は現在、2024年度から第2期の「NEXT GIGA(ネクストギガ)」に入っており、第1期で整備された端末の更新やネットワーク整備をさらに強化させ、第1期の問題点へ対応しています。NEXT GIGAにおいては、新たな基準の端末が求められています。
耐用年数は4~5年程度
一般的に、ICT端末の耐用年数は4~5年といわれています。その理由として、以下の点が挙げられます。
・バッテリーの劣化
パソコンやタブレットの端末に備わるバッテリーは、使用するにつれて劣化していきます。バッテリー寿命は一般的におおむね3~5年といわれています。
・長期利用の故障リスク
長期間利用していると、故障リスクが生じるため、耐用年数を目安に換える必要があるでしょう。
・Windows 10サポート終了
WindowsのOSであるWindows 10のサポートは2025年10月14日に終了しました。そのため、Windows 10が搭載されている端末は、Windows 11にアップデートする必要があります。もし端末がWindows 11に対応していない場合は、買い替えも検討しなければなりません。
・AIなど技術進化に対応するスペック不足
AI(人工知能)を活用した児童生徒の学びは今後さらに促進させていく必要があります。そのため、現行端末が、AIなどの技術進化に対応するスペックとして不十分であることも考えられます。児童生徒の学びのためにGIGA端末を更新し、技術進化に対応できるようにしておくことは重要です。
GIGA端末更新の必要性
多くの学校が、GIGA端末の更新時期を迎えています。
GIGA端末導入から4~5年経過
GIGAスクール構想が2019年12月から始まって以来、1人1台端末が浸透していますが、2024年度から耐用年数の目安である4~5年が迫り、多くの学校で更新が必要になると考えられます。
文部科学省の方針
文部科学省は、2024年時点でGIGAスクール構想第2期を進めるにあたり、今後5年程度かけて端末を計画的に更新するとともに、端末が故障した場合に子どもたちの学びを止めないよう、予備機の整備を進める必要があると示しています(※1)。
予備機とは端末故障時に児童生徒の学びが途切れないよう、あらかじめ準備しておく端末のことです。
※1 出典:文部科学省「令和7年度教育DX・GIGAスクール構想関係予算(案)の内容」
学校現場の「2025年問題」
2025年度には、全国の小中学校に支給された端末の約7~8割が更新時期を迎えました。これを受けて端末更新が本格化し、学校現場においては計画不足や対応の遅れ等から、「2025年問題」と呼ばれることもあります。
今後、さらに更新を検討する学校が増えていくでしょう。
GIGA端末更新のポイントと注意点
GIGA端末の更新にあたって、次のポイントと注意点を押さえて実施しましょう。
端末更新計画の立案
第1期で導入した端末の状況を把握し、更新のタイミングや台数を計画的に決めておくことが大切です。その際には、端末に関する不具合の問い合わせ件数や故障率、また不具合や故障の原因なども視野に入れる必要があります。
端末更新補助金制度の活用
新たな端末を導入するためには費用がかかります。もし予算費用が増大することに懸念がある場合、補助金を利用することも一案です。
GIGAスクール構想の第2期においては、端末更新にあたり、端末整備に関する支援制度が創設されました。文部科学省の2024年度(令和6年度)補正予算(※2)において、公立学校の端末整備に関して、都道府県に設置した5年間にわたる基金により、支援を継続することが記載されています。補助額は1台あたり5.5万円、予備機15%以内、補助率3分の2となっています。
【関連コラム】GIGA端末の補助金にはどんなものがある?公立・私立別の注意点と手続きの流れを解説!
旧端末の適切な処分
旧端末については、小型家電リサイクル法に基づいた適切な処分を行う必要があります。法に基づき、認定された事業者へと処理を委託しながら、資源のリサイクルを進めます。
処理の前には、個人情報の漏洩防止を徹底することが重要です。端末内のデータの完全消去、物理的な破壊などを通じて、適正に処分することが欠かせません。
児童生徒の学習効果向上の好機として活用
端末更新は、単なる機器の買い替えで終わらせず、児童生徒の学習効果を高めるための機能強化の機会と位置付けましょう。
GIGAスクール構想では、児童生徒の「個別最適な学び」を進めることが目指されています。個別最適な学びとは、簡単にいえば、従来の一斉指導型授業では対応しきれなかった、生徒一人一人の理解度や興味、学習ペースの違いに寄り添う学びのあり方です。教師が生徒一人一人の学習進度や理解度などに合った指導をし、児童生徒が自ら興味や関心、目標に基づいて学びを選び、進めていくことで、学習効果を最大限に発揮できるようになります。
学習効果を高めることを一つのゴールと据え、端末選定から導入を実施することは、児童生徒の学びと成長に良い影響をもたらすでしょう。
効率的な端末更新をサポートする民間事業者の確保
端末更新にあたっては、端末選びから始まり、適切な導入、キッティング・初期設置などさまざまな専門的タスクが控えています。
そのため、学校の教員や関係者だけでは知見やノウハウに欠けることもあるかもしれません。その場合は、端末更新そのものをサポートする民間事業者を確保することも一案です。
民間事業者を選定する際にも、先述のように、“単なる端末更新”で終わらせないために、今後の新しい教育の方向性と具体的な授業イメージなどを共有しながら、伴走してくれる事業者を選ぶことにより、効果につながるでしょう。
まとめ
GIGA端末の耐用年数は4~5年といわれており、更新が進められています。更新は端末の不具合や故障などの早期予防につながるほか、子どもたちの学びを次のステージへ進める重要な機会でもあります。
SB C&Sでは、GIGA端末導入に当たって、端末選びから機器の導入、活用、保証まで一連の流れをサポートしております。
端末の延長保証サービスやデバイス故障時の補填サービス、管理コンソール設定からキッティングまで対応するサービス、端末下取り・買取りサービスなど多彩なメニューをご用意しております。
「端末の選定やキッティング、誰に頼めばいいのかわからない」「導入後の運用面やセキュリティ面で懸念がある」「故障やトラブルの問い合わせ対応に負担が大きい」など、GIGA端末はもちろんのこと、その他のことでもお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

