VMware vSAN
ハイパーパイザーに統合されたシンプルで高性能な仮想化ストレージです。
- マルチクラウド
重要なお知らせ
本ページに掲載されている、ライセンスとエディションの情報は 2023年11月時点のものとなります。
今後ポートフォリオが大幅に変更となる予定です。詳細は、本サイトでもご紹介していきます。
製品概要
サーバー内蔵ディスクを共有ストレージに
vSAN は、ハイパーパイザーに統合されたシンプルで高性能な仮想化ストレージです。vSAN の機能そのものは vSphere カーネル自体に組み込まれているため、ストレージ管理に専用の GUI は必要なく普段から使い慣れた vSphere Web Client からの一元管理が可能で、オーバーヘッドも少なく高パフォーマンスを実現します。
従来の共有型ストレージアレイを不要とするため、コストを抑えたエンタープライズクラスの高可用性ストレージシステムの構築が可能です。
導入のメリット
vSAN は、Software-Defi ned Data Center の核となる構成要素であり、次のようなメリットがあります。
シームレスな拡張
- ハイパーバイザーや主要なクラウドへの組み込み
- 既存ツールのコンピューティング環境やストレージでの使用
- 既存の投資の保護と最適化
優れた柔軟性
- フル スタックの HCI とデジタル基盤への拡張
- ベンダーが提供する認定ソリューションのニーズに応じた選択
- ポリシーベースの管理下でのリソースの統合
クラウドならではの汎用性
- エッジからコア、クラウドまでの一貫性のある運用
- 保存中および転送中のデータのセキュリティ確保
- 数百のパブリッククラウドプロバイダーへの対応
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特長
シンプル、高パフォーマンス、コストの削減
vSANの特徴は、クリック2回でインストールができ、vSphere に統合された管理など非常にシンプルであることに加え、vSphere カーネル自体に組み込まれ、フラッシュによる高速化など高いパフォーマンスを発揮できる点があげられます。 さらに、専用の共有ストレージが不要であるため、コストを大幅に削減ができることも重要なポイントです。
非常にシンプル
- クリック2回でインストール
- vSphere Web Client に統合された管理
- ポリシーベースの運用
- 各種 VMware スタックとの高度な統合
高いパフォーマンス
- vSphere カーネルに組み込み
- フラッシュによる高速化
- 64ノードクラスタおよびオールフラッシュ構成字で600万 IOPS 超を実現
- 細かい単位で増設が可能で、増設時のパフォーマンスもリニアに増加
高い TCO(総所有コスト)の削減
- 専用の共有ストレージが不要であるためコストを大幅に削減
- 小さく始められるため、無駄な先行投資が不必要
- 必要に応じて柔軟な拡張投資が可能
- 専門スキルが不要
- 高度な自動化による簡単な操作
柔軟な拡張
利用シーン
ビジネスクリティカルなアプリケーション
Oracle、Exchange、SAP などのビジネス クリティカルなアプリケーションにエンタープライズ クラスの信頼性、セキュリティ、パフォーマンスを提供します。
リモート オフィスおよび支社の管理
リモートオフィスや支社に専任の IT スタッフがいなくても集中管理できます。
仮想デスクトップ インフラストラクチャー
小規模な構成からスタートし、必要に応じてダウンタイムなしで拡張できるため、インフラストラクチャーコストを削減できます。
ディザスタ リカバリ
IT スタッフがいないリモート ディザスタ リカバリ サイトでもデータを保護。インフラストラクチャーコストを削減して、ディザスタ リカバリ(DR)の運用と管理を簡素化します。
一つ先のインフラ環境「ハイパーコンバージドインフラ」とは?
サーバー仮想化がエンタープライズ IT の技術としてすっかり根付き、次に注目を集めているのがストレージの仮想化です。サーバーとともにストレージも仮想化することによって、IT リソースの動的な運用と、それに伴うコスト削減、俊敏性の高いインフラ運用が可能になります。さらにネットワークも合わせて仮想化することにより、ソフトウェアでデータセンターのインフラ全体を動的に制御できる SDDC(Software-Defined Data Center)への道が開けるようになります。
このストレージの仮想化、そしてネットワーク仮想化を効率的に実現できる方法として、現在大きな注目を集めているのがハイパーコンバージドインフラ(HCI)です。
非常にシンプルな構成でハイパーコンバージドインフラ(HCI)を提供
vSAN による(HCI)は、従来の仮想化環境や一般的な HCI と比較して、「シンプルな構成」「柔軟な拡張性」「運用負荷の軽減」という3つの特長があります。
「ハイパーコンバージドインフラ」の実現方法、選択のポイントは
ダウンロード資料「ハイパーコンバージドインフラ、選択のポイント」でご紹介しています。
エディション
vSAN の購入概念
vSAN は、「Standard」「Advanced」「Enterprise」の3つのエディションが用意されており、物理 CPU 単位で購入が可能です。
CPUごとのライセンス計算について
1 CPUにおけるコア数の制限が追加されました。
詳細は「CPUごとのライセンス計算について」をご確認ください。
エディションの比較
Standard | Advanced | Enterprise | Enterprise Plus | |
---|---|---|---|---|
ストレージポリシーベースの管理 | ● | ● | ● | ● |
分散仮想スイッチ | ● | ● | ● | ● |
ラックの認識 | ● | ● | ● | ● |
ソフトウェアチェックサム | ● | ● | ● | ● |
オールフラッシュ構成 | ● | ● | ● | ● |
iSCSI ターゲットサービス | ● | ● | ● | ● |
QoS ‒ IOPS の制限 | ● | ● | ● | ● |
CNS コントロールプレーン | ● | ● | ● | ● |
vSphere CSI ドライバー | ● | ● | ● | ● |
共有 witness* | ● | ● | ● | ● |
重複排除/ 圧縮(オールフラッシュのみ) | ● | ● | ● | |
RAID-5/6 イレイジャーコーディング(オールフラッシュのみ) | ● | ● | ● | |
vCenter 内の vRealize Operations Manager ダッシュボード | ● | ● | ● | |
保存データの暗号化* | ● | ● | ||
vSAN ストレッチクラスタ | ● | ● | ||
ファイルサービス* | ● | ● | ||
HCI メッシュ* | ● | ● | ||
Data Persistence Platform* | ● | ● | ||
vRealize Operations Advancedのバンドル | ● |