AIが校務のパートナーになる時代へ。
「Copilot+ PC」が教育現場のDXを加速させる理由とは?


学校現場では校務DXが推進されていますが、利用するパソコンの性能を見直すことも効率化のために必要です。
よりパソコンを効率的に活用し、一歩先の校務を進めるには、AIの活用が有効です。近年では、これまでにないAI体験を実現する次世代PC「Copilot+ PC」に注目が集まっています。
そこで今回は、「Copilot+ PC」の概要から一般的なPCとの違い、活用メリット、校務DXに貢献する理由、具体的な活用例までご紹介します。
「Copilot+ PC」とは?
「Copilot+ PC」とはどのようなパソコンなのか、また一般的なパソコンとの違いについて解説します。
「Copilot+ PC」とは?
「Copilot+ PC」とは、AI処理に特化した次世代のWindows PCです。
AI処理専用のプロセッサーである「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を搭載しており、PC本体上で高度なAI処理を実行できる点が特長です。
また、NPUは電力効率に優れているため、消費電力を抑えつつ長時間のバッテリー駆動を実現します。
「Copilot+ PC」と一般的なパソコンとの違い
「Copilot+ PC」は、従来のパソコンと比べてAI処理に特化している点が大きな違いです。特に重要なのは、「ローカル環境でAI処理が可能」である点です。
従来のWindowsパソコンでも「Copilot」などのAIを利用できますが、多くの場合はインターネット経由でクラウドサーバにデータを送信して処理する仕組みになっています。よってインターネット接続がない環境では利用できません。
一方、「Copilot+ PC」はデバイス上でAI処理を行うため、オフライン環境でも利用可能です。校務で扱う機密性の高いデータを外部に送信することなく処理できるため、教育現場に不可欠な高いプライバシー保護とセキュリティを両立しています。
「Copilot+ PC」活用のメリット

「Copilot+ PC」を活用することで、次のようなメリットが得られます。
高速処理が可能
ローカル環境での高速なAI処理により、各種業務やアプリケーションの処理を効率化できます。
長時間の連続駆動が可能
NPUの高い電力効率により、長時間のバッテリー駆動が可能です。日中の業務を通して安定した利用ができます。
独自のAI機能により作業効率化
「リコール機能」などの独自AI機能により、必要な情報への迅速なアクセスや作業効率の向上が実現します。
主な独自のAI機能
リコール機能:
ドキュメントやWebサイト、アプリの操作履歴をAIが記録し、過去の作業内容を自然な言葉で検索・再開できます。
セマンティック検索:
曖昧なキーワードでも意図を理解し、ファイル検索や設定変更をスムーズに行えます。エクスプローラーやWindows設定画面などで利用可能です。
コクリエイター:
手書きのスケッチやテキストから、AIが画像を生成します。
クリックTodo:
選択したテキストや画像の内容を解析し、要約・書き換え・編集などの操作を提案します。実行したいタスクは1クリックで実行可能で、作業効率を大幅に向上させます。
高いセキュリティ性能
AI処理をローカル環境で実現できるため、データを外部に送信する必要がなく、情報漏えいリスクを低減できます。
「Copilot+ PC」が校務DXに貢献する理由

「Copilot+ PC」には、その特長により校務DXの推進に大きく寄与します。
クラウド化を促進
文部科学省は「次世代校務DX」として、校務系・学習系ネットワークの統合やクラウド活用を推進しています。
こうした環境ではデータ量や処理負荷が増加しますが、「Copilot+ PC」の高い処理性能により、快適な業務環境を維持できます。
ペーパーレス化と業務効率化を同時に実現
校務DXにおいては、紙ベースの業務からデジタル化への移行が重要です。
従来の校務では大量の紙資料の印刷・配布や、手作業によるアンケート集計は当たり前でした。校務DXを進めるにあたっては、資料作成・配布やアンケート調査はデジタル上で実施することで、業務の効率化が期待できます。
その際、「Copilot+ PC」では、AIを活用した効率的な案内文や資料作成を行えます。さらに、PC内部で動作するAIがアンケート調査結果の分析・グラフ化を迅速に支援します。
業務を妨げないセキュリティ対策
次世代校務DXでは「ゼロトラスト(すべてのアクセスを検証する)」の考え方が重要視されています。
「Copilot+ PC」は通信経路の暗号化やWebフィルタリングに対応するだけでなく、Windows Hello(顔認証)などの多要素認証による生体認証を強化していることで、なりすましのリスクを低減します。
また、バックグラウンドで行われるセキュリティ監視は高性能なNPUが効率的に処理するため、業務中でもパソコンの動作が重くなる心配はありません。
【関連リンク】
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「Copilot+ PC」の校務における活用例

「Copilot+ PC」の校務における具体的な活用例をご紹介します。
リモートワークの促進
次世代校務DXによりロケーションフリー化が進み、学校以外の場所からでも校務システムへアクセスができるようになりました。その結果、自宅や出張先でも安定したネットワークを利用でき、教職員のリモートワークを後押しします。
災害時の児童生徒や保護者との連携
信頼性の高いクラウド環境を構築しておくことで、大規模地震などの災害時にも児童生徒や保護者への連絡を滞らせることなく行えます。また、Microsoft 365などのクラウドを活用することで、災害時でもデータが守られ、どこからでも安全にアクセスできます。
「Copilot+ PC」なら、高性能なNPUによりシステム全体の処理が効率化され、ストレスのない速度で情報を共有できます。
保護者アンケートの効率的な実施
保護者アンケートは、オンラインのフォーム作成ツールであるMicrosoft FormsやGoogleフォーム、Excelなどを活用することで、集計作業を大幅に効率化できます。さらに、アンケート結果の要約や傾向分析を迅速に行えます。
保護者へのお知らせ・進路案内の作成
保護者へのお知らせや進路案内は、紙による配布ではなく、アプリでの配信を活用することで、印刷・配布コストを削減します。コクリエイター機能といった独自のAI機能を活用することでクリエイティブな挿絵を作成でき、資料の質を高めることができます。
日程調整・申請業務
保護者対応などの日程調整や各種申請業務は、フォームやスケジュール管理ツール、Web申請を組み合わせることで効率化できます。これまで手作業で行っていた確認・整理・申請といった作業の大幅な時間削減につながり、教職員の負担軽減が期待できます。
Web会議の効率化と情報共有
オンライン会議や保護者面談、校内打ち合わせなどのWeb会議では、会議内容の要約や議事録の作成を効率化でき、会議後の整理作業の負担軽減や時間削減が期待できます。さらに、ライブキャプションの翻訳機能を活用することで多言語での円滑なコミュニケーションも可能になります。
まとめ
「Copilot+ PC」はAI時代の校務を支える新たな選択肢となるパソコンです。ローカル環境下での高いセキュリティと高速なAI処理を実現することから、校務DXの推進を強力に後押しします。
また、さまざまな活用用途があることから、ぜひ目の前の校務を効率化させる方法を検討してみてください。
SB C&Sでは、「Copilot+ PC」の導入をご支援しております。AI時代の校務DXに必要な「ハード」「ソフト」「セキュリティ」をワンストップでご提供します。お困りの際には、お気軽にご相談ください。

