よくある質問 BAPPや新しい製品ポートフォリオについてよくある質問
注意事項
本ページに掲載している情報は「2024年11月11日時点」の情報となります。
2024年2月5日以降に満了する既存のご契約について、Perpetual ライセンスでの更新はできず、全て新しい製品ポートフォリオでの新規買い直しが必要となります。
よくある質問について
このページでは、新しいパートナープログラム(Broadcom Advanced Partner Program:BAPP)と、新しい製品ポートフォリオについて、パートナー様からいただくよくある質問をまとめてご紹介しています。
本ページで解決しない場合、SB C&S のご担当者、または下記の問い合わせボタンから、お問い合わせください。
VMware vSphere について
- Q. DRS を使えるのはどのライセンスですか︖
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A. vSphere Enterprise Plus (VEP)、vSphere Foundation(VVF)、VMware Cloud Foundation(VCF)で利⽤できます。
- Q.分散仮想スイッチ(vDS)を使えるのはどのライセンスですか︖
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A. vSphere Enterprise Plus、vSphere Foundation、VMware Cloud Foundation で利用できます。その他のエディションは vSS となりますので、vDS が必要な場は、 vSphere Enterprise Plus 以上 をご購入ください。
- Q. vSphere 環境のライセンス認証はどのような方法になりますか?
- A. 新しいライセンスモデルのリリース当初は、クラウド非接続型のライセンス管理となり、従来通りライセンスキーを利用する形式となる見込みです。将来的に、インターネット接続型によるライセンス認証も選択できる予定です。
- Q. VMware Cloud Foundation(VCF)には、コンポーネント製品のすべての機能が含まれていますか?
- A. VMware Cloud Foundation のコンポーネントとして提供される NSX は、仮想ネットワーク機能のみとなります。セキュリティ機能、ロードバランシング、ゲートウェイファイアウォール、分散ファイアウォール(マイクロセグメンテーション)サービスをご利用の場合は、別途アドオンの購入が必要です。その他のコンポーネント製品については、全機能が VMware Cloud Foundation に含まれています。各エディションに含まれる機能や導入可能なアドオンについては、「各エディションの比較表」をご参照ください。
- Q. vSphere Foundation(VVF)、VMware Cloud Foundation(VCF)には vSphere 以外の複数の機能が含まれているが、特定の製品だけを導入、拡張する方法はありませんか?
- A. アドオンサービスを除き、コンポーネントを単品で購入することはできません。拡張する場合も、選択したライセンスモデルのコアを必要な数だけ追加購入する必要があり、エディションに含まれる製品全体を拡張する形になります。
- Q. VMware Cloud Foundation(VCF)は SDDC Manager と一緒に導入する必要がありますか?
- A. VMware Cloud Foundation(VCF)のコンポーネントは SDDC Manager なしでも導入できます。ただし、VCF 利用者に提供される高度なサポートを受けるためには、SDDC Manager を含めたフルスタックを導入する必要があります。
- Q. vSphere Standard(VVS)、 vSphere Enterprise Plus(VEP)を選択した場合に、vSAN や NSX のサービスを組み合わせて利用できますか?
- VVS や VEP では、vSAN と NSX のどちらもご利用できません。vSAN は vSphere Foundation(VVF)または VMware Cloud Foundation(VCF)。NSX は、VMware Cloud Foundation(VCF)でのみご利用が可能です。各エディションに含まれる機能については「新しい4つのエディション」をご確認ください。
VMware vSAN について
- Q. vSAN のエディション種別はどうなりますか︖
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A. 新しい製品ポートフォリオでは、vSAN は vSphere Foundation(VVF)または VMware Cloud Foundation(VCF)において、vSAN Enterprise の機能がご利⽤いただけます。従来の Standard や Advanced などのエディションは提供されません。
- Q. アドオンの vSAN にはどのような機能が含まれますか︖
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A. アドオンの vSAN では、vSAN Enterprise と vSAN MAX の機能がご利⽤いただけます。
- Q. vSAN のライセンス単位はどうなりますか?(従来は、基本的に CPU または Core 単位)
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新しい製品ポートフォリオでは、vSAN はキャパシティ単位のライセンス体系で提供されるようになります。vSAN アドオンは 1TiB 単位のライセンスとなっており、vSAN のキャパシティ(物理ディスクの総容量)分を購入いただく必要があります。
VMware Cloud Foundation(VCF)は、購入した Core 数 × 1TiB の容量で vSAN の利用権が提供されます。
VCF にバンドルされている vSAN のキャパシティで、環境全体で利用予定の vSAN ストレージキャパシティが不足している場合、vSAN のアドオンを 1TiB 単位で追加購入する必要があります。vSphere Foundation(VVF)では、購入したCore 数 × 250GiB の容量の vSAN の利用権がトライアル版として提供されます。
VVF の場合は、トライアル版としてバンドルされている 250GiB / Core の利用権は加味されないため、vSAN のアドオンを購入する場合は、環境全体での物理ディスク容量分すべてを vSAN アドオンにて追加購入いただく必要があります。また、vSAN アドオンのライセンスご利用には、vCenter 8.0 Update 2b 以降が必要です。
2024年11月11日現在、リリースされているソフトウェアバージョンでは 100GiB となっています。
250GiBは今後のリリースにて反映される予定です。■ 新しいポートフォリオによる vSAN 構成と課金例
vSAN アドオンの必要ライセンス数の考え方の詳細は、以下 KB を確認ください。
https://kb.vmware.com/s/article/95927 - Q. 課金対象となるホストのコア数とは、vSAN データストアをマウントする対象の ESXi に対してですか?それとも、vSAN クラスタを実行する対象 ESXi に対しですか?
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A. vSAN アドオンのライセンスは、キャパシティベースのライセンスとなるため、Core 数は関係ありません。vSphere のライセンス検討時に必要となる、ESXi ホストのコア数と、vSAN のアドオンライセンスは、別で考える必要があります。vSphere と vSAN のライセンスの考え方詳細については、以下 KB を合わせてご確認ください。
https://kb.vmware.com/s/article/95927 - Q. ライセンス購入時に、vSAN のキャパシティはどのように考えたらよいですか?
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A. ライセンス検討時に考慮が必要な vSAN のキャパシティは、vSAN OSA アーキテクチャの場合はキャパシティディスクとして利用するディスクの総容量となります。vSAN ESA アーキテクチャの場合はキャッシュディスクが無いため、vSAN として利用するディスクの総容量となります。
キャパシティの例
ハードウェア構成「5 ホスト:vSANOSA アーキテクチャ:vSAN キャパシティディスク 1TiB×6 本」の場合、"30TiB" が vSAN で要求されるキャパシティ容量となります。なお、この vSAN のキャパシティは、従来の vSAN サイジングと同様に、vSAN 構成時に必要となる容量のオーバーヘッドや、ストレージポリシー(FTT)設定を考慮した容量でサイジングする必要があります。適切なライセンスを決定するために、仮想環境で必要な vSAN ストレージ容量と、vSAN をデプロイする予定のハードウエア構成を考慮する必要があります。vSAN アドオンの必要ライセンス数の考え方の詳細は下記KBをご確認ください。
https://kb.vmware.com/s/article/95927 - Q. ホスト追加にて、物理容量が課金容量を上回った場合、vSAN データストアが拡張されますか?
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A. 前提として、購入した容量以上のディスクを vSAN アドオン容量以上に追加することはライセンスルール違反となります。ディスク交換・ホスト交換時には、まず障害の発生したホストやディスクグループを外す作業から実施をお願いします。
現時点でのメーカー回答としては、ライセンス超過による機能のロック(vSAN データストアが拡張されない等)はされることはなく、キャパシティが超過している旨のアラートが発報され続けるとのことです。
- Q. 既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境のクラスタ拡張時に、新しい製品ポートフォリオよる Subscription ライセンスを"追加"で購入できますか?
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A. 既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境と新しい製品ポートフォリオよる Subscription ライセンスの混在利用は可能ですが、下記の条件があります。(2024年3月更新)
条件1:vSAN のアドオンが導入可能なエディションである、VMware vSphere Foundation(VVF)または VMware Cloud Foundation(vCF)のどちらかを新規契約して、vSAN アドオンを購入する必要があります。
条件2:既存の Perpetual ライセンスに紐付く vSAN の SnS(サポート契約)が有効であれば、vSAN アドオンでの"再購入は追加分のみ"となります。
VMware NSX について
- Q. 分散ファイアウォール(マイクロセグメンテーション)を利用したい場合、なんのライセンスが必要ですか?
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A. VMware Cloud Foundation(VCF)にプラスして、vDefend Firewall アドオンの購入が必要です。なお、分散 IDS / IPS によるセキュリティ機能を利用したい場合は、vDefend Firewall with Advanced Threat Prevention のアドオンが必要です。詳しくは「新しいポートフォリオのエディションとアドオン選択時のポイント」を参照してください。
- Q. 分散ルーティング/スイッチングといった NSX のネットワーク機能を利用したい場合、なんのライセンスが必要ですか?
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A. NSX のネットワーク機能を利用する場合は、VMware Cloud Foundation(VCF)を選択してください。
- Q. VMware Cloud Foundation (VCF)のライセンスに含まれる NSX の機能や、vDefend Firewall アドオンで使える NSX のセキュリティ機能を具体的に教えてください。
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A. ライセンスやアドオンごとに利用可能な機能は、下記の公式ドキュメントをご確認ください。
■ Current NSX Feature Entitlement
https://docs.vmware.com/en/VMware-NSX/4.1.2/nsx-feature-and-edition-guide/GUID-6A94977E-5325-4BAC-8DCF-F8D147F4E9D7.html
既存ユーザーについて
- Q. 既存の Perpetual(永続)ライセンスと新しいサブスクリプションを混在させることはできますか?
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A. 既存の Perpetual ライセンスを利用しているユーザーは、新しいライセンスモデルを、既存の環境へ導入することができます。新しい製品ポートフォリオの追加購入や、既存で複数契約がある場合の新規買い直しの際に、新しい製品ポートフォリオに付属する vCenter で既存環境の vShpere ホストを管理することも、既存環境の vCenter で、新しい製品ポートフォリオの vShpere ホストを管理することもできます。概要は「新しいポートフォリオでのエディションの混在について」を参照ください。
- Q. 既存の Term ライセンス(クラウド非接続型ライセンス)と新しいサブスクリプションを混在させることはできますか?
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A. 可能となる予定です。既存のクラウド非接続型ライセンスを利用しているお客さまも、新しいライセンスモデルを導入することができます。
- Q. 既存のクラウド接続型ライセンス(vSphere+ など)と新しいサブスクリプションを混在させることができますか?
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A.vSphere+からの移行手順はこちらをご確認ください。
※ この他、既存ユーザーの契約延長などについては「現在 Perpetual(永続)ライセンス +SnS をご契約のお客さまについて」のページもご確認ください。
その他
- Q. [vSphere+] vSphere+ にて必須だった、vCenter Cloud Gateway の構築は不要になりますか?
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A. はい。新しい製品ポートフォリオのライセンスはライセンスキーのコードが発行される形になるため、アクティベーション時は、vSphere Client のライセンス管理の画面でライセンスキーを入力することになります。そのため、以前 vSphere+ などでライセンスのアクティベーションのために必要だった、vCenter Cloud Gateway の構築は不要となっています。
- Q. [Hypervisor]無償版 vSphere Hypervisor の取得や、別売り SnS の販売は継続して可能ですか?
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A. 無償版 vSphere(vSphere Hypervisor)の提供は終了いたしました。無償版 vSphere(vSphere Hypervisor)提供終了についてのメーカーアナウンスは、下記をご覧ください。
・End Of General Availability of the free vSphere Hypervisor (ESXi7.x and 8.x) (2107518)
https://kb.vmware.com/s/article/2107518無償版の提供終了にともない、従来の無償版vSphere Hypervisorに対する別売り有償サポート SnS の販売や更新も出来なくなりました。新規ダウンロードやバージョンアップ、SnS 販売/更新は出来なくなりましたが、現時点で無償版 vSphere Hypervisor をご利用いただいているユーザーへの、ご利用の停止などに関するメーカー案内は出ていません。
■ ただし、初期インストール時に付与される「60日分の評価モード」は引き続き提供されます。ライセンス未適用または Subscription 契約が終了したときは評価モードとして動作します。評価モードにおける動作及び機能については以下をご確認ください。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/vsphere-esxi-upgrade/GUID-17862A54-C1D4-47A9-88AA-2A1A32602BC6.html■ トライアルライセンス(90日分)の申請方法・注意事項は、以下よりご確認ください。(2024年5月時点)
https://knowledge.broadcom.com/external/article/282641