永続ライセンスとSnS契約 現在Perpetual(永続)ライセンス+SnSをご契約のお客さまについて
注意事項
本ページに掲載している情報は「2024年5月時点」の情報となります。
2024年2月5日以降に満了する既存のご契約について、Perpetual ライセンスでの更新はできず、全て新しい製品ポートフォリオでの新規買い直しが必要となります。
Perpetual(永続)ライセンスご契約中の
ユーザー様への注意事項
2024年2月5日以降に満了する既存のご契約について、Perpetual ライセンスでの更新はできず、全て新しい製品ポートフォリオでの Subscription ライセンスによる新規買い直しが必要となります。
Perpetual(永続)ライセンスと新しい Subscription ライセンスの違い
Perpetual(永続)ライセンス | 新しい Subscription ライセンス | |
---|---|---|
サポート | サポート(SnS)別売り | ライセンスと同期間のサポートが付属 |
単位 | CPU 単位 | Core 単位 |
vCenter | 別売り | ライセンスに同梱 |
認証方法 | ライセンスキー発行 ※新しい Subscription ライセンスへの移行時にはライセンスキーの入れ替えが必要。 |
|
構築環境 | オンプレミス |
このページでは、想定されるユースケースについての対応をご紹介します。さらに詳細な説明が必要な場合は、SB C&S までお問い合わせください。
- (既存満了日がまだ先の)既存のお客さまへの影響は?
- Perpetual ライセンスから新しい製品ポートフォリオの Subscription ライセンスへの移行時に特価などの移行プログラムがあるか?
- 新しい製品ポートフォリオの新サブスクリプションライセンスにて vSphere 7.0 の利用は可能か?
- Perpetual ライセンスから新しい製品ポートフォリオでのサブスクリプションライセンスへの移行時に、エンドユーザー側で作業は発生するか?
- 既存の Perpetual ライセンスに新しい製品ポートフォリオでの Subscription ライセンスを"追加"購入して混在利用は可能か?
- 既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境のクラスタ拡張時に、新しい製品ポートフォリオによる Subscription ライセンスを"追加"で購入できるか?
- vSAN をアドオンで購入する際の注意点は?
想定されるユースケース
(既存満了日がまだ先の)既存のお客さまへの影響は?
対象の旧 Perpetual ライセンスおよび SnS をご契約のお客さまについは、契約内容に基づき引き続き保守サポートが提供されます。
契約満了日が先の場合、ただちに更新やアップデートなどの手続は不要です。
※参照:https://kb.vmware.com/s/article/96168
Perpetual ライセンスから新しい製品ポートフォリオの Subscription ライセンスへの移行時に特価などの移行プログラムがあるか?
従来 VMware Horizon などで適用が可能だった SUP(Subscription Upgrade Program)など、既存 Perpetual ライセンスの SnS
が有効なお客さまに対するディスカウントなどは一切用意されていません。
また、新規買い直しとなるため、メーカー受注日が新たな契約開始日となり、既存契約期間の引継ぎは出来ません。
新しい製品ポートフォリオの新サブスクリプションライセンスにて vSphere 7.0 の利用は可能か?
2024年2月現在、新しい製品ポートフォリオの購入後、Broadcom Support Portal にて vSphere 7.0 のライセンスキーへダウングレードが可能です。
※最新のご利用可否やサポートについては VMware by Broadcom のライフサイクルポリシーをご確認ください。
Perpetual ライセンスから新しい製品ポートフォリオでのサブスクリプションライセンスへの移行時に、エンドユーザー側で作業は発生するか?
新しい製品ポートフォリオは、これまで通りライセンスキーによるオンプレミス利用のため、既存環境の構成変更などは不要です。ただし、新規買い直し時に新しいライセンスキーが発行されますので、ライセンスキーの入れ替えが必要です。
※ vSphere のエディションアップグレードを伴う新規買い直しの場合でもライセンスキーの入れ替えのみで、ESXi の再インストールは不要です。ただし、既存環境が vSphere 8.0 環境の場合、以下の通り
vCenter のアップデートが必要です。
■ 新しい製品ポートフォリオのライセンスを購入した場合、vSphere8.0 の Core 単位ライセンスキーが発行されます。
◆ 既存環境が vSphere 8.0 の場合:新ライセンスキーが適用できる vSphere 8.0 U2b への環境アップデートを行うか、以前の vSphere 8.0
バージョンにも適用できるライセンスキーへのダウングレードが必要です。
◆ 既存環境が vSphere 7.0 の場合:新しい製品ポートフォリオの購入後、Broadcom
Support Portal にて vSphere 7.0 のライセンスキーへダウングレードが可能です、こちらは従来通りの vSphere 7.0 における CPU
単位でのライセンスキーのため、既存環境の変更なくご利用が可能です。
※ダウングレード時に契約数量以上の CPU キーが発行されてしまいますが、ご利用可能なのは新しい製品ポートフォリオでご契約された Core 数までとなります。
既存の Perpetual ライセンスに新しい製品ポートフォリオでの Subscription ライセンスを"追加"購入して混在利用は可能か?
vSphere ライセンスの混在利用は可能です。既存の Perpetual ライセンスの vCenter で、新しい製品ポートフォリオの ESXi ホストを管理することも、新しい製品ポートフォリオライセンスに付属する vCenter で、Perpetual ライセンスの ESXi ホストも管理することができます。(2024年2月時点)
既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境のクラスタ拡張時に、新しい製品ポートフォリオよる Subscription ライセンスを"追加"で購入できますか?
既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境と新しい製品ポートフォリオよる Subscription ライセンスの混在利用については「よくある質問」の「既存の Perpetual ライセンスの VMware vSAN 環境のクラスタ拡張時に、新しい製品ポートフォリオよる Subscription ライセンスを"追加"で購入できますか?」をご確認ください。
vSAN をアドオンで購入する際の注意点は?
vSAN をアドオンで購入する際の注意点は「よくある質問」の「vSAN のライセンス単位はどうなりますか?(従来は、基本的に CPU または Core 単位)」をご確認ください。
Broadcom Software Maintenance
サポートサービスの1本化
2024年5月より、VMware 製品で提供されるサポートサービスが「Broadcom Software Maintenance」に統一され、これまで「Production Support」「Select Support」として提供されてきたサポートが、「Essential Support」に統合されました。「Essential Support」は、VMware 製品のサブスクリプションライセンス契約とセットで提供されるサポートサービスとなります。
また、VMware Cloud Foundation(VCF)向けの有償オプションを導入いただくと、これまでの上位サポートと同等のサポートを受けることができます。
Essential Support 対応内容
Broadcom Software Maintenance プログラムは、ユーザーがサポートを必要とするときに、選択したチャネルを通じて専門家のアドバイスやアップグレード、必要な情報を提供する Broadcom における基本サービスの 1 つです。VMware 製品のサブスクリプション契約とセットで提供される「Essential Support」の概要をご紹介します。
サポートの利用方法
Broadcom Support Portal にアクセスして、サポートケースを起票します。
以降はメール、もしくは上記のポータル上でサポートが行われます。
電話での起票やサポート依頼も可能ですが、基本的には上記ポータルサイトを使用します。
サポート回数や依頼者数は無制限
Essential Support でのサポートケースの起票や、起票する依頼者数は無制限で利用可能です。
L3 テクニカルサポートのエンジニア対応
サポート内容によっては、開発チームと直接対応が可能な上位の L3 テクニカルサポートも提供されます。
Perpetual(永続)ライセンスと新しい Subscription ライセンスの違い
サポート内容 | Broadcom Software Maintenance (Essential Support + SAM) |
Production Support |
Select Support | VMware Success 360 Standard |
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サポートアクセス方法 | Web or 電話 | Web or 電話 | Web or 電話 | Web or 電話 | |
サポートケースリクエスト数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
サポートケースリクエスト起票者数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
L3テクニカルサポートエンジニア対応 | 有り | ― | 有り | 有り | |
重要度 1 初期応答時間 | 30分, 24x7 | 30分, 24x7 | 30分, 24x7 | 30分, 24x7 | |
重要度 2 初期応答時間 | 2 営業時間, 10x5* | 4 営業時間, 10x5 | 2 営業時間, 10x5 | 2 営業時間, 10x7 | |
重要度 3 初期応答時間 | 4 営業時間, 10x5* | 8 営業時間, 10x5 | 4 営業時間, 10x5 | 4 営業時間, 10x5 | |
重要度 4 初期応答時間 | 8 営業時間, 10x5* | 12 営業時間, 10x5 | 8 営業時間, 10x5 | 8 営業時間, 10x5 | |
根本現認解析 (RCA) | SAM 購入時に提供 | ― | 重要度 1 | 重要度 1 | |
API/SDK サポート | ― | ● | ● | ||
SAMのアサイン | ― | SAM 購入時に提供 | SAM 購入時に提供 | ||
サポート定例会/ケースレポーティング | ― | ||||
エスカレーションサポート | ― | ||||
サポート活動レビュー | ― | ||||
プロアクティブサポート | ― |
* 日本の営業時間は 9:00-17:30 のため、対応時間は 8.5 時間となります