トレンド&ニュース Vol.4 (3月中旬)

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こんにちは!
日本マイクロソフトの社長交代のニュースなど、Azureを取り巻く環境にも変化が見られます。今回も事例や気になる機能強化についての話題を中心にセレクト。Azureの信頼性が評価された第10回「クラウドランキング」の結果も、ご紹介します!

経営陣が刷新される日本マイクロソフト、今後もクラウドに注力

2015年7月1日付けで、日本マイクロソフトの社長が交代します。現在の代表執行役社長である樋口泰行氏は、代表執行役会長へ就任。新しい代表執行役社長として平野拓也氏の就任が決まりました。樋口氏は、Azureの国内展開、クラウド向けデータセンターの国内設置など、Azureの日本市場開拓に大きく貢献しました。その樋口氏の後を引き継ぐのは重責としながら、平野氏はクラウドに注力し、顧客に対しわくわくするような提案をしていきたいと会見で述べています。

日本マイクロソフトの記者会見の模様はこちら
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/03/114/

Azure Searchの一般提供がスタート

アプリケーションに組み込み可能な検索サービス、Azure Searchが一般の方に提供開始となりました。下記のリンク記事では、先行利用している企業の事例も紹介。.NET SDKの提供や、複数言語のサポートなど、うれしい新機能が満載です。

検索サービスAzure Searchの記事はこちら
http://blogs.msdn.com/b/windowsazurej/archive/2015/03/16/azure-search-is-now-generally-available.aspx

Azure Media Servicesでロボット外科手術イベントをライブ配信

世界初のロボット外科手術イベント「Worldwide Robotic Surgery Event (WRSE)」の動画配信に、Azure Media Servicesが利用されました。ライブ配信には膨大な費用がかかると同時に配信の停止などリスクもあります。今回は、Media Servicesを使うことでコストを抑え、一時停止や巻き戻し、後から視聴可能なようにVODへの変換も実施。今後、さまざまな映像配信にMedia Servicesの活用が期待されます。

Media Servicesによる外科手術イベントのライブ配信の詳細はこちら
http://blogs.msdn.com/b/windowsazurej/archive/2015/03/08/azure-media-services-enables-live-stream-of-global-robotic-surgery-event.aspx

無償のWindows Azure Packでハイブリッドクラウドを推進

日本マイクロソフトでエバンジェリストを務める高添修氏は、進化がめざましいパブリッククラウドに対して、プライベートクラウドは足踏みをしてギャップが存在していることを指摘します。この格差を埋めるソリューションとして、Windows Serverなどのユーザーに無償で提供しているのがWindows Azure Pack。Windows Azure Packは、Azureのテクノロジーやユーザーインターフェイスをベースとして、社内でセルフサービス型のプライベートクラウドを迅速に構築できるツールです。リンク先の記事ではクラウド化の現実的な進め方を紹介しつつ、Windows Azure Packの使い方が説明されています。

「Windows Azure Pack」について解説している記事はこちら
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/12035

Microsoft本社の経営陣が、Azureの最新技術をブログで紹介

Microsoft本社で副社長を務めるScott Guthrie氏は、ブログでAzure関連の最新技術を紹介しています。ASP.NETの開発を統率する同氏は、Machine Learning、HDInsightの強化、サイト回復の機能について言及しています。

Scott Guthrie氏によるAzureの最新機能の解説はこちら
http://codezine.jp/article/detail/8524

第10回「クラウドランキング」でAzureが5部門において満点を獲得

日経BP社が実施している「クラウドランキング」(第10回)のIaaS、PaaS部門で、Microsoft Azureがベストサービスの一つに選ばれました。このランキングは、ビジネスパーソンに対するクラウド関連企業各社のイメージをまとめたもの。Azureが選出されたのは8回目で、前回と比較して総合スコア2.1ポイント増の最高得点を記録し5分野で満点(ハードリソース、契約、保守サポート、セキュリティ、実績)。実績分野で満点を獲得したのはAzureのみと、導入実績が高く評価されています。

第10回「クラウドランキング」の結果をもっと知りたい方はこちら
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/030400036/030400001/

photo:Thinkstock / Getty Images