トレンド&ニュース Vol.10 (5月中旬)
2015.05.21
こんにちは!
「Build」「Microsoft Ignite」という大きなイベントが終わり、さまざまな新展開が見えてきました。前回の記事では掲載できなかった詳しい機能の紹介など、必見情報も目白押し。今回はそんな注目の機能をピックアップ!
話題の年齢/性別判定サイト「How-Old.net」にAzureのテクノロジーが活用されています
ご存じの方も多いかもしれませんが、顔写真から性別と年齢を判別する「How-Old.net」というサイトが話題になりました。このサイトはAzureが提供する機械学習やビジネス分析ツールのデモとして、Microsoftの開発者向けイベント「Build 2015」の基調講演で紹介されました。Azure Marketplaceの顔認識API、PowerBI、Azure Stream Analyticsで構築されているそうです。まだ試していない方は、ご自身の顔写真をアップしてみては。
「How-Old.net」に関する記事はこちら
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/01/news052.html
ハイブリッドクラウド戦略を強化するMicrosoft
ハイブリッドクラウドに注力するMicrosoftは、企業のニーズに合わせて多様なサービス展開を打ち出しています。この記事ではオンプレミスでAzureを利用できるAzure Stackなど、新しく登場したサービスの使い方を解説。MicrosoftのAzureチームがクラウド運用で得た経験をフィードバックしたOperations Management Suiteの紹介もあります。
Microsoftのハイブリッドクラウド戦略と最新サービスの記事はこちら
http://jp.techcrunch.com/2015/05/05/20150504microsoft-wants-to-bring-azure-to-your-data-center/
AzureとAWSを徹底比較
AzureとAWSはクラウドの二大巨頭として市場に君臨していますが、実際の違いはあまり知られていません。こちらの記事ではAmazonとMicrosoftの決算から、両者がクラウド事業によって順調に利益を伸ばしていることを分析。米国内のデータや有識者の声から両者を比較しています。後半部ではAzureのメリットにも言及しており、貴重な現場からの声として興味深いですね。
AzureとAWSを比較した記事はこちら
http://japan.zdnet.com/article/35063870/
SQL Server 2016の新機能を使えばオンプレミスのDBをAzureに拡張可能
Ignite 2015で発表されたSQL Server 2016。さまざまな高機能が追加されることが紹介されましたが、注目はStretch Databaseという新機能です。オンプレミスで稼働中のデータベースをクラウド上に拡張し、用途に合わせて使い分けることができます。この機能を使うと、ほとんど使われていない過去の膨大なデータをクラウド上に保存し、最新データはオンプレミス上で高速に処理することが可能になります。IoTの普及で処理・分析可能なデータが爆発的に増加していますが、Azureも負けじと進化している様子が伺えますね。
SQL Server 2016の新機能に関する詳細はこちら
http://www.publickey1.jp/blog/15/sql_server_2016_riginte_2015.html
photo:Thinkstock / Getty Images