Windows Server 2008 EOS
Windows Server 2008の
EOS(サポート終了)を機会に
バックアップの問題を改善
2ステップでAzure移行を計画
食品メーカーB社

  • Microsoft Azure CSP
  • クラウド移行
  • バックアップ改善

社内サーバーで財務会計システムなどの基幹システムを運用している場合、リプレースする際にライセンス費用や改修費用などの大きな費用が発生します。したがって、リプレースを保留にしている企業が少なくありません。

しかし、Widows Server 2008およびWindows Server 2008 R2をオンプレミスで利用している場合は注意が必要になります。というのは、2020年1月14日にサポートが終了する(EOS:End Of Support)からです。更新プログラムが利用できなくなり、セキュリティ面のリスクが高まります。

基幹システムのWindows server 2008のEOSが課題になっていた食品メーカーB社に、Azureによるサポート期間の延長メリットを訴求して提案。その後、数年間バックアップをしていないことがわかり、まずバックアップ強化から着手しました。

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きっかけ
基幹システムのリプレースが課題だったが
数年間バックアップをしていないことが発覚

食品メーカーB社は、基幹システムをWindows Server 2008で、ファイルサーバーをWindows Server 2003というオンプレミスの構成で社内システムを運用していました。

基幹システムの改修費用は、概算で約1,300万円と算定しました。しかし、大掛かりな改修の前にEOSが迫っています。まずサポート期間を延長し、安全性の確保に着手すべきであると判断していました。

ところが、提案中にファイルサーバーが故障してデータがすべて消失。
数年間バックアップをしていないことが発覚しました。


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施策内容
まずファイルサーバーとバックアップ
システムをクラウドのAzureで構築

バックアップの問題を重視して再提案したプランは、2ステップによるAzureの移行計画です。

● STEP1:ファイルサーバー
● STEP2:基幹システム

社内システムから、SmartVPNでAzureに接続。Azure Backupを利用して、データをバックアップします。


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結果
効率的なバックアップでデータ資産を保護
今後、基幹システムのクラウドシフトを展開

バックアップの設定が簡単だったことに加えて、AzureによるWindows Server2008の保守延長(最大3年)のメリットが導入の決め手になりました。ファイルサーバーとバックアップの運用でAzureに慣れていただきながら、今後は基幹システムのクラウド移行もしくはオンプレミスと連携させるステップに展開します。