名刺や資料を管理するスタッフ部門、物流向けの活用例
Cognitive Servicesの「画像解析」で
名刺や資料の管理を、もっと簡単に
膨大な名刺や資料を管理する営業サポート担当者や
総務、人事などの部門、そして
お客さまからのオーダーを処理する流通業界では
業務効率化のために、さまざまなシステムを
利用されているのではないでしょうか。
しかし、スキャンして読み込んだ文字の
識字率が低いために手動で修正したり
手書き文字をキーボードで入力する煩雑さに
悩まれている方も多いかもしれません。
AzureのCognitive Servicesを活用すると
画像認識のAIで、高度な業務効率化を実現できます。
Before
このような課題を抱えていませんか︖
- 名刺を手作業でパソコンに入力、管理している。
- 紙に印刷された古い資料を廃棄できずに困っている。
- 資料がすべて印刷物なので、必要な資料を探し出すのが大変。
- 印刷された資料を紛失、記録が残っていない。
- AIに関心はあるが、専門知識がない上にコスト面で導入に不安。
After
Azureを活用して課題を解決できます!
- 「OCR」で紙の名刺や古い印刷物の資料をスキャニングした画像を、デジタルデータのテキストにできます。
※OCR(Optical Character Recognition):光学文字認識。
画像データ内のテキストを文字データとして読み取ることが可能になります。 - スキャナで保存した資料の画像は自動的にタグ(分類のデータ)が 付けられ、類似した画像はグルーピングして「画像検索」が可能。
デジタルデータなので、資料探しが簡単になります。 - 読み取ったテキストを自動的に「文書翻訳」が可能。
Hint
Cognitive Servicesと
Machine Learningの違いとは?
AzureのAIサービスには「Cognitive Services」と「Machine Learning」があります。
「Cognitive Services」はマイクロソフト社で構築した学習モデルを使用します。
学習モデルの構築や学習データの準備は不要です。ただし、学習モデルをカスタマイズする自由度が低くなっています。
「Machine Learning」はアルゴリズムをドラッグ&ドロップで作成することが可能です。学習モデルを作成したり、用意された学習データから独自の学習モデルを作成できますが、学習コストが高くなります。専門知識も必要になります。
Cognitive Servicesの疑問にお答えします!
Point
おすすめのポイント
1. 簡単に使えるAIパーツ。
Cognitive ServicesはWeb API経由で利用できる “AI(人工知能)パーツ” 。
利用者ご自身が分析モデルを開発・構成しなくても、APIから結果を取得可能です。AIパーツは「Vision(視覚)」、「Speech(音声)」、「Language(言語)」、「Knowledge(知識)」「Search(検索)」があり、組み合わせて簡単に使うことができます。
2.スモール&クイックスタートで運用。
Azureのクラウドサービスを利用するため、AI基盤を準備する必要がありません。また、マイクロソフト社の学習モデルを使用して、充分なAIの専門知識がなくても、スモール&クイックスタートができます。継続的な仮説検証のサイクルを運用して、AIの活用方法を最適化します。
Solution
SB C&Sでは、AIチャットボットのサービス展開に向けた
PoC(Proof of Concept:概念実証)と検証、
機能追加や運用サポートまで、ご支援することが可能です。
「こんなシステムがほしい」とお考えのAzureサービスの構成を、短期間・低コストで検証します。
まずは使ってみて、自社に最適な活用方法を考え、さらに運用と開発を繰り返すことで、AI活用を進めてビジネスを加速しましょう。
サービスイメージ
OCRで取り込んだデータをCognitive Servicesの画像認識した後に、内容や言語を解析。デジタルデータとして活用できるようにします。
サービス概要
Azureサービス | 概要 |
---|---|
Computer Vision | 画像からオブジェクトを認識し、内容を抽出できるサービス。 |
Text Analytics | 120の言語に対応した言語判定API。 入力したテキストの言語を判定することができるサービス。 |
- Computer Vision、Text Analyticは無料のFreeプランが利用できます。
(5,000トランザクション/月まで) - PoCではFreeプランを活用し、サービス提供時に通常の「Standard」プランに切り替えれば、コストを抑えてAI導入を進めることが可能です。
- ※Standardプラン:Computer Vision
- ¥168/1,000トランザクション~
- Text Analytics
- ¥8,367.520/月
(25,000トランザクション)~
Option
画像認識分野でAIの活用例
画像認識は、AIの中でも最もビジネスに導入されている分野です。以下のような活用例があります。
- 手書き文字による
申込書などをテキスト化 - オフィスの生産性の向上を
目的とした業務改革
→RPA
(Robotic Process Automation) - 社員の顔認証システム
- 製造業の工場で画像認識を使った「予知保全」
→装置の老朽化や異常を画像から事前に検出 - 不良品や不良の部品の検出
- 新商品開発(プロダクトやパッケージのデザイン分析)
専門的な知識や高度なプログラミング技術が必要とされてきましたが、
AIサービスの進化により画像解析も簡単に始めることが可能になりました。
AIによる画像解析は、新たなサービスの立ち上げや、人間の視点では気づかなかった
データ解析の実現など、あらゆるビジネス分野で活用が注目されています。