Virtual Cloud Networkとは
NSX を中心とした VMware の先進的なネットワーク・セキュリティ製品群が、このたび単一のブランドに統合されました。
AWS、Azure を含むマルチクラウドで利用できる NSX Cloud や、SD-WAN のパイオニアである VeloCloud 等を統合。
オンプレミスとクラウドにおいて柔軟かつ高効率なネットワークを実現し、両者を安全に、そしてシームレスに接続します。
重要なお知らせ
本ページに掲載されている情報は Broadcom 買収完了前の内容となります。
Virtual Cloud Network とは
VMware のネットワーク&セキュリティ製品群を統合
SDDC (Software Defined Data Center)を提唱するVMwareは、NSXをはじめ、ネットワークとセキュリティに関する多数の先進的なソフトウェアを市場へ提供してきました。
2018年5月、それらの製品を一つに統合した新たな製品ファミリーとして Virtual Cloud Network が発表されました。
VMware の仮想化基盤をベースに提供される Virtual Cloud Network は、データセンターにおける広範かつ一貫したネットワークの接続性、および堅牢なセキュリティを実現します。
Virtual Cloud Network に含まれる製品
- VMware NSX
Data Center - VMware
SD-WAN - VMware NSX
Cloud - VMware
vRealize
Network
Insight - VMware
AppDefense - VMware HCX
各製品の概要
VMware NSX Data Center
Virtual Cloud Network の発表と同時に、従前の NSX は製品名が変更され、NSX Data Center となりました。
NSX Data Center については、こちらをご覧下さい。
VMware SD-WAN
VMware SD-WAN は、あらゆるタイプのWAN回線を仮想的に統合することで、WANの運用を最適化するSD-WAN (Software Defined - Wide Area Network) ソリューションです。アプリケーションレベルでの通信の可視化・最適化、ゼロタッチでの拠点 VPN 接続、クラウドによる全ての拠点の機器の統合管理、ファイアウォールやロードバランサをはじめとした主要な各種ネットワーク機能の搭載など、エンタープライズレベルのWAN運用を実現します。
VMware SD-WAN の機能や特長については製品ページをご覧ください。
VMware NSX Cloud
NSX Cloud によって、NSX のネットワーク・セキュリティ機能をパブリッククラウドへ展開することが可能です。複数のクラウド環境に存在する論理ネットワークの管理や、マイクロセグメンテーション(分散ファイアウォール)による柔軟で動的なセ キュリティポリシーの実装を単一のユーザーインタフェースから実施可能です。
今後、主要なパブリッククラウドの日本リージョンへの対応も予定されています。
VMware vRealize Network Insight
vRealize Network Insight は、VMware 仮想化基盤のネットワークを高度に可視化し、構成の最適化、運用効率の向 上、および万一のネットワークトラブル発生時の早期解決に大きく貢献します。NSX と組み合わせて利用することにより、 その効果が最大限に発揮されます。複数の仮想マシンやネットワーク、ゲートウェイで構成されるトポロジーは非常に分か りやすい図として表示され、通信のトラブルが懸念されるポイントには警告を示すアイコンが表示されます。またファイア ウォールでは、通信の許可・拒否といったアクションの発生頻度を計測し、最適なポリシーを自動的に推測、管理者へ提 案する機能までをも備えています。
VMware AppDefense
AppDefense は、2017年8月の VMworld 2017で発表されたエンドポイント・セキュリティソリューションです。従来の「悪いものを探す(= Chasing Bad)」という脅威の検知のしかたではなく、「正しい状態であることを確かめる (= Ensuring Good)」というよりスマートな考え方に基づいて、機械学習をベースとした異常な振る舞いの検知を実現します。振る舞い に関する情報の集積・解析はクラウド上の SaaS として提供されます。
日本語含むダブルバイトへの対応は未定です。
VMware HCX™
VMware HCX(旧称 Hybrid Cloud Extension および NSX Hybrid Connect)は、さまざまな vSphere バージョンのオンプレミス リソースとクラウド リソースを抽象化してインフラストラクチャのハイブリッド化を行い、1 つの連続的なリソースとしてアプリケーションに提供します。VMware HCX には、ハイブリッド抽象化およびハイブリッド相互接続が組み込まれたセキュアなデータセンター相互接続が含まれており、ソース インフラストラクチャを修正せずにクラウドを導入できます。vSphere 5.0 以降であれば、アプリケーションのリスクを発生させることなく、複雑な移行評価作業を実施することもなく、VMware Cloud on AWS に移行することが可能です。