VMware App Volumes
VMware App Volumesは、アプリケーションの作成、展開、管理を簡素化し、アプリケーションライフサイクルマネジメン卜を可能にします。
- ハイブリッドワーク
重要なお知らせ
本ページに掲載されている、ライセンスとエディションの情報は Broadcom 買収完了前の情報となります。
今後EUC製品は Omnissa 社から提供となります。
製品概要
仮想マシンのアプリケーションとOSの管理を分離
App Volumesは、リアルタイムでのアプリケーションの配布およびライフサイクル管理機能を提供するツールです。仮想マシンにおけるアプリケーションとOSを別々に管理することで、エンドユーザーに多数のアプリケーションを瞬時に配布できるだけでなく、多数のアプリケーションをプロビジョニングしてアップグレードできるようになります。
特長
ジャストインタイムのサービスの提供
VMwareのInstant Clone、App Volumes、User Environment Managerなどのテクノロジーを組み合わせたJust-in-time Management Platform(JMP:ジャンプ)を通じて、OS、アプリケーション、ユーザー設定を高速で最適化。断片化したあらゆるコンポーネントを統合できるため、必要に応じて再構成することで、あらゆるデバイスのインフラストラクチャトポロジーにデスクトップとアプリケーションをジャストインタイムに提供できます。
アプリケーションとユーザーの統合管理
VMware Horizon、Citrix XenApp、XenDesktop、RDSHによる仮想デスクトップ環境や公開/リモートアプリケーション環境において、アプリケーションおよびユーザーに対するエンタープライズクラスの高度な管理機能と監視機能を利用できます。
ITコストの大幅な削減
コストを削減しながらも、ユーザーの利用環境に影響を与えることなく、真のステートレスデスクトップをサポート。一対多のプロビジョニングによるストレージおよび運用コストの削減、プロアクティブな監視によるヘルプデスクコストの削減を可能にします。
最新アーキテクチャによる信頼性の確保
アプリケーションの迅速なプロビジョニング、状況に応じたユーザーポリシーの提供、必要に応じたアプリケーションの分離により、信頼性と一貫性の高いパーソナライズされたユーザー環境を提供します。
主な機能
利用イメージ
App Volumesを使用することで、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)や公開アプリケーション環境へのリアルタイムでのアプリケーション配布や、ユーザー管理が可能です。
導入メリット
アプリケーションカタログをデスクトップに動的に配信。インストールベースでアプリケーションを展開する手法から、アプリケーションを"割り当てる"という新しい手法への進化を可能にします。
- リアルタイムにアプリケーションを配信
- AppStackにより複数のアプリケーションを1台の仮想ディスクに集約
- ユーザーに事前に割り当てたAppStackをログイン時に適用
リアルタイムの適用も可能 - AppStackを複製して更新ディスクを作成
割り当てを更新することで、次回ログイン時に更新アプリケーションを自動的にユーザーに提供
エディション別機能詳細
機能 | App Volumes Standard (基本的な管理機能) |
App Volumes Advanced (エンタープライズ向けの管理機能) |
App Volumes Enterprise (エンタープライズ向けの管理機能) |
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リアルタイムのアプリケーション提供 | ● | ● | ● |
ユーザー プロファイルおよびポリシーの管理 | ● | ● | ● |
統合管理プラットフォーム | ● | ● | ● |
統合管理コンソール | ● | ● | ● |
AppIsolation: 基盤となるオペレーティング システムからアプリケーションを分離する、エージェント不要のアプリケーション仮想化ソリューション | ● | ● | |
AppCapture: 一般的なキャプチャ方法で分離されたアプリケーションを容易に提供 | ● | ● | |
AppScaling with Multizones: 複数のデータセンター間でレプリケーションされたアプリケーションを利用 | ● | ● | |
AppToggle: アプリケーション スタック内の個別のアプリケーションに対するユーザーごとの権限付与 | ● | ● | |
インフラストラクチャ、アプリケーション、およびセッションの監視 | ● |
サポートされている環境
機能 | App Volumes Standard (中堅・中小企業向け) |
App Volumes Advanced (大規模企業向け) |
App Volumes Enterprise (大規模企業向け) |
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Horizon* | ● | ● | |
Citrix XenApp および Citrix XenDesktop | ● | ● | ● |
RDSH | ● | ● |
* App Volumes Enterprise advanced エディションは、Horizon Enterprise エディションに含まれています。
エディションとライセンス
エディション
App Volumesは次の3つのエディションを用意しています。
エディション | 説明 |
---|---|
VMware App Volumes Standard Edition | VMware Horizon、Citrix XenApp、XenDesktop、RDSHの仮想環境に適した、アプリケーションとユーザーの管理ソリューションです。 |
VMware App Volumes Advanced Edition | VMware Horizon、Citrix XenApp、Citrix XenDesktop、RDSHの仮想環境に適した、アプリケーションとユーザーの高度な管理ソリューションです。 |
VMware App Volumes Enterprise Edition | Citrix XenAppとCitrix XenDesktopの仮想環境向けにアプリケーションの提供、分離、End-to-Endの監視機能を提供する、エンタープライズアプリケーションとユーザーの統合管理ソリューションです。 |
ライセンス
- 指定ユーザー単位: 従業員が、それぞれ決まった仮想マシンに終日アクセスする仮想環境の場合に適しています。
- 同時接続単位: 仮想環境において、アルバイトやシフト勤務の従業員など、多数のシフト勤務の従業員が、終日仮想マシンを共有する場合に適しています。