トレンド&ニュース Vol.9 (5月前半)

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こんにちは!
4月後半からMicrosoftのイベントが立て続けに開催され、注目の新サービスが続々と登場しています。今回はそんな気になる新着情報を中心に、Azureの未来を感じさせるニュースをご紹介します!

開発者向けイベント「Build」が開催されました

Microsoftの開発者向けイベント「Build」が4月末に開催されました。サティア・ナディラCEOのキーノートセッションを皮切りに、さまざまな新サービスを発表。Azureでも無限のデータ容量で大量のデータを保存できるAzure Data Lake Serviceを発表するなど、新しい展開を見せています。今回はそのほかにも驚きの発表が多く、Microsoftの勢いが感じられるイベントとなった模様です。

イベントの詳細情報は公式Webサイトからチェック
http://www.buildwindows.com/

Azure Data Lake Serviceに関する記事はこちら
http://www.publickey1.jp/blog/15/azure_data_lake_servicehdfs_apihadoop.html

「Microsoft Ignite」でAzure Stackが発表

続いて5月に入って開催された「Microsoft Ignite」でも新しいサービスや機能が次々と紹介されました。注目は自社で保有するサーバーでもAzureのサービス・機能を利用できるというAzure Stack。オンプレミスサーバーとAzureを隔てなく利用できるようになるようです。Azureの新たな展開には、参加者からも驚きの声が上がったようです。

「Microsoft Ignite」のレポートはこちらの記事から
https://buchizo.wordpress.com/2015/05/05/microsoft-ignite-2015-keynote/

Azure Stackの詳細はこちらの記事から
http://www.publickey1.jp/blog/15/azure_stack_ignite_2015.html

Azureプレミアムストレージが一般に公開

2種類のストレージがAzureには存在しますが、今回プレミアムストレージが一般ユーザーにも利用可能となりました。高速・高性能なストレージは、MySQLなど要求の高いアプリケーションの利用に最適。日本では現在、西日本で提供されており、今後はすべての地域で順次展開されていきます。

Azureプレミアムストレージの詳しい情報はこちらから
http://codezine.jp/article/detail/8672

株式会社良品計画が日本マイクロソフトと共同で、ビッグデータ活用基盤を構築

無印良品を運営する株式会社良品計画は、お客様との関係性を深めるためにAzureを利用して顧客データベースを構築しました。これによって、現場でも使えるレポートを高速で作成可能になり、今後は予測精度が高くなった施策を実行していく方針。さらには商品開発までこういったデータの利用を視野に入れているそうです。リリースによれば専門家ではないスタッフでもレポートを作成できるExcelの存在と、これまでの法人ビジネスの実績が、Azureが選ばれた理由とのことです。Azureの強みが伝わる好例ですね。

株式会社良品計画のAzure活用事例の詳細はこちら
http://news.microsoft.com/ja-jp/2015/04/24/150424_powerbi_ryohinkeikaku/

Azure Stream Analyticsの一般提供が開始

アプリケーションやデバイス、センサーなどから情報をリアルタイムに収集できるAzure Stream Analyticsが一般に提供スタートしました。膨大な量のデータを扱うことができるため、デバイスをリモートで管理することが容易になります。Azureが利用される範囲は広がる一方ですが、データ処理の技術も同時に向上していきますね。

Azure Stream Analytics の詳細はこちら
http://blogs.msdn.com/b/windowsazurej/archive/2015/04/27/general-availability-of-azure-stream-analytics.aspx

photo:Thinkstock / Getty Images