数あるクラウドサービスからAzureを選ぶ4つの理由
2015.06.16
オンプレミスでの運用と比較すると、コスト、セキュリティ、管理のための工数など、さまざまな点でメリットの多いクラウド。ただ、サービスが乱立する中、何を選択の基準としたらよいのか、お悩みのシステム担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、クラウド選択の際に役立つ、Azureの4つの強みをご紹介しましょう。
1 ハイブリッドなサーバー構成が簡単に実現できる!
通常の業務はクラウドを使い、機密性の高いものはオンプレミスで処理。そしてハイブリッドクラウドを構築してそれらを同時に管理するのが、最近の主流です。その際、クラウドでAzureを採用していれば、オンプレミス側がWindowsサーバーのようなMicrosoft製品の場合、両者のOSが共通なので親和性が高く、スムーズにハイブリッドな環境を構築できます。また、Azureに移行してもWindowsサーバーの使用感のままで管理画面を操作でき、これはまさしくAzureならではの利点です。
2 国内2カ所のデータセンターでバックアップまで完了!
Azureのデータセンターのリージョンは全世界で20カ所。そのいずれも米国政府機関の要求を満たす強固なセキュリティレベルで運用されています。ISO 27018の取得を始め、国際機関の定めるセキュリティ基準もクリア。そして国内には、主要なクラウドサービスとしては唯一、東日本・西日本の2カ所にデータセンターが設置されています。運用はもちろんのこと、BCP/DR対策としてデータをバックアップする際も日本国内で完結しているので、災害時でもスムーズな復旧が可能です。拠点間の多重化は自動で行われるので、重要なデータの抜け漏れの心配もありません。さらに利用契約の準拠法は日本法のため、もしもの事態があってもスムーズに対処できます。
3 技術ロードマップの公開で今後の動向が把握できる!
Azureは「クラウド インフラストラクチャ」「エンタープライズ モビリティ」など5つのカテゴリについて、新たにリリースされたサービス、現在開発中のサービスなどの情報をロードマップとしてWebサイト上で公開しています。他のクラウドサービスでは、それらの動向を把握しづらいのに比べ、Azureなら全体の流れを理解することができるのです。数年先の事業を見越してクラウドの導入を検討する場合など、その事業に必要なサービスの開始時期がわかれば、Azure導入のタイミングや、メリットを事前に周知させることも可能になります。
4 多数のパートナーでサポートも安心!
クラウドを導入するお客様にとって、そのサービスの詳細までを熟知し、導入目的に応じたサポートをしてくれるパートナーの存在は心強いはずです。MicrosoftはITエンタープライズの分野で長年の実績があり、AzureをはじめとしたWindowsテクノロジーに精通したパートナーが多数存在します。それぞれ得意分野があるので、目的、業態、運用規模などに応じて的確なサポート企業を選べるのも魅力です。
まとめ
柔軟性、利便性が充実しているのはもちろんのこと、Azureのもうひとつの特徴は、他の代表的なクラウドサービスと比べ、セキュリティ面を含めたサポートが充実している点にあります。クラウドを利用する安心感や、コスト最適化を考えれば、Azureがオススメです。
photo:Thinkstock / Getty Images