三井石油開発株式会社 さま
長期的なビジネスを支える新たな統合基盤を VMware vSAN で構築
ITインフラのシンプル化により、IT部門のリソースを付加価値の高い業務へシフト
- マルチクラウド
三井グループの一員として、石油・天然ガスの探鉱・開発・生産事業を手がける三井石油開発株式会社。同社では2013 年以降、全社のシステムを VMware の仮想化基盤に移行し、3Tier 型で運用を続けてきました。ビジネスのニーズに柔軟に応える新たな統合基盤の必要性を感じていた同社は、ハードウェアの更新を機に VMware vSAN ベースの HCI を採用し、2018年8月より運用を開始。オールフラッシュ構成によるパフォーマンスの向上と同時に、サーバーとストレージが一体となった HCI で運用負荷が軽減し、IT 部門はより付加価値の高い業務にリソースをシフトできるようになっています。
導入ソリューション
- VMware vSAN
- VMware vCenter ベースの一元管理とオールフラッシュ構成による省スペース化を実現運用面でも多くのメリットを獲得
導入効果
- 導入前の課題
-
- ハードウェアの老朽化によるパフォーマンスの低下
- ハードウェアの故障による運⽤負荷の増大
- 3Tier 環境を運用する IT 部門のリソースの限界
- エネルギービジネスの要請に応えるシステムの柔軟性と拡張性の確保
- 導入後の効果
-
- オールフラッシュ構成によるシステムのパフォーマンス向上
- 事業基盤全体の柔軟性と拡張性の向上
- ハードウェア起因によるシステム障害の解消
- インフラ管理の効率化による付加価値の高い業務への注力
- ハードウェア削減による TCO の削減
お客様の声
最終的に HCI を選んだ理由は、サーバー、スイッチ、ストレージが一体となった筐体によって、ストレージの IO スピードに影響を受けず、またメンテナンス性も飛躍的に高まることにありました。なかでも VMware vSAN は導入実績が豊富で、グローバルで利用されている安心感があります。導入ベンダーから提案があったオールフラッシュモデルのコストが、一昔前と比べて現実的だったことも決め手になりました。
新たな仮想化基盤への移行は、高度な専門知識を必要とする運用がなくなり、IT 部門の心理的な負担は解消されました。また、内部リソースにも余裕が生まれ、従来はできなかった IT 部門内部の改善施策の実施やドキュメント類の更新など、より付加価値の高い業務にシフトすることができました。
*所属・役職等は、取材当時のものです。
三井石油開発株式会社
経営企画部
情報システムユニット
ユニットジェネラルマネジャー
青柳 大樹 氏
社名 | 三井石油開発株式会社(英文:Mitsui Oil Exploration Co., Ltd.) |
所在地 | 東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル |
設立 | 1969 年7月19日 |
資本金 | 331億3,340万円 |
売上高 | 1,252億6,300万円(2018年3月期) |
従業員数 | 160名(2018年3月31日現在) |
事業内容 | 石油、天然ガスその他のエネルギー資源の探鉱、開発、生産、販売ならびに投資 |
URL | https://www.moeco.com/ |