【連載③】Windows Virtual Desktop までの道のり
2019.06.04
【連載③】Windows Virtual Desktop までの道のり
こんにちは、Azure相談センターの小田です。
今回も、今話題のWindows Virtual Desktop (以下WVD) を理解し、今後WVD はユーザーにどんな変化やメリットをもたらしてくれるのかをお話するにあたり、必要となる基礎知識をおさらいしていきたいと思います。
今回はいよいよ、「バーチャルデスクトップ」についてお話ししますが、少々内容が多くなりますので、2回に分けてお届けします。
前回までの記事はこちら
・第一回:「デスクトップとは何か?」
・第二回:「リモートデスクトップ」
WVD をお話する前に...基本をおさらい「バーチャルデスクトップ」
バーチャルデスクトップとは...
そもそも、バーチャルデスクトップとはWindows OSのユーザーデスクトップ上で実行されるサービスでした。
"ブルー スクリーン"の恐怖を経験した方々がハードウエアリソースを安全に分けながらアプリケーションを実行するために利用したこともあるかもしれません。
その後仮想化技術が進み、オンプレミスのWinndows OS Hyper-VやクラウドサービスのAzureなど仮想化環境が一般的になると、デスクトップの仮想化もその流れに乗って注目されるようになっていきました。
デスクトップを仮想化することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
仮想デスクトップのメリットにつておさらいしてみましょう。
※なお、Windows OSを仮想環境にインストールして利用する場合には、それぞれ要件に適したライセンスが必要となりますのでご了承ください。
デスクトップを仮想化すると...?そのメリットとは
バーチャルデスクトップの利用は、ほとんどのケースでリモートでの接続が想定されます。
そのため、
・ノートブックやデスクトップ紛失リスクの軽減
・時間や場所にとらわれない、働き方改革実現に向けたオフィス環境
...など、リモートデスクトップの利用で受けたメリットを、そのままバーチャルデスクトップでも享受できます。
その上、仮想化によるインフラストラクチャーのアーキテクチャーで、以下のようなメリットも受けられます。
・仮想化による高可用性
・集中管理による端末管理の軽減
もっと身近なシーンで考えてみましょう。
例えば、突然自分のノートパソコンに不具合が起きたとしたら、どうなるでしょうか?
・デスクトップのショートカットや付箋
・業務に必要なファイルや資料
・通常利用しているアプリケーション
...など、なにげなく使っているものが使えなくなってしまいますよね。
日常の業務では、クラウドサービスが普及した今でも、デスクトップの使い勝手を良くしようとカスタマイズしているユーザーの方も多く、代替え機がすぐ用意できたとしても、いくらかの不自由は残ってしまいがちです。
しかし、仮想化環境ではその機能の中で仮想マシンのイメージを何重かにバックアップを取っていて、何かしらの不具合が発生した場合でも、速やかな復旧がされる仕組みになっています。
また、端末管理においても、購入時期による端末仕様の管理やソフトウエアのインストールなど、実際のハードウェアを管理しないといけないケースもまだまだ少なからず残っていますよね。
仮想環境では、ハードウエアと管理者権限を一元管理することもできますから、その負担の軽減にも繋がります。
ところで、Microsoft では、仮想デスクトップ上でも利用可能なOffice 365製品のライセンスをご用意しているのをご存知でしょうか?
現在にも増して、より快適なデスクトップ エクスペリエンスを体験いただけるよう様々なプランがございますので、一度ご検討いただくのもおすすめです。
Azureでバーチャルデスクトップについてご質問、相談がございましたらAzure相談センターにご連絡くださいね。
Azure に精通したスタッフが、みなさんの疑問・質問に丁寧に回答します。
いかがでしたでしょうか?
今回のバーチャルデスクトップについてのお話はここまで。
次回も引き続き、「バーチャルデスクトップ」についてお話いたします。
次回もどうぞお楽しみに!
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