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Azureによるハイブリッドクラウドが
選ばれる3つの理由

2016.04.27

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ビジネス環境の変化に対応する柔軟なITインフラ基盤が求められる現在、プライベートクラウド(自社データセンター)とパブリッククラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」に注目が集まっています。しかし、そこにどのようなビジネスメリットがあるのか、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。そこで、ここではハイブリッドクラウドが注目される理由を解説しましょう。

ストレージ容量の確保やBCP対策として、ハイブリッドクラウドが注目されている

コスト削減やBCPの観点から、企業のITシステムの基盤として、パブリッククラウドが採用されることが一般化してきました。一方で、ミッションクリティカルな業務システムや、機密性の高いデータや個人情報を扱うシステムをパブリッククラウド上で運用することには、まだまだ抵抗がある企業が多いのも事実です。

そこで注目されるのが、ITシステムの特性に応じてプライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」です。たとえば、ミッションクリティカルな業務システムや、機密データを扱うシステムはプライベートクラウドで運用し、敏捷性が求められるシステムや、処理量の変動が大きいシステムなどをパブリッククラウドで運用することで、一定のセキュリティレベルを確保しながらコストを削減することが可能になります。

また、ビッグデータ時代に備えてデータセンターを拡張し、数年先のビジネスニーズにも対応可能なストレージ容量を確保することや、必要に応じて外部リソースを活用することができるハイブリッドクラウドが、BCP対策にも有効なケースがあります。

ハイブリッドクラウドがもたらす
3つのメリット

では、ハイブリッドクラウドにはどのような利点があるのか、具体的に以下の3つのメリットをご紹介します。

●メリット1:4つの分野におけるITの強化
・ID管理
「シングルサインオンによるクラウドアプリへのアクセス」をはじめ、場所に制限されることなく、ユーザーアクセスやIDを効率的に管理できます。

・データセンターの拡張
仮想マシンのプロビジョニングをすばやく行い、大規模な投資を行うことなくデータセンターの機能を拡張できます。

・データベースおよびSQLの容易な拡張
ビッグデータ解析のための分散処理の基盤など、時間をかけて新しいハードウェアを展開しなくても、データベースを容易にスケールできます。

・障害復旧およびバックアップ
データおよびアプリを保護してビジネスの継続性を維持します。

●メリット2:モバイル時代に備える
IT専門調査会社IDCのレポートでは、今年にはエンタープライズ向けにモバイルで提供される業務アプリの数は4倍に増え、ビジネスでのモバイルの活用がさらに拡大していると報告されています。

オンデマンドでの拡張性、モバイルアプリへの安全な分散アクセスなど、モバイル時代に求められるITインフラの要件に、クラウドの強みを生かしたハイブリッドクラウドが優位性を発揮します。

●メリット3:ビジネス変革のツールとして
従来のITは、ハードウェアやインフラ基盤の購入と設置、システムやサービスの保守、老朽化した機器の交換、障害発生時のデバイスやシステムの修理、ソフトウェアの更新といった運用が必要でした。

クラウドを活用することにより、IT部門は運用負荷から解放され、新しいアプリケーションおよびプロジェクトによるビジネスグループの支援、ビジネスニーズの変化に合わせたサービスの管理など、よりビジネス変革の支援に注力することが可能です。

Azureがハイブリッドクラウドに適する理由

さらにAzureの優位性は、自社運用のプライベートクラウドと、マイクロソフトが運用するパブリッククラウドが、同じテクノロジーで実装されていることにあります。

AzureとWindows Server、Microsoft System Center を組み合わせ、エンタープライズ規模のテクノロジーを、自社運用のデータセンターとマイクロソフトのグローバルデータセンターの両方で活用することが可能です。また、これまで利用していたデータセンターの機能の一部をクラウド化することや、閉域網接続サービス(ExpressRoute)を用いることで、パブリッククラウドをあたかも自社データセンターの延長として利用することも可能なのです。

ITの強化、モバイルシフトへの対応、ビジネス変革など、ハイブリッドクラウドがもたらすビジネスメリットについてご紹介しました。安全なモバイルアプリの配布や、ビジネスの継続性確保など、柔軟性と機動性の高いITインフラを整備したいと考えるIT担当者は、Azureを活用したハイブリッドクラウドを検討してみてはいかがでしょうか。

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