FortiGate Gシリーズモデル比較|30G・50G・70G・90G・120G・200Gクラスの失敗しない選び方
FortiGateの検討を進める中で、多くの方が次に悩むのが「どのモデルを選べばよいのか」という点です。
FortiGate Gシリーズでは、30G、50G、70G、90G、120G、201G といったモデルが展開されており、旧世代(E/Fシリーズ)からの移行先として検討されるケースも増えています。
本記事では、FortiGate Gシリーズをスペック比較ではなく「選び方」の視点で整理します。
目次
なぜFortiGateのモデル選びは分かりにくいのか
FortiGateのモデルは、
数字が大きい=単純に上位互換という設計ではありません。
拠点規模、通信量、NGFW(UTM)やVPN、SD-WANといった機能を使うのかによって、
適したモデルは大きく変わります。
特にGシリーズでは、
旧EシリーズのEOSを起点に移行検討が行われるケースが多く、
「同じ数字帯で選べばよい」と思い込みやすい点も、
分かりにくさの一因になっています。
モデル選定でまず見るべき3つのポイント
① 想定する利用規模(拠点・ユーザー数)
最初に整理すべきなのは、FortiGateを利用する拠点の規模やユーザー数です。
30Gや50Gと、70G以上のモデルでは、
想定されている利用シーンそのものが異なります。
現在の規模を起点に、
どのクラスが前提になっているかを見極めることが重要です。
② 利用する機能範囲(NGFW(UTM)中心か、SD-WANまでか)
次に確認したいのが、FortiGateをどこまでの用途で利用するかです。
ファイアウォール機能が中心なのか、VPNやSD-WANも含めて使うのかによって、
必要な処理性能は大きく変わります。
③ 将来の拡張余地
モデル選定では、現時点の要件だけでなく、将来の拡張も視野に入れる必要があります。
たとえば、以下のような変化をどこまで見込むかが判断のポイントになります。
・拠点増設
・SaaS利用の拡大
・回線の複数化
「今ちょうどよい」だけでなく、数年後も無理なく使えるかという視点が重要です。
FortiGate主要モデルの位置づけ
ここでは、EOS対応や移行検討でよく名前が挙がる30G〜200Gクラス相当のGシリーズを、用途別に整理します。
FortiGate 30G/50G|小規模拠点・店舗向け
30G・50Gは、小規模オフィスや店舗、支店などでの利用を想定したモデルです。
・ユーザー数が少ない
・ファイアーウォールを中心とした利用
・VPNの利用は限定的
旧30E/50Eクラスからの移行先としても選ばれやすく、
Gシリーズとしての基本性能を押さえたい場合の
現実的な選択肢です。
FortiGate 70G/90G|小〜中規模拠点の主力モデル
70G・90Gは、小規模拠点向けモデルでは余力が不安な場合に検討されるクラスです。
・拠点人数が増えてきている
・VPNややSD-WANを本格的に使いたい
・将来の拡張もある程度見込んでおきたい
といったケースで、バランスの取れた選択肢になります。
旧60E/80E/90Eクラスからの移行先としても
検討されることが多いモデル帯です。
FortiGate 120G/201G|中規模以上・本社拠点向け
120Gや201Gクラスは、本社拠点や通信量の多い環境を想定したモデルです。
・複数拠点を集約する
・VPN接続数が多い
・SD-WANを含めた通信制御を本格的に行う
といった要件に対応しやすく、将来的な拡張余地も確保しやすいクラスになります。
旧100E/200Dクラスからの移行では、
このモデル帯が現実的な検討対象になります。
型番選定でよくある失敗パターン
・現在の通信量だけで判断してしまう
・VPNやSD-WANの利用を後回しに考えてしまう
・「念のため上位モデル」を選び、過剰構成になる
これらは、前提条件の整理不足から起きやすい失敗です。
モデル選定では、今と将来を分けて考えることが重要になります。
まとめ|FortiGateモデルは「用途」から選ぶ
FortiGate Gシリーズのモデル選定では、単なる型番や世代だけで判断するのではなく、
「どんな拠点で」「どこまでの機能を使い」「将来どう広がりそうか」という
利用シーンから考えることが重要です。
特にEOSをきっかけとした更改では、
「旧モデルの後継だから」という理由だけで決めず、
用途と前提条件を整理したうえで選ぶことが、無理のない移行につながります。
なお、Eシリーズを利用中で、これから更改を検討している場合は、
EOSを起点とした世代移行の考え方を整理した別記事も参考になります。
FortiGate Gシリーズ資料|性能・リプレース・移行
FortiGate Gシリーズの仕様や性能の違いをはじめ、
ご利用規模別のリプレース表や移行を支援するサポート情報まで、
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サイバーセキュリティのマーケティング担当。
専門的な内容でも、読者にとって親しみやすく、実践につながる形で伝えることを大切にしています。