FortiGate Eシリーズ、次をどう考える?F・Gシリーズ移行ガイド
FortiGate Eシリーズでは、30E・50E・60E・80E・100Eなどのモデルが
順次EOSを迎え、後継としてFortiGate Fシリーズ、またはFortiGate Gシリーズへの移行が想定されています。
本記事では、EシリーズからF・Gシリーズへの移行を前提に、モデル選定の考え方や性能差、移行時のポイントを整理します。販売店・エンドユーザーの双方が判断しやすいよう、全体像を俯瞰してまとめています。
目次
FortiGate EシリーズのEOSと後継モデル一覧
FortiGate Eシリーズでは、30E・50E・60E・80E・100Eなどのモデルが
順次EOSを迎え、後継としてFシリーズ、またはGシリーズへの移行が想定されています。
FortiGate EシリーズのEOS/リプレース対応一覧(公式情報ベース)
| 旧モデル | サポート終了日 | 最新機種(サポート継続) |
| FG-30E | 2026/7/15 | FG-30G |
| FG-50E | 2026/11/14 | FG-50G |
| FG-60E | 2026/12/29 | FG-70G |
| FG-80E | 2026/8/17 | FG-90G |
| FG-90E | 2025/4/15 | FG-90G |
| FG-100E | 2026/8/17 | FG-120G |
| FG-101E | 2026/7/15 | FG-120G |
| FG-240D | 2026/7/17 | FG-201G |
| FG-300E | 2026/7/15 | FG-400F |
| FG-301E | 2026/7/15 | FG-401F |
| FG-500E | 2026/7/15 | FG-700G |
| FG-501E | 2026/7/15 | FG-701G |
※本表はメーカー公式情報をもとに、FortiGate EシリーズのEOS日と後継機種(Fシリーズ/Gシリーズ)を整理した一覧です。実際の移行モデルは、利用している機能や通信量によって1ランク上のモデルが適する場合があります。また、今後販売開始する製品によって対応製品は変更予定です。
よくあるご質問
Q. FortiGate Eシリーズや、Fシリーズの後継機を探しています。60G/80G/100Gというモデルはありますか?
A. FortiGate 60G/80G/100Gという正式モデルは現在ありません。
・60F の後継検討:70G または 90G
・80F/80E の後継検討:90G
・100E/100Fの後継検討:120G
が主な選択肢となります。
実際の最適モデルは、回線速度・SSL 通信量・有効化しているセキュリティ機能によって異なります。
現状の構成を確認したうえで最適な後継モデルを無料で診断できますので、お気軽にご相談ください。
Q.自社の環境に最適なモデルを選定してもらえますか?
A. はい。お客様のネットワーク環境やご要望をヒアリングし、最適なモデルをご提案いたします。
EOSを迎えるとどうなるのか|サポート・更新が止まるという現実
FortiGateはEOS(End of Support)を迎えても、
電源が入らなくなるわけでも、通信が即座に止まるわけでもありません。
しかし、EOS以降は次のような状態に入ります。
・メーカーサポートが一切受けられない
・FortiOSのアップデート・パッチ提供が停止する
・新たに見つかった脆弱性への対応ができない
・障害発生時も自己責任での対応が必要になる
つまり、「動いてはいるが、何か起きたときに守ってくれるものが何もない状態」です。
特にセキュリティ機器の場合、OSアップデートができない状態は、新たな脅威への対策が取れないことを意味します。Eシリーズを利用している環境では、「今は動いているか」ではなく、「サポートのある状態で使い続けられるか」を基準に判断する段階に入っています。
EOS後に考えるべき“次のシリーズ”の考え方
EOS対応を検討し始めると、自然と
「次はどのシリーズを選ぶべきか」という判断が必要になります。ここで重要なのは、
世代が新しい=単純に高性能、という見方だけで決めないことです。
実運用で差が出やすいポイントはどこか
FortiGate Fシリーズ以降では、SSL復号処理やNGFW(UTM)など複数のセキュリティ機能を同時に利用することを前提とした設計がされています。
そのため、機能を有効化した状態でも通信が安定しやすく、実運用でのレスポンスや余裕に差が出やすくなっています。
Gシリーズが候補になる理由は“将来対応力”にある
Gシリーズでは、新しいASIC(SP5/CP10)が搭載され、
EシリーズやFシリーズと比べて、実運用での余裕がさらに大きくなっています。
これは単なる性能向上ではなく、
今後の通信量増加や、SD-WAN・ゼロトラスト・SASEといった将来要件に対応しやすい設計である点がポイントです。
そのためGシリーズは、「最新だから」ではなく、
今の構成を維持し続けるための選択肢として検討されるケースが増えています。
移行判断でまず整理したい3つのポイント
EOS対応は、単なる型番置き換えではありません。
次の3点を整理すると、判断が一気に楽になります。
① 現在の利用機能とトラフィック量
ファイアウォールのみの利用なのか、VPNやSD-WANも使っているのか。
同時接続数や実際の通信量を含めて整理することで、
「Eシリーズの後継=同クラスモデル」という思い込みを避けられます。
② 今後3〜5年の利用想定
拠点増設や回線構成の変更などの環境変化や、SSL通信に対するセキュリティとしてSSL復号の重要性、リモートアクセスの盗聴リスクに対して、より強化された耐量子暗号方式の導入など
数年先の利用イメージを含めて考えることが重要です。
③ 運用負荷と管理方法
運用が属人化していないか、ログや設定管理に不安がないか。
FortiAnalyzerやFortiManager、FortiGateCloudを用いた管理・活用まで含めて整理すると、
移行後の運用イメージも描きやすくなります。
移行時の不安を整理し、次の一手を考える
EOS対応で多いのが、「設定移行が大変そう」「業務を止めずに切り替えられるか不安」
といった作業面での懸念です。
SB C&Sでは、現在の設定内容を引き継いだうえで、
そのまま使い始められる状態に整えて機器をお渡しすることが可能です。
FortiGate Gシリーズの性能差や後継モデルの考え方、移行時のポイントをまとめた資料も用意していますので、全体像を整理したい場合に参考にしてください。
FortiGate Gシリーズ資料|性能・リプレース・移行
FortiGate Gシリーズの仕様や性能の違いをはじめ、
ご利用規模別のリプレース表や移行を支援するサポート情報まで、
選定・更改時の判断に使える内容をまとめた資料です。


サイバーセキュリティのマーケティング担当。
専門的な内容でも、読者にとって親しみやすく、実践につながる形で伝えることを大切にしています。