FortiGateとは?多くの企業が次世代ファイアウォールに選ぶ理由
FortiGateとは、Fortinet社が提供する次世代ファイアウォール(NGFW:Next Generation Firewall)製品です。
ネットワークの出入口(境界)で通信を制御し、侵入防止やWebフィルタリングなどのセキュリティ機能を統合的に提供します。
一方で、「なぜFortiGateが選ばれているのか」を明確に説明するのが難しい、という声も聞かれます。
本記事では、機能比較ではなく、設計思想や使われ方の視点からFortiGateを整理します。検討を始める際の全体像をつかむための入口としてご覧ください。
目次
FortiGate(フォーティゲート)って、結局どんな製品?

山口くん
FortiGateってよく聞くんですが、 「次世代ファイアウォール」以上の説明が難しくて。
実はそこがポイントで、FortiGateは 単なるファイアウォールというより、ネットワークとセキュリティの境界をまとめて考える装置なんです。

中川さん

山口くん
なるほど。だから企業規模を問わず使われているんですね。
はい。最初からすべての機能を使う前提ではなく、 環境に合わせて整理しながら使える点が選ばれています。

中川さん
FortiGateとは何か|単なるファイアウォールではない理由
FortiGateはファイアウォール製品でありながら、実際にはネットワークの出入口(境界)を一体で管理する装置として使われています。
従来のファイアウォールが主にIPアドレスやポート番号で通信を制御するのに対し、FortiGateはアプリケーション単位での可視化や制御にも対応しています。通信制御、セキュリティ対策、リモートアクセス、回線制御といった要素を個別製品として切り分けるのではなく、1つのプラットフォームでまとめて整理できる点が特徴です。
なぜ「高機能=オーバースペック」にならないのか
FortiGateは多機能ですが、「最初からすべての機能を使う」ことを前提とした製品ではありません。必要なところから使い始め、環境に合わせて広げていける設計になっています。
具体的には、以下のような考え方で利用できます。
✅必要な機能だけを有効化できる
✅利用規模に応じてモデルを選定できる
✅後から構成を見直しやすい
そのため、FortiGateは“全部入り”を一度に導入する製品というより、必要に応じて整理・拡張していく前提で使われるケースが多く見られます。
実際の現場では、まずはファイアウォール/NGFWとして導入し、リモートアクセスや回線制御などは必要になった段階で検討することもあります。
さらに、FortiGateは独自開発のセキュリティプロセッサ(ASIC)を搭載しており、複数のセキュリティ機能を有効にした状態でも安定したパフォーマンスを維持しやすい設計になっています。
多機能であっても性能低下を前提に考えすぎる必要がない点も、運用しやすさにつながっています。
なぜFortiGateが「最初の選択肢」になりやすいのか
FortiGateが多くの企業で選ばれている理由は、特定の機能の強さよりも、検討の進め方に合っている点にあります。
セキュリティやネットワーク、リモートアクセス、回線といった論点を境界装置としてまとめて整理できるため、要件が固まりきっていない段階でも検討を始めやすいのが特徴です。
その結果、FW更改をきっかけにSaaS利用や回線構成まで含めて見直すようなケースでも、全体像を整理しながら段階的に検討を進められます。
他のファイアウォールと何が違うのか
FortiGateの違いは機能の多さではなく、ネットワークとセキュリティを分けずに設計できる点にあります。
他社製品では、ファイアウォール、VPN、ルーター、SD-WANなどを別々の製品で組み合わせるケースが多く、構成が複雑になりやすいという課題があります。
FortiGateでは、これらを単一OS(FortiOS)上で統合的に管理できるため、運用負荷や設計の難易度を抑えつつ、将来の更改や拡張にも対応しやすくなっています。
設計や運用が複雑になりにくく、将来の更改や構成変更においても考え方を引き継ぎやすい点が、他製品との大きな違いといえます。
まとめ|FortiGateは検討の入口になりやすい製品
FortiGateは、単機能なファイアウォールではなく、ネットワーク境界をまとめて設計・運用するための次世代ファイアウォールです。
✅通信制御やセキュリティ対策を一度に整理できる
✅今すぐ必要な機能と、将来拡張する機能を分けて考えられる
✅拠点規模や回線構成に合わせた設計がしやすい
こうした特性から、多くの企業で「まずFortiGateを起点に検討する」という選ばれ方をしています。

山口
FortiGateって、最初から細かく決めきらなくても、
まず全体像を整理しながら設計を進められるのが大きいですよね。
そうですね。
最初に「守る範囲」を決めておけば、拠点追加や更改のときも、その考え方を引き継ぐことができます。
一度決めた構成の考え方を、後から広げて使い続けられる
そこがFortiGateの大きな特長ですね。

中川さん


サイバーセキュリティのマーケティング担当。
専門的な内容でも、読者にとって親しみやすく、実践につながる形で伝えることを大切にしています。