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EOSを契機にAzureへのクラウドシフトを考えてみませんか?

2022.05.10

クラウドサーバーご検討中の方必見 お役立ち資料一覧

Windows Server 2012 / SQL Server 2012のサポート期間の終了、EOS(End Of Support)が迫ってきました。方針や対策はバッチリでしょうか?
ソフトウェアに限らずハードウェア、究極を言えばあらゆる製品にはEOSが必ず存在するのでこれを考慮して運用していかなければなりません。

開発元そしてユーザーにとっても理想的な対応というのは、まだサポート期間が続いているバージョンや製品にアップグレードすることです。さらに言えばできれば最新のものが理想です。サポート終了までの期間も長いですし、色々と改善が施されていてより最新の事情に対応できるものになっているからです。

システム管理者や経営者などの立場にない方としては、

  • サポート期間内に最新の製品にアップグレードしてしまえば良いではないか
  • 今すぐやろう早めにやろう
  • 予め終了日がわかっているわけだし、それまでにしっかり計画して対応してね

など、ごもっともな意見を持つと思います。
EOSはあって当然ですし、何も突然やってくるわけではないからです。

しかし・・・現実はこのような理想的な対応ができないことがしばしば起こります。お金の面やその後のシステムの方針、対応工数の面やその他のプロジェクトとの兼ね合いなど、さまざまなことを考慮して最善な対応をとる必要があるからです。

ということで、今回はこのようなマイクロソフト社のソフトウェア製品のEOSに関連したAzureの有効活用についてご紹介します。

サポートが終了しても運用を続けるリスク

ある程度想像はできると思いますが、改めて整理すると大きくは以下の三点が挙げられます。

1.サポート対応のリスク

これは最もわかりやすいですが何かトラブルなどが起こった際に、開発元や保守サポートを提供している窓口に問い合わせを行っても対応を断られてしまいます。良くて過去に公開されたナレッジを活用したベストエフォートでの対応になります。当然ですね。

2.セキュリィのリスク

セキュリティ更新プログラムの新規開発が終了するので、悪意を持つ攻撃者にとっては格好の的です。脆弱性が見つかってもそれをふさぐ開発は行われないわけですので。
攻撃者もこのようなサポート切れ状態のマシンが一定数存在することを知っていますので、このタイミングを狙って猛攻を仕掛けてきます。成功率が上がるので当然ですね。

3.ハードウェア故障のリスク

ソフトウェアをどのようなインフラで稼働させているかにも依りますが、物理サーバーで直接稼働させているのであればその老朽化に伴う故障が懸念されます。もし直近でサーバーだけ入れ替えたということであればこのリスクは小さいですが、一般的にはソフトウェアインストール時からずっとそのサーバーを使い続けている場合が多いのではないでしょうか。

継続利用でもリスクを避ける選択肢

EOSまでにどうしてもサポート有効な製品への移行対応が難しい場合、最後の手段が残されていて「拡張セキュリティ更新(ESU)プログラム」を活用するという選択肢があります。簡単に言うと延命措置が可能です。

こちらの表で示されるとおりESUを購入しこのプログラムを活用することで、サポート終了日から最長3年間はセキュリティ更新プログラムを入手することができます。この更新プログラムについては、「新たに緊急および重要と判断されたセキュリティーアップデート」が提供されます。
ただし、テクニカルサポートは含まれていません。テクニカルサポートを受けるためには、その製品に対するソフトウェアアシュアランスやPremier/ユニファイドサポートといった有償サポート契約が必要です。

このように、お金を支払うことで前述のリスクの二つはひとまずしのげるといった感じです。ハードウェアの老朽化に起因するリスクだけはこの更新プログラムではどうしようもないので、機器の入れ替えやP2Vを行うといった対応が必要になります。

Microsoft社のクラウドサービスであるがゆえの利点

前述した三つのリスクを回避するために、「Azureに移行する」という有効な選択肢があります。クラウドサービスであればなんでも良いわけではなく、Azureというのが重要な点です。

Azureの世界では、なんと拡張セキュリティ更新プログラムが無償で提供されるのです。まさにMicrosoft社のクラウドサービスであるがゆえの利点ですね。また、これによりハードウェア老朽化問題も解決です。
もちろん、自組織で管理するハイパーバイザー環境にP2Vするよりは移行の難易度が高いですし、無償提供はされるものの新しくAzure上に環境を構築することが必要で、運用のやり方も変更しなければなりません。最もコストがかからない対策ではないのは事実です。

しかし、いつかはクラウドに移行することを思い描いているのであれば、今回のEOSを契機にしてまずは最低限のシステム(サーバー)をAzureに移行してみてはいかがでしょうか?
クラウドリフトという手法を選択すれば、サーバー構成を極力変えずにできる限りそのままの状態で移行できます。仮想マシンサービス(IaaS)にアプリケーションをリホストすると考えてもらって差し支えありません。
もちろんAzureの環境にサーバーが移行するのでそれまでとは勝手が異なってくる部分もありますが、難易度としては低く、移行のコストも期間も低く抑えることができます。

VMware環境であればAVSも有力な選択肢

以前にこちらの記事でご紹介したAzure VMware Solutionプライベートクラウド環境への移行もおすすめです。AVS環境のVMとして使うことでも、なんと拡張セキュリティ更新プログラムが無償で提供されます。
この環境を作りオンプレミス側と専用線接続するというハードルはありますが、クラウドリフトとは異なり「移動」させることができます。しかもIPアドレスとMacアドレスをそのままに。移行によるシステムへの影響を最小限にする手段としては最適です。
さらに、以前にこちらの記事でご紹介したハイブリッド特典の適用対象でもあるのです。ESXi上にEOS対象のVMがある場合にはかなり有力な選択肢になりますね。

延命後のPaaS利用の選択肢

拡張セキュリティ更新プログラムは結局延命措置なので、その後の方針を決定しそれに従った対応は必ず必要です。そしてEOSは当然、次もそのまた次も待ち受けています。
そういったことも踏まえると、延命期間中にもう一歩踏み込んでSQL ServerについてはPaaSサービスに移行する、いわゆるリプラットフォームが有効です。もちろんEOSに合わせて最初からこのような移行を行うことでも構いませんが、難易度として前述の方法より高くなりますので、まずは低難易度の移行手段を用いて延命を行いその後しっかりとした準備や計画の下PaaSサービスに移行するのが良いのではないかと考えます。

なお、Azureでは主に、SQL DatabaseとSQL Database Managed Instance、という2種類のSQL ServerのデータベースエンジンをベースとしたPaaS 型のマネージドサービスが提供されます。これらのサービスは、裏側で(ユーザー管理外の状態で)最新の安定したバージョンのSQL ServerのデータベースエンジンやWindows Serverが稼働しますので、通常いつか必ずやってくるEOSの対応を考える必要がそもそもなくなります。

最後に

延命と聞くと後ろ向きというかその場しのぎのような感覚になってしまいますが、「EOSを契機にしたクラウドシフト(を活用した延命)」であれば前向きな対策と捉えることができます。
しかもここでAzureの世界に足を踏みいれてしまえば、その後の他のシステムの移行もやりやすくなりますし、何よりデジタルトランスフォーメーションへの道にもつながっているのです。

せっかくなので、Azureを使って逆に攻めの対策を講じてみませんか?

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EOSを契機にクラウドシフトをご検討されたい場合には、法人でのAzure導入前の相談窓口であるAzure相談センターまでぜひお気軽にお問い合わせください。

  • 【著者紹介】
    八釼 友輔 - Azure エヴァンジェリスト
    SB C&S株式会社 ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部 クラウドプラットフォーム推進統括部 クラウドプラットフォームマーケティング部 販売推進課

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