クラウド導入の際に、ネックとなるのがセキュリティの問題。実際に、パブリッククラウド導入を検討したにもかかわらず、利用しなかった理由の第1位は「情報漏えいなどのセキュリティが心配」(36.9%)という調査データがあります(MM総研調べ)。今回はそんな悩みを解決する、Azureの強みをご紹介します。
クラウドの不安を解消する、世界でトップレベルのセキュリティ
社内にサーバーを置いたオンプレミスの状態では、企業のファイアーウォールに守られ、重要なデータはネットワークから隔離することでセキュリティを確保できました。しかし、社外のクラウドを利用する場合、セキュリティはクラウドを提供している事業者側に委ねることになります。そういった点が情報システム担当者のネックとなってきました。
しかし、クラウドは日進月歩のスピードで進化を遂げています。その中でもトップレベルの信頼性を誇るのがAzureなのです。ここでは主要なメリットとして、4つの特徴をご紹介します。
メリット1:国際的な基準のセキュリティ認定
Azureは各種国際基準をクリアしたクラウドプラットフォームです。代表的なところではパブリッククラウドのプラットフォームとして初めて、米国政府機関のセキュリティレベルを満たすJAB P-ATOを取得。最近では、パブリッククラウドの個人情報保護の基準を定めた唯一の国際基準である、ISO 27018の認定も取得しました。これも同じく、クラウドプラットフォームとしては、初の快挙なのです。Microsoftブランドのセキュリティが、高く評価されている証といえるでしょう。
メリット2:ハードウェアとオペレーションの管理を分ける体制
日々の管理においても、Azureは厳格な体制が組まれています。Microsoftのデータセンターを管理しているのは、Global Foundation Services(GFS)という部門ですが、この部門の権限は、電源やネットワークなどハードウェア面のみ。運用面は分離され、世界に3か所あるオペレーションセンターがリモートで管理しています。
GFSはハードのみの管理なので、オペレーションセンターでは、物理的にどのサーバーにお客様のデータがあるか把握することは不可能。分散管理の組織体制なので、情報漏えいが起きないのです。
メリット3:国内2か所のデータセンターのみの利用が可能
Azureは主要クラウドサービスでは唯一、日本国内の東日本と西日本の2か所にデータセンターを設置しています。そのためBCP/DR対策としてデータをバックアップする際も、日本国内で完結することが可能。利用契約の準拠法も日本法ですので、安心して使えます。拠点間の多重化は自動で行われるため、抜け漏れの心配もありません。
メリット4:プライベート接続が可能なExpress Route
閉域網接続サービスの「Express Route」は、専用線でプライベートネットワークを構築するサービスです。ユーザーのオンプレミスネットワークとAzureを閉域ネットワーク上でプライベート接続をすることが可能です。セキュリティ面を担保しながら、高速での接続を実現できるのが大きな強み。実際にさまざまな業界からの注目が集まっているようです。
まとめ
Microsoftはデータの持ち主が「顧客」であることにコミットし、セキュリティへの取り組みを重視しています。そしてデータセンターの国内2拠点開設など、実際の行動でもアピール。エンタープライズ分野で長年実績を積み上げてきたMicrosoftならではの方針といえるでしょう。さまざまな機能の比較は必要ですが、セキュリティ面ではやはりAzureがイチオシです!
関連情報:セキュリティの課題は、 Microsoft Defender for Cloud(旧:Azure Security Center)で一発解決!~Azureブログ~
photo:Thinkstock / Getty Images
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