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行きはよいよい、帰りもよいよい、Azure VMware Solution ( AVS )

2022.04.20

クラウドサーバーご検討中の方必見 お役立ち資料一覧

皆様、クラウド移行進んでいますか?
移行するか検討中、これから移行予定、すでに移行が完了し運用中などさまざまな状況かと思いますが、その後の活用方針はお決まりでしょうか?
クラウドでの運用ですべて事足りるのでオンプレミスは廃止する、それぞれメリット・デメリットがあるので要件に応じて使い分けてハイブリッドで運用するなど、ご都合によってさまざまかと思います。

ここで、ハイブリッドクラウドは見過ごせないキーワードです。
今後ハイブリッドクラウドでの活用方針である場合はもちろん、オンプレミス環境を廃止してクラウドにすべて移行するにしても、一気に環境切り替えを行わない限りこのような組み合わせ利用の状態を考える必要があります。

ということで、今回はオンプレミスとクラウドのいいとこ取りが可能なハイブリッドクラウド、特にオンプレミスで人気の高いVMware環境と、パブリッククラウドの代表格Microsoft Azureで実現する、有用性が高いハイブリッドクラウドソリューションサービスをご紹介します。

クラウドについて簡単におさらい

クラウド(コンピューティング)は、インターネットなどのネットワーク経由でユーザーにさまざまなITリソース(インフラストラクチャやアプリケーションなど)をサービスとして提供します。さらに、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリットクラウドの三種類に大別できます。

パブリッククラウド

クラウドサービスプロバイダーが所有するデータセンターのサーバーやストレージなどのITリソースを不特定多数(複数)の個人や組織が共有利用します。ユーザー側は、規模の経済の原則も相まって安価に利用できます。しかし、共有という部分が状況や場合によっては問題になることもあります。

プライベートクラウド

組織内にサーバーやネットワークを設置し独自のクラウド環境を構築して運用するオンプレミス型(所有型)と、クラウド事業者からサーバー・ネットワークの提供を受け組織独自のプライベート環境を構築するホスティング型(利用型)があります。組織内やグループ企業内など、利用範囲を制限して利用するクラウドの形態を指し、オンプレミスの延長線上にあるクラウドです。

ハイブリッドクラウド

パブリッククラウドとプライベートクラウド、オンプレミスを組み合わせて利用するクラウドです。

ハイブリッドクラウドの良さ

組み合わせ利用によりいいとこ取りが可能なハイブリッドクラウドですが、どういったメリットが享受できるのでしょうか?
オンプレミスは、カスタマイズが可能な融通の利く環境ですので、例えばセキュリティを極端に高めることや独自開発のシステムとの連携も容易に行うことができます。
一方、クラウド(特にパブリッククラウド)はその逆で、融通が利かないゆえに管理コストが小さいことやアクセス制限をしなければインターネットさえ繋がればいつでもどこからでも使用できる利便性があり、クラウドベンダーが提供するネイティブサービスを手軽に利用することもできます。

このように、それぞれメリット・デメリットがあるので要件が合わないシステムに対して無理やりクラウドを適用するのは得策ではありません。オンプレミスに最適なシステムはオンプレミスで、パブリッククラウドに最適なシステムはパブリッククラウドで、といった具合に使い分けできるのが最大の良さだと言えます。クラウドは一切使わない、もしくはオンプレミスは一切使わないという方針の場合こういった選択肢はとれません。

さらにいいとこ取りを目指したい

ハイブリッドクラウド利用は柔軟性があって使い勝手が良いですが、オンプレミス環境がVMware環境の場合を考えてみたいと思います。もしVMware社が世界的にもシェアの高い(AWS、GCP、Azureのような)パブリッククラウドサービスを提供していた場合には、これを使ったハイブリッドクラウド環境であればシームレスでさらにいいとこ取りの環境が作れそうではないでしょうか?ですが残念ながら現状このような状況にはなっていません。

しかしあきらめるのはまだ早いです。代表的なパブリッククラウドでもありVMware環境の利用型プライベートクラウドでもある、そんなソリューションが存在します。これを使えば、プライベートクラウドとオンプレミス双方のVMware環境をシームレスに繋ぎ、パブリッククラウドのネイティブサービスの恩恵も受けられるのです。それがAzure VMware Solutionです。

Azure VMware Solution ( AVS ) とは?

VMwareプライベートクラウド( Software-Defined Data Center )環境をMicrosoft Azure 内で展開する、VMware社による正式な認定・認証を受けたAzureのサービスです。2020年12月1日より東日本リージョンで、2021年11月からは西日本リージョンでも提供が開始されました。
プライベートクラウド環境ということで、専有ホスト(シングルテナント)によって vSphereクラスターを形成するため、パブリッククラウドにおけるサービスでありながら他のユーザーのインフラストラクチャ(環境)からは物理的に分離されます。つまり、他のユーザーとリソースを一切共有しない専有環境のため、例えば、業界固有のコンプライアンス要件や組織が独自に定めるセキュリティポリシーに対応することが可能です。

詳細な情報につきましては、ぜひ以下もご確認ください。

特長や活用方法

このVMwareプライベートクラウド環境の特長や活用方法は大きく分けて三つです。ずばり、踏襲・移行・災対です。それぞれ解説します。

踏襲:運用管理の共通化

AVSプライベートクラウド環境では vSphereクラスターが展開されるわけですが、その環境を管理するためにマネージドなvCenter ServerやNSX-T Managerなどの管理サーバーが提供されます。つまり、既存のvSphere環境と同様にブラウザーやCLIからアクセスしてこのクラスター環境を管理できるわけですので、これまでに蓄積した手順、スキル、ノウハウがそのまま活用可能です。
ちなみにAVSでなくとも、Azureやその他のパブリッククラウドサービスでもネイティブサービスとして専有ホスト( Dedicated Host )による分離環境の作成は提供されますが、当然ながらそれはvSphereではないSDDC環境なわけです。

移行:(パブリック)クラウドへのVMの持ち込み

パブリッククラウドであるAzure内で展開されるプライベートクラウド環境にVMを移行させるということは(誤解を恐れずに言うと)広義の意味ではパブリッククラウドに移行させているとも捉えることができます。一般にパブリッククラウドへのシステム移行では、クラウドリフトという手法を使うことで、仮想マシンサービスを利用してできる限りそのままの状態で移行できます。AVSの場合にはできる限りではありません。
なぜならば、AVSプライベートクラウド環境にはVMware HCXをデプロイして構成することもでき、オンプレミスのVMware環境とAVS環境は閉域網(VPNの場合にはHCXの利用はサポートされないので専用線接続が基本的には推奨)で接続することが可能です。これにより、各種HCXのマイグレーション機能を使用して容易にVMを移行させることができます。さらに、L2延伸も可能なためIPアドレスをそのままに移行することも可能です。
ちなみに、当然のことながらオンプレミスからAVSへという一方通行でなく、その逆も然りで容易に移動が可能ですので、双方向でVMの移動が容易なシームレスな環境を構築できると言えます。また、AVS環境に足を踏み入れたということはAzureの世界に足を踏み入れたことになり、そのネイティブサービスの便利な機能を組み合わせることもできます。

災対:DRサイトとして利用

AVSプライベートクラウドにBCDRソリューションであるVMware SRMをデプロイすることができ、それとvSphere Replicationを使ってディザスターリカバリーを実装できます。
例えばオンプレミス環境(プライマリサイト)からAVS環境(セカンダリサイト)にワークロードをレプリケートし復旧計画に従ってVMの復旧が可能です。既にVMware SRMを使用して異なるブランチオフィス間でVMのレプリケート運用を行っている、もしくは行ったことがある場合にはその知見を大いに活かすことができます。

最後に

いかがだったでしょうか?
既存のVMware環境に対して、AVSを活用したハイブリッドクラウド利用は検討の価値がある有用なソリューションです。さらにありがたいことに、AVSは以前にこちらの記事でご紹介したハイブリッド特典の適用対象でもあるのです。

弊社は、他社には真似できない圧倒的な知見経験を持ってMicrosoft Azureの導入・販売支援を行っているだけではなく、VMwareについても確かな実績と精鋭集団を有しており、AVSについてのご提案やご導入のご支援に対して満足いただける自信があります。
既存のVMware環境を有効活用するハイブリッドクラウド運用をご検討されたい場合には、まずは法人でのAzure導入前の相談窓口であるAzure相談センターまでぜひお気軽にお問い合わせください。

  • 【著者紹介】
    八釼 友輔 - Azure エヴァンジェリスト
    SB C&S株式会社 ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部 クラウドプラットフォーム推進統括部 クラウドプラットフォームマーケティング部 販売推進課

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