BLOGAzureブログ

基幹・業務システムのクラウド化のメリット・課題とは

2022.12.19

クラウドサーバーご検討中の方必見 お役立ち資料一覧

近頃、企業の「クラウド化」が加速しています。基幹・業務システムのクラウド化を行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、クラウド化に際して生じる課題についても気になるものです。そこで今回は、クラウド化の概要と種類、基幹システムや業務システムをクラウド化することのメリットとデメリットや、よくある課題の解決策をご紹介します。

1.クラウド化とは

最近、よく耳にする「クラウド化」という言葉。クラウド化とは、従来、企業が自社内に機器を設置して運用してきたシステムから、外部の事業者が提供するクラウドサービスをネットワークを通じて利用する方式へと変えることを指します。

例えば、自社内のサーバーに、販売管理システムや人事給与システムなどの基幹システムを構築していたとします。この基幹システムをクラウド化する場合、その基幹システムと同等のクラウドサービスを契約し、切り替える方法を指します。

また、クラウドサービスと一口に言っても、SaaSやPaaS、IaaS等、細かく分類することができます。

SaaSは「Software as a Service」の略称で、「サース」と呼ばれます。従来はパッケージとして提供されていたソフトウェアを、インターネット経由で利用できるようにしたサービスです。

PaaSは「Platform as a Service」の略称で、「パース」と呼ばれます。アプリケーションソフトウェアの開発・実行環境を、インターネット経由で利用できるようにしたサービスです。

IaaSは「Infrastructure as a Service」の略称で、「イアース」と呼ばれます。仮想マシン(サーバー)やネットワークといったITインフラを、インターネット経由で利用できるようにしたサービスです。

2.基幹・業務システムをクラウド化することのメリット・デメリット

企業においてクラウド化が加速する今、既存の自社環境において構築していた基幹システムや、社内のグループウェアやWeb会議ツールなどの業務システムをクラウド化しようと考えている企業も多いのではいでしょうか。そこで、基幹・業務システムをクラウド化することのメリット・デメリットをご紹介します。

●メリット

メリットとしては、まず既存システムの運用・保守コストと比べると、クラウド化は初期導入コストがほとんどないこと、サーバー保守などの管理面での負荷ダウンが期待できることが挙げられます。また各種システムのクラウド化については、DX化やペーパーレス化、業務効率化、テレワークへの適応が可能といったメリットがあります。

●デメリット

一方、デメリットとしては、クラウド化はサービス提供事業者のセキュリティに依存するところがあるため、セキュリティを強化する必要性がある点が挙げられます。また、クラウドサービスによっては、カスタマイズに限界がある点もデメリットになることがあります。

3.基幹・業務システムのクラウド化で発生する問題と解決方法

では、次に基幹システムや業務システムを実際にクラウド化していく際に起きてくることについて探っていきます。基幹システムのクラウド化で発生する、よくある課題と解決策を見ていきましょう。

●サービスが多くて選べない

基幹・業務システムのクラウドサービスは、数多くあるため、サービスが選びにくいということがあります。そうした課題には、まずは自社の目的の明確化を行い、自社の業務に必要な機能を備えていると同時に、目的を達成できるクラウドサービスを選びましょう。

●社員が使い慣れるのに時間がかかる

クラウドサービスに関わらず、既存のシステムを新規システムに変えると、どうしても社員が使い慣れる時間が必要になります。スピーディーに行うためには、勉強会の実施など教育の機会を設けることが解決策として挙げられます。

●セキュリティへの懸念

クラウド化をすると、データを社外のサービスに預けることになるため、どうしてもセキュリティに不安が生じます。情報漏洩のリスクや、ウイルス感染、サイバー攻撃を受けるリスクもあります。こうしたセキュリティ課題への解決策としては、セキュリティが強固で、高信頼のクラウド基盤を持つクラウドサービスを選ぶのが重要になってきます。

4.クラウド化でコストダウンを実現

先述の通り、クラウド化は、オンプレミスと比べて、大幅にコストダウンが見込めます。特に初期導入コストについては機材やシステム開発そのものが不要となる上に、契約費用も一切かからないクラウドサービスもあります。オンプレミスの場合、ランニングコストが抑えられる一方で、導入コストが莫大にかかります。

クラウド化は、確かにランニングコストがかかりますが、予算の範囲内での定額料金のクラウドサービスや、使った分だけ課金される従量課金制のクラウドサービスを利用することで解決できます。

ただし、長い目で見れば高額になるということもありますので、より価格面で効率的なサービスを選ぶのがおすすめです。

5.まとめ

基幹システムや業務システムをクラウド化することのメリットとデメリット、課題と解決策をご紹介してきました。特にクラウド化は大幅なコストダウンが期待できるため、コストを抑えてシステムを刷新したいという場合に最適な方法です。

Azureの導入や運用に関するお悩みは SoftBankグループのSB C&Sにご相談ください

SoftBankグループのSB C&Sは、さまざまな分野のエキスパート企業との協力なパートナーシップによって、多岐にわたるAzure関連ソリューションをご提供しています。

「Azureのサービスを提供している企業が多すぎて、どの企業が自社にベストか分からない」
「Azure導入のメリット・デメリットを知りたい」
「Azureがどういう課題を解決してくれるのか知りたい」
など、Azureに関するお悩みならお気軽にお問い合わせください。
中立的な立場で、貴社に最適なソリューションをご提案いたします。

クラウドサーバーご検討中の方必見
お役立ち資料一覧

クラウドサーバーご検討中の方必見 お役立ち資料一覧
  • クラウドサーバーの導入を検討しているがオンプレミスとどう違うのか
  • AWSとAzureの違いについて知りたい
  • そもそもAzureについて基礎から知りたい
  • 今、話題の「WVD」って何?

そのようなお悩みはありませんか?
Azure相談センターでは、上記のようなお悩みを解決する
ダウンロード資料を豊富にご用意しています。
是非、ご覧ください。

Azureの導入・運用に役立つ資料を
無料でダウンロードしていただけますDOWNLOAD

オンプレミスからクラウドへの移行を検討している方のために、安心・スムーズな移行を実現する方法を解説し、
運用コストの削減に有効な「リザーブドインスタンス」もご紹介するホワイトペーパーです。

Azureのことなら、
SB C&Sにご相談を!

導入から活用まで専門スタッフが回答いたします。
お気軽にお問い合わせください。