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【対話で学ぶ】FortiAnalyzerは単なるログ保管庫じゃない?「高度なセキュリティ監視基盤」として活用するメリット

ログ管理 FortiAnalyzer 初心者向け
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セキュリティ対策の見直しにおいて、社内から「FortiAnalyzerって、単なるログ保管装置ですよね?」といった声が挙がることはありませんか?

確かに、ログの長期保存やレポート出力は主要な機能のひとつです。
しかし実際にはそれだけにとどまらず、「イベントハンドラー」という機能を活用することで、複数のログを組み合わせてサイバー攻撃の兆候を自動検知することが可能になります。

本コラムでは、FortiAnalyzerの導入や見直しを検討されている皆さまに向けて、イベントハンドラーの仕組みや具体的なメリット、そして日々の運用にどう役立つのかを分かりやすく解説します。
 
※FortiAnalyzerの特長や導入をご検討中の方は、FortiAnalyzer製品ページもあわせてご覧ください。

目次

    イベントハンドラーとは?一般的なログ検索との違い

    山口さん

    お客様にFortiAnalyzerをご提案したのですが、『ログ管理や長期保管なら他のツールでもできるし…』と反応がイマイチでした。他社製品と差別化できる良い提案の切り口はないでしょうか?

    FortiAnalyzerを単なる『ログ保管装置』として提案していないですか?実は、FortiAnalyzerの**『イベントハンドラー』**という機能をアピールすると、導入のメリットが劇的に伝わりやすくなりますよ。

    中川さん

    「点」ではなく「線」で脅威を捉える!イベントハンドラーの仕組み

    FortiAnalyzerの「イベントハンドラー」は、単なる蓄積されたログの検索・抽出機能ではありません。最大のアピールポイントは、ログの発生回数や順番などの「相関関係」を分析し、システム上の危険な「異常なパターン」を自動で割り出してくれる点にあります。
    一般的なシステムは、単発のエラーログが出たという「点」でしかアラートを出さないことが多いですが、イベントハンドラーなら以下のように条件を組み合わせて「振る舞い」や「傾向」を捉えられます。

    • 閾値検知:一定時間内に、特定のログが一定回数を超えたらアラートを出す。
    • 相関分析:「Aが起きた後にBが続いた」という一連の不審な動きを見抜く。

    セキュリティ運用課題を解決する3つの活用メリット

    この機能を導入することで、どのような課題解決につながるのでしょうか。具体的なメリットをご紹介します。

    運用負荷の大幅な削減とインシデント対応の迅速化

    セキュリティ運用において、膨大なログの監視は情報システム部門の大きな負担です。イベントハンドラーを活用すれば、異常検知から管理者への通知までを自動化でき、運用負荷を大幅に削減できます。デフォルトで多数のルールが用意されているため、通知を有効化するだけで手軽に運用を開始できる点も魅力です

    「MITRE ATT&CK」連携による高度な脅威の可視化(経営層への報告支援)

    サイバー攻撃で用いられる戦術や手法を体系化した世界的なフレームワーク「MITRE ATT&CK(マイターアタック)」にマッピングして可視化することが可能です。 これにより、「自社の環境で、どの攻撃手法(テクニック)をどの程度検知できているか」が一目で把握できます。攻撃の流れがストーリー性をもって理解できるため、現場担当者が経営層へセキュリティ報告を上げる際の手間を大きく省くことができます。

    柔軟なカスタムルールによる障害・攻撃の予兆検知

    デフォルトのルールに加えて、お客様独自の環境に合わせたカスタムルールを手動で作成することも可能です。これにより、お客様ごとの特有のシステム構成や運用要件に合わせた、かゆいところに手が届く柔軟な脅威検知を実現します。

    現場でそのまま使える!2つの提案シナリオ

    山口くん

    3つのメリット、お客様の運用課題の解決に直結しますね! これらのメリットをより具体的にイメージしていただくために、現場で使える具体的な設定例(シナリオ)はありますか?

    わかりやすい商談のシナリオを2つ教えますね。

    中川さん

    総当たり攻撃による不正ログインの早期発見(デフォルトルール)

    1つ目は、パスワードを何度も入力して不正アクセスを試みる「ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)」への対策です。 「連続してログインに失敗し、その後もログイン成功が確認されない」という異常な連続試行を自動で検知します。通知を有効化するだけで最初から使える設定(デフォルトルール)が用意されており、条件に一致したタイミングで「インシデント」を自動生成します。これにより、運用担当者の初動対応を早め、対応漏れを防ぐことができる点をアピールできます。

    機器のパフォーマンス低下からサイバー攻撃の予兆を察知(カスタムルール)

    2つ目は、お客様独自の環境に合わせた監視ルール(カスタムルール)の提案です。 たとえば、「FortiGateのメモリ使用率70%超えが30分以内(5件以上のログ生成)継続している」といった条件を独自に設定できます。これは単なる機器の高負荷(障害予兆)の発見にとどまらず、システムに負荷をかけるDoS攻撃などの兆候をいち早く捉えることに繋がります。

    まとめ:FortiAnalyzerを「ログ保管装置」から「自動検知基盤」へ

    FortiAnalyzerは、単なるログ保管装置として捉えるにはもったいないほど、高度なセキュリティ運用機能を備えています。イベントハンドラーを活用することで、ログの回数や関係性から異常な挙動を早期に把握できる、強力な「検知基盤」へと進化します。

    山口くん

    FortiAnalyzerは、ただログを保存するだけでなく、一連の動きから異常を見つけ出し、経営層へのレポートまで支援してくれる『監視の司令塔』なんですね! これなら自信を持って導入のメリットを説明できそうです。

    最近では『FortiAI』機能を利用して、イベントハンドラーの設定自体を自動で作ることも可能になっているので、その最新機能もあわせてアピールしてみてくださいね。

    中川さん

    ### 参考情報・関連リンク ※自社へのAI導入やセキュリティ強化について、さらに詳しい情報をお探しの方は以下の技術解説記事もあわせてご覧ください。

    技術的な詳細・解説ブログ:
    https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles/20260311_fortianalyzer_eventhandler.html

    さらにFortiGateを活用するための実践資料(無料)

    本記事で解説した管理ツールに加えて、FortiGateの日々の運用負荷やセキュリティ課題を解決するための具体的なソリューションをまとめた資料をご用意しています

    記事を書いた人

    SB C&S株式会社 ICT事業部&ネットワーク&セキュリティ推進本部 若園 直子

    サイバーセキュリティのマーケティング担当。
    専門的な内容でも、読者にとって親しみやすく、実践につながる形で伝えることを大切にしています。