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社内システムをAzureへ移行するには

2022.12.19

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現在、社内システムをオンプレミスから「Microsoft Azure(アジュール)」へ移行することを考えているため、基本手順を知りたいと思っているかもしれません。また正しく導入することで、社内システムをスムーズに移行することが可能です。そこで今回は、社内システムをMicrosoft Azureへ移行するとはどのようなことか、また実際にオンプレミスからMicrosoft Azureに移行する方法や正しく移行するポイントを解説します。

1.社内システムをMicrosoft Azureへ移行するとは?

Microsoft Azureとは、マイクロソフト社が提供するクラウドサービスで、ハードウェアや仮想サーバー、仮想デスクトップ、仮想データベースなどのインフラ環境を提供するIaaSと、アプリケーション開発環境を提供するPaaSのサービスです。

このMicrosoft Azureへと、社内システムを移行するということは、例えば、「既存のオンプレミス環境のサーバーを、Azureが提供する仮想サーバーへ移行する」「自社内に構築していた基幹システムを、Azureが提供する同等の基幹システムに移行する」ことなどを指します。

Azureへ移行することで、総合的なコスト削減につながる上に、リモートワークが容易になる、データのバックアップが自社拠点とは別拠点に用意できることからBCP対策になるなどの多様なメリットがあります。このことから、近年、社内システムをAzureへ移行する企業は増えています。

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2.Microsoft Azureへ移行するメリット

Azureの特長として、スケールの自由度の高さが挙げられます。
スケールの柔軟性に関するメリットとしては短期的なアクセス増への対応がよく語られますが、それだけでなく、自由な契約期間で自由なサイズを選択できます。

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また、Azureはセキュリティ面でも優れています。Azureは、Microsoft社が提供しているクラウドサービスであり、国際的な基準のセキュリティ認定を取得しています。アクセス管理やプライベート接続ができるサービスもあり、高度なセキュリティ環境で利用することが可能です。

さらに、Azureは低コストでの運用を実現します。Azureは従量課金制のサービスであるため、使用した分だけコストが発生します。初期費用となるハードウェアの購入やデータセンターの運用費用もなく、コストパフォーマンスの点でも優れています。

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3.Microsoft Azureへ移行する際の注意点

移行のテストとリハーサルを実施する

リハーサルを実施することで、移行の失敗を防ぎます。移行する際のテスト計画を計画した上でテストを実施しましょう。

データのプライバシーとセキュリティ

データの取り扱いには十分な注意が必要です。特に個人情報や機密情報を扱う場合、Azureのセキュリティ機能を最大限に活用し、データの暗号化やアクセス制御を適切に設定するようにしましょう。
Azure Security Centerを利用して、セキュリティのベストプラクティスを実行し、潜在的な脅威を監視します。

関連記事:【Azure 基礎用語解説】「Azure Security Center」

コスト管理

Azureのサービスは使用量に応じて課金されるため、不要なコストがかからずメリットと言えますが、コスト管理が重要です。予算を設定し、Azure Cost Management + Billingを利用してコストを監視・管理します。無駄なリソースの使用を避けるために、不要になったリソースは速やかに停止または削除しましょう。

さらに、IaaS環境は利用者の責任範囲が広い点や、クラウド環境では物理的な共有ストレージが使えない点は注意が必要です。

関連記事:オンプレミスからAzure移行の際の注意点

4.オンプレミスからMicrosoft Azureに移行する方法

オンプレミスからMicrosoft Azureに移行する方法としては、次の方法があります。

1.Azure Site Recoveryを利用して移行

Azure Site Recoveryとは、Azure上で災害に備えてバックアップするためのサイトを提供する機能です。これを使用することで、例えばオンプレミスの物理サーバーがダメージを受けてしまった場合も、Azure上でサーバーを迅速に復旧することが可能な仕組みがあります。この機能を応用する形で、オンプレミスの物理サーバーと仮想マシンをAzureへ移行する方法が、この方法です。
オンプレミスの物理サーバーや仮想マシンのディスクをそのままAzureに同期する「レプリケーション」とAzureに同期されたディスクを用いて、Azure上に仮想マシンを構築する「フェールオーバー」の機能があり、これらの機能を用いて移行します。

2.Azure Migrateやその他のツールを利用して移行

Azureには、Azure Migrateという移行ツールがあります。オンプレミスからクラウドへの移行を計画し、実施するために必要なすべてのAzure移行ツールとガイダンスが用意されており、分析機能を有するダッシュボード上で進捗を追跡できます。
また、その他の移行ツールを用いる方法もあります。

関連記事:オンプレミス環境からAzureへの移行手順をコンパクトに解説

5.正しく移行するには?

社内システムのオンプレミスからAzureへ正しく移行するには、一度、今ある環境を調査し、移行ステータスを作った上で、ステップバイステップで実施していくことがポイントになります。そのため、一から自社内だけで実施するよりも、Azureへの移行実績経験の豊富なプロに手伝ってもらったほうが安心です。

Azure相談センターは、Azureへの移行を得意とする実績が豊富であり、スムーズかつスピーディーな移行を実現できます。

またオンプレミスで稼働しているシステムが、Azureで適切に動くかということや、運用方法にどのような違いが出るのかを事前に調査するサービス「Microsoft Azure アセスメントサービス」も提供しております。

社内システムをAzureへ移行する際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。

6.Microsoft Azureへ移行した事例

オンプレミスからAzure移行でコストダウンを実現した事例を紹介します。ソリマチ株式会社は、オンプレミスで提供していたサービスの一部をAzureへの移行することにより、運用面でのコストダウンを実現しました。Azureではスケールアウトに自動で柔軟に対応するため、サーバーの増強や備品の追加がほとんどなく、作業の人件費を削減することができています。また、電源の管理やセキュリティ管理など、サーバーのランニングコストを削減することができ、運用面でのコストダウンを実現した事例です。

関連記事:【Azureの利用によって、運用負荷が大幅に削減した事例】

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