Red Hat JBoss EAP 8.0が一般提供開始
はじめに
みなさんこんにちは、SB C&Sの佐藤梨花です。大変長らくお待たせいたしました、今回はRed Hat社がJBoss Enterprise Application Platform 8.0の一般提供を開始したことについてお知らせいたします。
JBoss EAP 8.0についてどんな新規機能が追加されたかについて、こちらの記事を掲載元の許可をうけて要約いたしました。
JBoss Enterprise Application Platform 8.0 の新機能
Red Hatが最新のJakarta EE準拠プラットフォーム、JBoss EAP 8.0を発表しました。このリリースは、エンタープライズJavaアプリケーションの開発と管理に革新的な機能と柔軟性をもたらします。
JBoss EAP 8.0では、Jakarta EE 10 APIの最新機能を活用し、開発者は最新の技術にアクセスしてアプリケーションの機能を拡張できます。さらに、管理コンソール、CLI、セキュリティ、クラスタリング、データソース、EJBサブシステムなど、幅広い領域での改善が実装されています。これにより、企業は生産性を向上させ、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できます。
特に注目すべき点の1つは、Jakarta EE 10への完全な互換性です。このバージョンでは、Java EEからの重要な変更があり、ネームスペースがjavaxからjakartaに変更されました。Red Hatは、この移行プロセスをスムーズにするために、Migration Toolkit for Applications(MTA)を更新し、顧客をサポートしています。
さらに、JBoss EAP 8.0では、新しいプロビジョニングシステムが導入され、デプロイメントの一貫性と効率が向上しました。また、セキュリティも強化され、OpenID Connectのネイティブサポートが提供されています。
Red Hatは、Jakarta EE Core Profileのサポートを強化し、クラウドネイティブ環境への移行を支援しています。また、JBoss EAP XP 5.0のリリースも計画されており、さまざまな拡張機能が追加されます。
総括すると、JBoss EAP 8.0のリリースは、エンタープライズJavaアプリケーションの開発と管理における新たなマイルストーンであり、Red Hatのコミットメントと技術革新の証となっています。
おわりに
今回は、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8.0 一般提供開始のニュースと新機能のご紹介でした。新規Jakarta EEシステムを追加するご予定のお客様は、このタイミングでRed Hat JBoss EAP 8.0を検討材料にいれてみてはいかがでしょうか。
関連リンク
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_jboss_enterprise_application_platform/8.0
https://rheb.hatenablog.com/entry/2024/02/06/082758
https://developers.redhat.com/articles/2024/02/05/whats-new-jboss-enterprise-application-platform-8
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この記事の著者:佐藤梨花
勤怠管理システムの開発(使用言語:Java)に約8年間従事。
現在はエンジニア時の経験を活かしたDevOpsやDX推進のプリセールスとして業務に精励しています。
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