【DevOps用語集】クラウドサービス(SaaS、PaaS、IaaS)【2020年2月4日更新】
クラウドサービスとは?
クラウドを使って提供されるサービス全般をクラウドサービスと呼びます。
様々なソフトウェアやデータ、サーバなどをネットワークを通じて利用者に提供されます。
本来であれば自社でハードウェアを抱えて、環境構築からすべて自分たちで行うのが一般的でしたが、最近ではクラウドサービスを利用している企業が増えてきています。
クラウドサービスのメリット・デメリット
メリット
①サーバーなどのハードウェアを所有する必要がない。
クラウドサービスにて提供されるので、自前で用意する必要がありません。そのためサービス申し込み後すぐに利用することができるだけでなく、初期費用が抑えられます。さらに、サーバーを設置する場所の準備や維持管理費などもかかることがありません。
②ハードウェア等の管理の手間を削減。
ハードウェアを所有しているときは運用や管理、監視などを自分たちで行わなくてはなりませんが、クラウドサービスではサービス提供者が管理をするので、管理の手間を省くことができます。
③柔軟に利用体系の変更が可能。
クラウドサービスは従量課金制であることが多く、必要なときに必要なサービスだけを利用できるので、コストの削減にもつながります。
デメリット
①ネットワーク通信が必須。
クラウドサービスはクラウドを介してサービスを利用するため、ネットワークの通信ができる環境でないと利用することができません。
②システム構築の自由度が低くなる。
サービスが出来上がっている状態で提供されるので、その部分の設定変更はできないことがあります。自社で1から作っているシステムと比べると自由度は低くなります。
③サービスが終わる可能性がある。
クラウドサービスはサービスの提供元である企業があって成り立っています。その企業がサービスを終了させてしまう可能性があるため、注意しなければなりません。また、サービス提供元に障害が起こった場合、その影響を受けることもあります。
クラウドサービスの種類
クラウドサービスの中でSaaS、PaaS、IaaSについてご紹介いたします。
SaaS (Software as a Service)
サービスとしてのソフトウェアと言われており、電子メールなどのアプリケーションをサービスとして提供する形態です。
サービスとして出来上がっているものになるので、SaaS製品を導入するだけで利用者の目的を達成できます。
例:各メールサービス(Gmail、Yahoo Mail、Outlookなど)、Salesforce、G suiteなど
PaaS (Platform as a Service)
OSやDB、などのアプリケーションを動かすための環境がサービスとして提供されます。従来、システムを作るために行われていたハードウェアOSの準備、基盤の構築などの手間がなくなり、アプリ開発に集中することができます。
例:Red Hat OpenShift、Microsoft Azure、Google App Engineなど
IaaS (Infrastructure as a Service)
OSやサーバなどのインフラ部分がサービスとして提供されます。OS以上のレイヤは自分で設計するというイメージです。OS以上のレイヤの設計を自分で行うため、非常に自由度が高いシステム構築を実現可能です。
例:Amazon EC2、Google Compute Engineなど
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