【知っておきたい】GitLab最新ブログのご紹介 Part2

本記事では、GitLab公式ブログで公開されている注目の記事3本をご紹介いたします。
1. エージェント型AIに関するガイドとリソース
GitLab公式ブログに掲載された「Agentic AI Guides and Resources」(エージェント型AIのガイドとリソース)は、次世代の自律型AIエージェントがソフトウェア開発にもたらす革新について解説している記事です。
従来のAIツールは人間の指示を待って動作しますが、Agentic AIは要求を理解して自ら判断し、複数ステップのタスクを独立して遂行できる点が特徴です。
記事では、この先進的なAI技術がDevOps/DevSecOpsの現場にもたらすメリットを具体的に紹介しています。
たとえば、Agentic AIを活用すれば、開発の生産性を大幅に高めつつ、コード品質やセキュリティを維持できるといった利点があります。
導入のベストプラクティスから最新トレンドまで幅広く網羅しており、「DevSecOpsとAIの融合」に関心を持つエンジニア必見の内容です。
おすすめの読者
- DevSecOpsやAI技術に関心があるエンジニア
- 最新トレンドをウォッチしている人
ブログ記事はこちら:
https://about.gitlab.com/ja-jp/blog/agentic-ai-guides-and-resources/
2. GitLabがAIガバナンスでISO/IEC 42001認証を取得
GitLabは、AI管理システム(AIMS:Artificial Intelligence Management System)に関する国際標準 ISO/IEC 42001認証を取得したことを発表しました。
この認証により、GitLab DuoおよびGitLab Duo Agent Platformに組み込まれたAI機能が、倫理性・透明性・説明責任を重視した基準のもとで運用されていることが国際的に裏付けられました。
記事では、開発ライフサイクルの各段階に導入されているAI機能──コード提案、脆弱性の説明、テスト自動生成──が、ガバナンス体制の下でどのように強化されているかも紹介されています。
さらに、継続的改善、外部監査、内部評価、経営層によるレビューといった仕組みを通じて、品質と信頼性を維持・向上する体制についても解説されています。
おすすめの読者
- DevSecOps × AIに関心のあるエンジニア
- 内部統制やガバナンス担当者
ブログ記事はこちら:
https://about.gitlab.com/ja-jp/blog/gitlab-achieves-iso-iec-42001-certification-for-ai-governance/
3. DevSecOpsにおける企業の独立性がこれまで以上に重要な理由
DevSecOpsの現場では、
- 自社の開発基盤を誰がコントロールしているのか
- コードがAIにどのように利用されているのか
といった疑問や懸念がかつてないほど高まっています。
GitLab公式ブログ『DevSecOpsにおける企業の独立性の重要性』では、このような背景を踏まえ、企業が開発環境の主導権を保つことの重要性を解説しています。
GitLabは長年にわたり「透明性」と「独立性」を重視してきました。
本記事では、その理念がどのように具体的な施策として実現されているかを紹介しています。
例えば:
- AI透明性センターを設置し、ユーザーのコードや情報がどのように利用されるかを公開。顧客データがAIモデルの学習に一切使われないことを保証。
- 複数のLLM(大規模言語モデル)を活用することで、特定のプロバイダーに依存せず、クラウドやオンプレミスなど柔軟なデプロイ環境を選択可能。
- セキュリティとコンプライアンスをプラットフォームに統合し、後付けではなく開発の初期段階から担保。
- オープンソースコミュニティとの連携による継続的な改善。
こうした取り組みは、AI時代においても企業が独立性を確保し、安心してDevSecOpsを推進するうえで重要なポイントとなるので是非チェックしてみてください。
おすすめの読者
- DevSecOpsに関心のあるエンジニア
- 情報システム部門やIT担当者
ブログ記事はこちら:
https://about.gitlab.com/ja-jp/blog/why-enterprise-independence-matters-more-than-ever-in-devsecops/
まとめ
今回ご紹介した3本の記事では、いずれも「AI×DevSecOps」時代におけるGitLabの取り組みを示す重要な内容でした。
これらの記事を通じて見えてくるのは、「AIを単なる効率化ツールとしてではなく、信頼性・透明性・独立性を兼ね備えた形で開発プロセスに統合する」 ということです。
エンジニアやIT担当者はもちろん、ガバナンスや経営に携わる方にとっても、今後の方向性を考えるうえで参考になる内容でした。
本件の詳細情報は、公式サイト・公式ブログをご確認ください。
関連リンク
GitLab公式ブログ:https://about.gitlab.com/ja-jp/blog/
DevOps Hub GitLab関連ブログ: /devops-hub/blog/gitlab/
この記事の著者:近藤泰介 -Taisuke Kondoh-
SB C&S株式会社
主にデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開、案件支援、先進事例の獲得、協働パートナーの立ち上げを経験。
現在は新規事業開発やDevOps・クラウドネイティブに関する提案活動、販売代理店の立ち上げ、
国内外の新規商材発掘(目利き)/調査といったTec Scouting活動に従事。
また、Microsoftを中心としたビジネス領域の調査・プリセールスも行う。

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