データで読む!インターネットの潮流

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急増し続けるデータ通信量、その理由は?

 スマートフォンやタブレットでネットサーフィンする光景は、今やすっかり当たり前となりましたが、目には見えない「ネットワークを流れる情報量」が爆発的に増加していることをご存知ですか? 総務省の試算によれば、国内におけるインターネットの固定通信ダウンロードトラフィック(通信量)は過去10年間で約13倍、移動通信ダウンロードトラフィックは過去4年弱で約6.5倍増加しており※1、今後さらに飛躍的な伸びが見込まれています。

固定通信トラヒックと移動通信トラヒック

出典:「我が国のインターネットにおけるトラヒック総量の把握」(総務省)

その要因として、YouTubeやニコニコ動画をはじめとしたストリーミング型の動画共有サイトや、FacebookやTwitterをはじめとした即時性の高いSNSの台頭が挙げられます。リッチメディアコンテンツとそのユーザー数が増加し、それらをストレスなく楽しむためにブロードバンドが高速化され、さらに接続する機器数が増えたことが状況を加速させています。トラフィックは世界規模でも凄まじく増えており、Ciscoの予測によれば、その量は2018年には年間1.6ゼタバイト(約16兆ギガバイト)にまで達するとされています※2。ちなみに1ゼタバイトは、DVDに換算すると2,500億枚分という天文学的な情報量になります。

これからは「モノのインターネット」が世界を変えていく!?

 では、拡大し続けるインターネットは、今後どのような発展を遂げるのでしょうか。人のネット利用時間やコンテンツのリッチさに限界があるとすれば、トラフィックの伸びは近い将来には鈍化すると考えられます。ところが、今後インターネットの世界は「情報と人のインターネット」の時代から、「モノのインターネット」の時代へ移行すると言われています。例えば、医療現場で開発されている、スマートピルという薬。ジェル状になったチップを含んだ錠剤を飲むと、胃の中でジェルが溶け、胃酸を使って電気を発生させます。それにより、「薬は飲み込まれ、患者の胃の中で消化された」ということを、無線で知らせてくれるのです。人が必要な情報やデータにアクセスするのでなく、モノ同士が相互に情報のやりとりすることで、今後さらにトラフィックが増えるというわけです。私たちの生活レベルでいえば、あらゆるモノがネットワークにつながることで、さらに便利な世界がやってくることが期待できます。この10数年で世界を一変させたインターネット。50年後には、一体どんな未来が待っているのでしょうか。

ビジネスハック365