2023.04.27

稼働監視 - DevOps用語集 2023年版

日本仮想化技術株式会社
このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに 

本記事では日本仮想化技術がDevOpsに関連する用語解説をわかりやすくお伝えいたします。今回は「稼働監視」について解説していきたいと思います。 

本論1 

サービスはロールアウトしたらそれで終わりではなく、正しく稼動しているかを継続して監視する必要があります。 

監視する項目はシステムによって様々ですが、主に 

  • 使用しているCPU・メモリ・ストレージなどのリソース 
  • ネットワーク転送量
  • ネットワーク接続数 
  • アプリケーションのエラー 
  • プロセスの起動状態 
  • サービスへの疎通 

などが挙げられます。 

こうした項目を監視するのが、モニタリングシステムです。モニタリングシステムとしては、オープンソースソフトウェアのZabbixPrometheusSaaSDatadogMackerelなどが有名です。 

またAWSGCPは、クラウドベンダーに固有のモニタリングシステムを持っています。クラウドはその構成上、一般的なモニタリングツールでは必要な情報を取得し切れないことも多く、こうしたプラットフォームに応じたモニタリングシステムを併用することも重要です。 

異常を検知したら、モニタリングシステムは運用担当者へ通知を行います。モニタリングシステムはメール、Slack、電話など、様々な通知手段を備えているのが一般的となっています。 

また異常が発生していなくとも、サービスが使用しているリソースを把握しておくことは重要です。ユーザー数の増加により、ある日突然システムがダウンするといったことも起こり得ます。こうしたトラブルを未然に防ぐためには、普段からシステムの状態を分析しておく必要があります。そのためモニタリングシステムには、監視したデータを時系列にグラフ化する機能を備えているのが一般的です。 

17用語集稼働監視.png

関連リンク(任意) 

かんたんDevOps | 日本仮想化技術株式会社 
https://virtualtech.jp/devops/ 

とことんDevOps  | DevOpsに取り組みたい皆さんのための技術情報メディア 
https://devops-blog.virtualtech.jp/ 

この記事の著者:日本仮想化技術株式会社

日本仮想化技術はベンダーニュートラルな独立系仮想化技術のエキスパート集団です。日本仮想化技術ではこれからDevOpsを始めたいと考えるプロジェクトに対して、DevOpsの導入、実践を支援する「DevOpsサポートサービス」というサービスを提供しています。


DevOps Hubのアカウントをフォローして
更新情報を受け取る

  • Like on Feedly
    follow us in feedly

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

DevOpsに関することなら
お気軽にご相談ください。

Facebook、TwitterでDevOpsに関する
情報配信を行っています。