統合開発環境(IDE) - DevOps用語集 2023年版
はじめに
本記事では日本仮想化技術がDevOpsに関連する用語解説をわかりやすくお伝えいたします。今回は「統合開発環境(IDE)」について解説していきたいと思います。
本論1
統合開発環境はIDEとも呼ばれ、開発者がソフトウェアを開発する際に使用するツールです。
プラットフォームの提供者がそのプラットフォーム向けの開発を行うために提供しているケースもあれば、サードパーティのベンダーが提供しているものもあります。前者の例としてはマイクロソフトが提供するVisual StudioやAppleが提供するXCode、Googleが提供するAndroid Studioなどがあります。また、後者の例としてはJetBrainsが提供するIntelliJ IDEAやオープンソースとして提供しているEclipseなどがあります。
最近では、Visual Studio Codeというマイクロソフトが提供している無性の統合開発環境が人気を集めています。Visual Studioの名前を冠していますが異なる製品で、マイクロソフトのプラットフォームにとどまらず、様々な技術を使った開発を可能とする汎用性の高い統合開発環境です。
これらの統合開発環境の主な機能はコードの開発やビルド、デバッグといったアプリケーションの開発において、効率的かつ高品質なコードを作るためのものです。かつてはテキストエディターなどを使ってコードの開発などを行っていましたが、コード開発の支援機能やデバッグ機能などにより統合開発環境での開発生産性が比較にならないほど高いため、統合開発環境を使った開発が一般的になってきました。
また、昨今では統合開発環境を用いる理由はコードの開発生産性だけではありません。主だった統合開発環境では拡張機能を追加することができ、開発に関わるすべての操作を統合開発環境の中から実行することが可能となっています。
DevOpsの文脈で言うと、Gitとの連携や、テストの開発と実行、コンテナとの連携などの一連の操作が統合開発環境から行うことが可能となります。これにより開発者はさまざまな操作をツールの切り替えをすることなく、統合開発環境から効率よく実行することができます。
関連リンク(任意)
かんたんDevOps | 日本仮想化技術株式会社
https://virtualtech.jp/devops/
とことんDevOps | DevOpsに取り組みたい皆さんのための技術情報メディア
https://devops-blog.virtualtech.jp/
この記事の著者:日本仮想化技術株式会社
日本仮想化技術はベンダーニュートラルな独立系仮想化技術のエキスパート集団です。日本仮想化技術ではこれからDevOpsを始めたいと考えるプロジェクトに対して、DevOpsの導入、実践を支援する「DevOpsサポートサービス」というサービスを提供しています。
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