2024.11.05

【イベントレポート】Open Source Summit Japan 2024【①イベント概要】

佐藤梨花
SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター
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皆さんこんにちは。
SB C&Sの佐藤梨花です。

今回は20241028()20241029()2日間に渡り開催された「Open Source Summit 2024 JAPAN」の参加レポを3回に分けてお送りします。
第1回目は「イベント概要」として、イベントの全体感や雰囲気をお伝えします。

開催概要

Open Source SummitThe Linux Foundationが主催する国際技術カンファレンスであり、オープンソースソフトウェア(OSS)について学ぶことができるイベントです。年に1度開催され、アメリカやヨーロッパでも開催されています。参加者も開発者やエンジニアだけでなく、システム管理者、コミュニティマネージャー、学生など、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者が集まる、OSSのカンファレンスに相応しいとてもオープンなカンファレンスです。

イベントでは様々な角度からOSSを扱ったセッション、スポンサー企業によるブース展示、そしてネットワーキングイベント等が開催されます。

2024年の今回は「Open Source Summit 2024 JAPAN」ということで、虎ノ門ヒルズ森タワーの虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催されました。

会場の様子

会場内は日本語、英語が飛び交う賑やかな雰囲気で、各国のエンジニアやOSSに関心のある人々で溢れかえっていました。

ホワイエには軽食や飲み物も用意されておりその場で参加者同士のコミュニケーションが熱心に行われていたり、keynoteセッションの最後にはGo Pro等の豪華景品が当たる抽選会が実施されたり(残念ながらゲットならず)Linuxの公式マスコットキャラクターであるTux(タックス)も登場し参加者たちと記念撮影していたりと全体的に和やかでにぎやかな雰囲気でした。且つ、最先端のカンファレンスらしく技術探求への熱気にも溢れていたのが印象的です。

 kaizyou.png

また私はセッションを詰め込みすぎていたので軽く全体を眺めることしかできませんでしたが、展示ブースではAutomotive Grade LinuxdockerFujitsuHONDARedHatといった本イベントのスポンサーが展示を行っており、それぞれプラットフォームの解説や技術的質問への回答等で賑わっていました。

kaizyou2.png

個性溢れるノベルティを配布しているメーカーもあり、次回は展示ブースを回る時間もしっかり組み込みたいと思いました。

kaizyou3.png

※今回のスポンサー企業一覧

セッション

セッションは2日間に渡り、はじめは全体に対しkeynote、そのあとはテーマ毎にトラッ別れセッション、といった流れで開催されました。
今回のイベントでは以下のようなテーマが扱われていました。

  • AI_dev
  • Automotive Linux Summit
  • CloudOpen
  • ContainerCon
  • Critical Software Summit
  • Embedded IoT Summit
  • LFX Mentorship Showcase
  • LinuxCon
  • Open Source Leadership Summit
  • Operations Management Summit
  • OSPOCon
  • SupplyChainSecurityCon

これらのテーマでなんと合計90個ものセッションが行われました。同時間帯に興味深いセッションがかぶってしまっていたりして、嬉しい悲鳴ですがスケジュールを組むのが大変でした。

テーマとしてはクラウドやコンテナ、Linuxに関するテーマはもちろん、AIに関するテーマである「AI_dev」が扱われているのが旬を感じますね。そして今回私はkeynoteと主にこの「AI_dev」の初日セッションに参加してきました。
セッション詳細については別ブログで触れますが、(スポンサーによる偏りはあるかもしれませが)データに関するセッションやAI実行のインフラ(Edgeでの利用等)に関するセッションが多くありました。この辺りが現在のAIにおけるエンジニアの興味どころであると伺えます。

schedure.png

AI_DEVの初日セッション一覧

セッションはすべて英語で実施されますが、keynoteセッションでは同時通訳が実施されたり、他セッションでも事前にスライドが公開されたりする等、英語が苦手でも対策が取りやすくなっていました。

内容としては全てのセッションが深く技術探求を行っている内容になっている他、実体験やおすすめのツール紹介等もあり、エンジニアとして大変参考になりました。特にAIに関しては専門として業務で扱っていないとなかなか深堀できないような内容もあり、聞いている皆さん深く耳を傾けていらっしゃいました。

内容が気になった皆さん、次回②のブログでは私が参加したセッション、③のブログではkeynoteについて触れる予定です。こちらも是非併せてご覧ください。
そしてイベントに興味を持たれた(持っていた)皆さん、OSSに興味関心を持っている皆さん、ぜひOpen Source Summitに参加して、そして熱気を感じ取ってください!

この記事の著者:佐藤梨花

SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター

勤怠管理システムの開発(使用言語:Java)に約8年間従事。
現在はエンジニア時の経験を活かしたDevOpsやDX推進のプリセールスとして業務に精励しています。


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