OpenShiftのバックアップに「も」使えるCohesity
こんにちは、SB C&Sの中原です。
昨今、コンテナへの注目が高まっています。Kubernetesの導入を決めた、あるいは導入を検討中のお客さまも多いのではないでしょうか。Kubernetesの導入にあたってはぜひ「データ保護」についてもご検討頂ければと思います。
コンテナにおけるデータ保護
コンテナはライフサイクルが短いとも言われますが、短命なワークロードであったとしてもその「データ保護」は重要です。この理由としては主に以下のようなことが挙げられます。
障害対応
コンテナを利用する場合も、基盤の物理障害や、オペレーションミスによって予期せずデータが失われてしまうという可能性はあります。コンテナはイメージからまた起動すればよいと思われる方も多いかもしれませんが、それだけでは永続ボリューム上のデータを復旧することはできません。有事の際に永続ボリュームも含めて復旧できる手立てを用意しておく必要があります。
コンプライアンス
短命なコンテナであっても、コンプライアンスの観点から一定期間はデータを保持しておきたいというお客さまもいらっしゃるかもしれません。バックアップを取っておくことで、確認が必要になったときにリカバリして中身を確認することが可能です。
セキュリティ
コンテナに限ったことではありませんが、クリーンな状態で取得したバックアップからの回復が有効な対策であることは広く知られているかと思います。コンテナも攻撃の標的にされる可能性はありますので、有事の際の回復手段を確保することが大切です。
どんな製品でデータを保護するか
では、実際にはどのような製品でデータを保護すればよいでしょうか。様々なメーカーがKubernetes向けのバックアップソリューションを提供しています。しかしながら「Kubernetesのデータ保護のためだけに製品を購入するのはハードルが高い」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合はKubernetesだけでなく物理サーバーも仮想マシンも同一製品でバックアップできるものがお薦めです。
そのような製品のひとつが「Cohesity」です。 CohesityはNASストレージがベースの製品ですが、自身がバックアップサーバーとなりKubernetesを含めた様々なワークロードを保護することが可能です。Cohesity自身がストレージですので、Cohesityのローカルにバックアップを格納できます。このためバックアップ保管先の選定に迷うことがありません。バックアップサーバーとストレージ間のコンパチビリティを確認したり接続方法について検討・設計したりする必要もありません。
さらにCohesityにはWeb UIが備わっており、バックアップ・リカバリの実行といった各種タスクをグラフィカルに行うことが可能です。またバックアップ対象によってGUIが変わるといったこともありません。単一のインターフェースで管理できるようになっています。
Cohesityは様々なワークロードに対するデータ保護機能を備えていますので、「それまで利用していた物理サーバー/仮想マシン上のアプリケーションを少しずつコンテナ化したい」といった要件があった場合にも単一の製品で新旧双方のデータを保護することが可能です。また「ワークロードの全てをコンテナ化せず、物理サーバー/仮想マシンも残したい」といったケースにも向いているかもしれません。
また、保護対象のワークロードによって必要なライセンスが変わるといったこともありませんので、本ブログのタイトルにもありますように物理サーバー/仮想マシンだけでなくKubernetesのバックアップに「も」Cohesityを使う、ということが気軽にできるようになっています。
Kubernetesを含めた様々なワークロードのバックアップをCohesityに集約することで、バックアップデータが様々な場所に散逸してしまうといったことがなくなります。さらにCohesityによる重複排除・圧縮機能によりデータを効率的に管理することが可能です。
CohesityによるOpenShiftのデータ保護
Cohesityバージョン6.6.0dでは、Vanilla Kubernetes、OpenShift、VMware Tanzu Kubernetes Grid / VMware Tanzu Kubernetes Grid Serviceにおけるデータ保護がサポートされています。
このたび「CohesityによるOpenShiftのデータ保護」について検証レポートを作成いたしました。ぜひご一読頂き、Kubernetes / OpenShiftを含めたバックアップの統合についてご検討ください。
関連リンク
資料ダウンロードはこちら
フォームに必要事項を記入いただくことで、資料がダウンロードできます。
この記事の著者:中原佳澄
ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部
技術統括部 第1技術部 2課
メーカー系企業でのテクニカルサポート職を経て2018年にSB C&Sへ入社。プリセールスエンジニアとしてお客様へCohesityの利便性をお伝えするために活動中。
DevOps Hubのアカウントをフォローして
更新情報を受け取る
-
Like on Facebook
-
Like on Feedly