ThinBridge ブラウザーリダイレクト(自動切換え)のご紹介
こんにちは、SBC&S 三ツ木です。ブラウザーリダイレクト ソリューションとして"知る人ぞ知る"ThinBridge(シン ブリッジ)について紹介したいと思います。
■ThinBridgeとは
- ブラウザーの自動切換を行うソリューション
- 複数ブラウザー利用に伴う煩わしさを解消しユーザー利便性・生産性の向上
- 幅広いブラウザー(IE、Chrome、Firefox、Edge) リモート環境(VMware Horizon、Microsoft RDS、Citrix Virtual Apps)に対応し、ブラウザー切り換えの架け橋となります。
■ThinBridge(その背景と使命)
ThinBridgeの生い立ちは、ローカルブラウザーとリモートブラウザーの使い分けにおいて発生する煩わしさを解消するために生まれました。
(リモート環境のブラウザーとのURL連携をシームレスに行うためのソリューションとして誕生)
昨今のブラウザーの進化は目を見張るものがあります。数年前では考えられなかった表現力やスピード、拡張性、セキュリティ機能など、その進化は留まることを知りません。
インターネットの世界では、標準化と差別化の中で熾烈な争いが今なお続いています。
代表的なモダンブラウザーとしては、
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
があります。また、Microsoft365に代表されるSaaSと呼ばれる先進的なWebシステムは絶えず進化が続き生産性を向上するため、よりリッチでスピーディーに動作するためにモダンブラウザーのみをサポートするものが大半を占めています。
一方、企業・組織内に目を向けてみると社内システムも従来のクライアント-サーバー方式からWebアプリケーション化が進み業務を行う上でWebブラウザーは、なくてはならない存在です。
しかしながら、特定のレガシーブラウザー(Internet Explorer等)をターゲットに開発された企業内システムでは、モダンブラウザーへ全面的に移行することが困難なケースが散見されます。そのため、利用するWebシステムによってレガシーブラウザー(IE)とモダンブラウザーを併用する必要がありブラウザー切り換え操作に課題を抱えられているケースが多々あるかと思います。
※複数ブラウザー切り換え操作が煩雑→生産性の低下→ユーザー満足度の低下
更に、インターネットの脅威から身を守るために、インターネット環境を分離し、リモートブラウザー経由でインターネットを安全に利用し企業・組織内システムでは、ローカルで動作するブラウザーを利用するケースも増えつつあります。
※リモート環境のインターネット閲覧専用ブラウザーと企業・組織内システム用のローカルブラウザー
このように、「複数のブラウザーを用途にあわせ自動的に切り換えたい。」というニーズに答えること、URLを元にした適切なブラウザー環境に橋渡しを行うことでマルチブラウザー利用を最適化する事がThinBridgeの使命です。
■ブラウザーの使い分けが必要な背景
多くのケースでは、企業・組織内で利用するWebシステムがInternet Explorer(IE)用に作り込まれているために、社外のインターネットサイトや、SaaSを利用する場合にモダンブラウザーが必要になります。
※この時点で、IEとモダンブラウザー(Google Chrome等)の併用が発生
さらに、セキュリティ向上のためにインターネット環境を分離し、リモートブラウザー経由でインターネットを安全に利用するケースもあります。
※ローカル環境のIEとGoogle Chrome、リモート環境のインターネット閲覧ブラウザーの合計3つのブラウザー
■ブラウザーの使い分けの課題
複数のブラウザーを利用する場合は、表示したいWebシステム毎にブラウザーを適切に切り換える必要があります。例を上げると
- 企業・組織内で利用するWebシステムは、IEを利用
- SaaS Webシステムは、Google Chromeを利用
- インターネット閲覧の際は、リモートブラウザー(インターネット閲覧用ブラウザー)を利用
この煩雑な切り換え操作をユーザー自身が手動で行う必要があります。
■ThinBridgeによる利便性向上
ThinBridgeを導入すると、ユーザーはURLをクリックするだけ自動的に適切なブラウザーに切り換わります。一見すると些細なことかもしれませんが、1日に何回もIEやChrome、インターネット閲覧用ブラウザーを手動で切り換えることの煩わしさは想像に難くないと思います。
【インターネット分離(Web分離)】
背景
・Web 分離用にリモート接続環境を導入
・セキュリティ向上のため、ローカル - リモート間のコピー & ペーストを禁止
課題
・手動でのブラウザー切り換えにより、ユーザー利便性・生産性が低下
解決
・ThinBridgeによるブラウザー自動切換によりユーザー利便性と生産性を向上
【マルチブラウザー利用】
背景
・モダンブラウザーと IEの併用が必要
・モダンブラウザー:SaaS・Web閲覧用
・IE:企業・組織内イントラ Web システム用
課題
・手動でのブラウザー切り換えにより、ユーザー利便性・生産性が低下
解決
・ThinBridgeによるブラウザー自動切換によりユーザー利便性と生産性を向上
■ThinBridgeの動作環境
ThinBridgeは、Windows環境で動作します。
※スマートフォン(iPhone / Android)やmacOS等では動作しません。
動作サポート OS環境
クライアント系OS
- Windows 7 (32bit / 64bit) ※企業向け有償延長サポート(ESU)が必要
- Windows 8.1(32bit / 64bit)
- Windows 10 (64bit)
サーバー系OS
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016 / 2019
動作サポート ブラウザー
- Internet Explorer 11
- Google Chrome 最新版
- Firefox 最新版
- Microsoft Edge(Chromium版) ※レガシーEdgeは非対応
動作サポート リモート環境
- VMware Horizon / RDSH
- Citrix Virtual App and Desktops / XenApp
- Microsoft Remote Desktop Service (MS-RDS)
■まとめ
いかがでしたでしょうか。ThinBridgeは"知る人ぞ知る"ソリューションとして数年間に渡り導入実績を積み重ねてきました。既に10万台を超える端末で御利用いただいているソリューションです。
ブラウザーのリダイレクトに特化した製品となり、日本で開発・サポートされているソリューションとして高い評価を得ています。
ThinBridgeに関してもっと知りたい、ThinBridgeのデモを紹介してほしい等の希望がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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著者紹介
SBC&S株式会社
テクニカルマーケティングセンター
三ッ木 恒幸
VMware vExpert (アプリケーション仮想化)
認定 スクラム マスター (Scrum Alliance)
DevOps/DX推進事業のエンジニアとして日々活動を行っています。
モノづくりが好きで日曜大工(DIY)やレザークラフトを趣味としています。