皆様、こんにちは。SBC&Sでプリセールスを担当している舘林です。
今回はVeeam Hands‑on Labsについてご紹介します。
Veeamでは、製品評価用として無償で30日間使用できるソフトウェアを配布していますが、検証環境を用意するのに時間がかかるという声もありますよね。そこで、手軽にVeeamの操作感を試したい方や、検証環境の準備が難しい方におすすめしたいのがVeeam Hands‑on Labsです。
Veeam Hands‑on Labsについて
Veeam Hands‑on Labsは最大4時間まで無償で利用できるラボ環境です。お客様固有のハンズオン ラボ環境が自動的にプロビジョニングされ、ブラウザからアクセスするだけなのでで環境を用意する手間が省けます。申し込みから3分後には利用可能な状態になるため、すぐに始めることができます。
以下のリンクからVeeam Hands‑on Labsにアクセスできます: Veeam Hands‑on Labs
利用できるコンテンツ
現在(2024年3月15日時点)では、Veeamの基本操作から、強固なランサムウェア対策をもつ強化リポジトリ環境の操作感、クラウド環境のバックアップなど、さまざまなシーンで利用されるコンテンツが用意されています。ぜひご活用ください。
機能 | 製品名 | 内容 |
Immutable Linux Hardened Repository |
Veeam Backup and Replication |
Veeam Backup & Replicationを使用して、データの削除を防ぐバックアップリポジトリを作成することにより、Linuxの本来の不変性をどのように活用するかを学習します。 |
Ransomware Simulation & Recovery with Veeam Backup & Replication™ |
Veeam Data Platform - Premium Edition |
実際のシナリオでは、ユーザーが添付ファイルを開いたことによりランサムウェア攻撃が引き起こされました。このような状況で、Veeam Backup & Replication™ を構成して利用し、感染した環境を迅速に通常の運用状態に復元する方法を学習します。 |
Veeam Backup & Replication™ |
Veeam Backup and Replication |
Veeam Backup & Replication™ の基本操作とその簡単さを学習します。 |
Veeam Backup for Microsoft 365 |
Veeam Backup for Microsoft 365 |
Veeam Backup for Microsoft 365を使用して、Microsoft 365をバックアップするプロセス全体を実行します。 |
Continuous Data Protection for Veeam Backup & Replication™ |
Veeam Backup and Replication |
Veeam Backup & Replicationを使用してCDPジョブをセットアップし、フェイルオーバー/フェイルバックを実行することができます。 |
Veeam Backup & Replication™ - Protecting NAS Workloads |
Veeam Backup and Replication |
NASとファイル共有のバックアップを設定する方法を学びます。一般的にユーザーが行う非構造化オブジェクトのリカバリ要求に対して、詳細なリカバリを行います。 |
Veeam Backup for Oracle and RMAN Plug-In |
Veeam Backup and Replication |
さまざまなシナリオでVeeam Backup and Replication™サーバーを構成し、アプリケーション対応処理とRMANプラグインを使用してOracleデータベースをバックアップおよび復元します。 |
Veeam Recovery Orchestrator |
Veeam Recovery Orchestrator |
さまざまなシナリオでVeeam Recovery Orchestratorを使用し、テストを自動化してワークロードを回復する方法を示します。また、Veeam Backup & ReplicationをVeeam DataLabs™を使用してOrchestratorと連携するように構成する方法も学習します。 |
Veeam Backup for AWS |
Veeam Backup for AWS |
AWS VPC 構成、EC2 インスタンス、RDS、EFS などの AWS クラウド ワークロードを保護および回復するためにVeeam Backup for AWSアプライアンスをセットアップおよび構成するために必要な手順を学習します。 |
Test drive Veeam Backup for Azure |
Veeam Backup for Azure |
Azure VM、Azure SQL データベース、Azure ファイルなどの Azure クラウド ワークロードを保護および回復するためにVeeam Backup for Azure アプライアンスをセットアップおよび構成するために必要な手順を学習します。 |
体験していきましょう
1.サイトへのアクセス
実施に使用していきたいとと思います。まずはサイトへのアクセスです。
Veeam Hands‑on Labsへのアクセス: Veeam Hands‑on Labs
2.ラボの選択
サイトへアクセスすると一覧全てのコンテンツも確認できますが、プルダウン形式で「製品」「使用事例」「技術レベル」で絞り込めます。
使用したいラボを選択します。
3.必要な情報の入力
必要な情報を入力し、「REQUEST YOUR TAB」をクリックします。
※フリーメールは使用できませんのでご注意ください。
4.ラボへのアクセス
メールでラボへのアクセスが記載された案内が届きます。案内に従ってラボ環境へアクセスします。
5.ラボ環境の利用開始
ラボ環境では以下のような項目があります。
①概要:ラボの紹介とどのような事が学ぶ事ができるのか紹介されています。
②シナリオの紹介:とある企業のシステム運用者となり、困難に対してVeeamで解決していく主人公となった気持ちで体験ができます。
③操作手順案内:実際にワークロードに従って手順が紹介されています。手順に従って画面を操作して困難を解決していきましょう。
④総括:実際に操作して得られた体験を総括しています。
※なお、左側の項目についてGoogle翻訳が使用できますので英語が苦手な私でも問題なく進める事ができました(笑)
今回、私が使用したラボでは実際に擬似的にランサムウェアに感染させた環境をVeeam バックアップで復旧する内容でした。企業の運用者として感染された環境が迅速かつスムーズにVeeamのバックアップを駆使して感染前の状態に復旧する事ができました。単純に手順を操作していくのではなく、自分が管理者としてどのように復旧していくのか擬似体験ができて、理解が深まりました。
最後に
いかがだったでしょうか。このような手軽さが、Veeam Hands‑on Labsの魅力の一つです。多忙なビジネス環境の中で、すばやくVeeam製品の操作感や機能を試したい方に最適です。時間をかけて環境を準備することなく、製品の特徴や使い勝手を確認することができます。
また、申し込みから利用可能になるまでのスピードも素晴らしいポイントです。急なプロジェクトやデモの準備にも対応できるため、ビジネスの機敏性を高めることができます。
Veeam Hands‑on Labsは、技術者や管理者だけでなく、新しい製品や機能を試したいビジネスユーザーにも価値のあるツールです。ぜひ、利用してみてVeeam製品の使いやすさを体感してください。
Veeam関連の記事はこちらから
著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 第3技術部 2課
舘林 恵祐