【2/10ウェビナーハイライト】 実事例から学ぶ!技術的負債に対処し、ビジネスの変化に柔軟に対応するDevOps入門
はじめに
2月10日に開催された、「実事例から学ぶ!技術的負債に対処し、ビジネスの変化に柔軟に対応するDevOps入門」では、DevOpsプラットフォームに求められること、そして実事例を通したDevOpsの具体的な進め方について、ご紹介いたしました。多くの方にご参加いただき、具体的な事例を含めてご理解いただけたのではないかと思います。
今回は、本セミナーの内容を編集部員よりレポートいたします。
アーカイブ動画とセッション資料をアップしておりますので、あわせてご参照ください!
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セミナーアジェンダ
「DevOpsプラットフォームに求められること」SB C&S 三ツ木 恒幸
「【事例紹介】リアルDevOpsジャーニー(初期フェーズ)のご紹介」TC3 中村 誠 氏
DevOpsプラットフォームに求められること
SB C&S 三ツ木からは、「DevOpsプラットフォームに求められること」、というタイトルで、DevOpsの「目的はビジネスの最大化」という昨今のビジネス環境の変化が激しい中で、なぜDevOpsが必要とされているのか、DevOpsを含め開発手法やツール郡全体をITシステムが果たす役割の変化を踏まえて紹介しました。
2020年以降の時代においては、ITでできることがビジネス価値に直結する時代になってきており、ビジネスの最大化をするためには、時代にあった変化に強い柔軟で品質の高いソフトウェアを開発し続けることが重要であると言います。つまり、顧客志向なシステム(SoE)を開発し、継続的に改善を続けることが重要であるということです。
また、SoEシステムを構成する上で必要な要素をあげたうえで、ポイントごとに対処していく必要があります。開発手法としては、ウォーターフォール型からアジャイル型が求められ、アジャイルの要素も取り入れたDevOpsというものの考え方や、それを実現するための技術要素(例えばコンテナ技術やマイクロサービスアーキテクチャなど)についても説明しました。
最後に、SoEシステムに求められるツールや技術要素だけでなく、アジャイルな人材、組織、企業文化の育成が必須であると改めて強調しています。
【事例紹介】リアルDevOpsジャーニー(初期フェーズ)のご紹介
続いてTC3 中村氏からは、具体的なDevOps取り組み事例として、特定業界向け顧客管理システムを提供する事業会社向けに、既存のアプリケーションをマイクロサービス化するための初期フェーズのステップについて紹介されました。
紹介された事例では、TC3が提案するフェーズから、どのようなステップで今回のユーザーの課題を解きほぐし、どのようなアーキテクチャ、体制、ツールを採用するかをワークショップを通して決めていった経緯が語られました。
現在DevOpsやスピーディかつ柔軟にソフトウエア開発を進めなければならない方、もしくは、既存のアプリケーションをモダナイズする必要に迫られている方には非常に有用な情報です。
具体的には5回に渡るワークショップを通して、ユーザー自身が現在どのような常態であるか、それをどういう方向性に方向づけしていきたいかなどを整理しながら、顧客にマッチしたアーキテクチャやツール、手法などを選定していったようです。
最後のまとめとして、本セッションで中村氏は、「対話」の重要性を何度か強調しています。アジャイルソフトウェア開発宣言にあるように、対話をすることで解像度をあげていくことができます。また、過去に起こったことを責めるのではなく、建設的な会話を通して一歩ずつDevOpsを推進していくことができます。
おわりに
簡単ではありますが、2月10日に開催された「実事例から学ぶ!技術的負債に対処し、ビジネスの変化に柔軟に対応するDevOps入門」でのポイントをまとめました。
DevOpsはツールよりもコミュニケーションや文化の側面が重要視されることが多く、それに合わせて技術/ツールの選定が必要になるため一足飛びに実現することは難しいです。今回のセッションでご紹介された内容を参考に(またはTC3の技術コンサルティングサービスを利用して)DevOpsを一歩ずつ進めてみてはいかがでしょうか。
セッション詳細動画及び資料は以下から入手することができますので、ぜひご視聴、閲覧いただければと思います。
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関連情報
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