2024.02.28

Red Hat の JBoss Enterprise Application Platform #3

佐藤梨花
SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター
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はじめに

みなさんこんにちは、SB C&Sの佐藤梨花です。今回はRed Hat社のJBoss Enterprise Application Platformについてご紹介します。

Jakarta EE (旧Java EE)とは

Jakarta EE(旧Java EE)はJavaで実装されたアプリケーションを動かすアプリケーションサーバーの規格です。2000年代初頭に大流行したJavaによるWeb三層システムを実装するための基幹となっており、新旧問わず様々なWebアプリケーションが世界中で動作しています。

Jbossブログ画像①.png

OSSによるJakarta EE実装 Red Hat JBoss Enterprise Application Platform

Red Hat JBoss Enterprise Application PlatformはOSSによるJakarta EE実装です。2006年にRed Hat社がJBoss Inc.を買収し、コミュニティ版を「JBoss Application Server」商用版を「JBoss Enterprise Application Platform」という名前で管理していましたが、あまりに名前が似すぎているため、2013年に「JBoss Application Server」を「Wildfly」と名称を改めました。

この時分のJava EE界隈はまさに群雄割拠状態であり、各社が標準仕様に独自の仕様を追加しエンタープライズアプリケーションサーバーの覇権を争っていました。

2017年にJava EEの権利はOracle社からEclipse Foundationに寄贈されましたが、商標はそのまま Oracle社が所有しているため、Jakarta EEと名を改めながらコミュニティ主導へと舵を切ることになります。

2020年代に至ると、各社のJakarta EEはお互いの良いところを吸収してコモディティ化が進み、現在では新しい機能の実装よりも過去のアプリケーション資産を活かすための互換性を重視しながら、クラウドインフラにどう対応するかというフェーズに至っています。

その中でもOSSによるJakarta EE実装である「Wildfly」「JBoss Enterprise Application Platform」はベンダーロックインを嫌う大企業の標準プラットフォームとして採用しやすく、デビュー当時から変わらぬ人気を誇っています。

参考までに、Eclipse Foundationが主催したJakarta EE 2023 Developer Surveyの結果では、以下のようにWildFlyがApache Tomcatに次ぐよく使うアプリケーションランタイムとして挙げられています。 

Jbossブログ画像②.png

移行ツール Migration Toolkit for Applications

Red Hat社のサブスクリプションで利用可能な製品は、基本的なスタンスとしてエンタープライズ用途を謳っており、製品への移行パスが用意されているのが特徴です。

特にJBoss Enterprise Application Platformでは移行ツールとしてMigration Toolkit for Applicationsが用意されています。他社のアプリケーションサーバーからの移行や、JBoss Enterprise Application Platformをバージョンアップするための支援ツールになっており、無償で利用することができます。

Jbossブログ画像③.png

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform サブスクリプション価格 

Red Hat JBoss Enterprise Application Platformの1年あたりの定価ベースの金額(2024年1月時点)は以下のようになっています。

Jbossブログ表①.png

価格の特徴として、単体サブスクリプションとミドルウェアバンドルが同額となっており、従来からRed Hat JBoss Enterprise Application Platformをお使いのお客様は、ミドルウェアバンドルへの乗り換えが行いやすくなっています。

Red Hat JBoss Enterprise Application Platformは様々なプラットフォームで利用できますが、サポートプラットフォームの詳細を知りたい場合はこちらをご確認ください。

ご検討をはじめたいお客様は、ぜひ「DevOps Hub お問い合わせ」よりお問い合わせください!

おわりに

今回は、WildFlyをUpstreamとしたRed Hat JBoss Enterprise Application Platformのご紹介でした。

次回は、同じくRed Hat JBoss Enterprise Application Platformについてですが、この度リリースされたバージョン 8.0 の新機能についてのご紹介です。

関連リンク

https://www.wildfly.org/

https://www.redhat.com/ja/technologies/jboss-middleware/application-platform

https://outreach.eclipse.foundation/jakarta-ee-developer-survey-2023

関連記事

JSP・サーブレットといえば Red Hat JBoss Web Server (Apache Tomcat)#1

OSSのアイデンティティ/アクセス管理のデファクトスタンダード Red Hat build of Keycloak#2

Red Hat製品に関するお問い合わせはこちら

ブログでご紹介している「 JBoss Enterprise Application Platform」・
その他Red Hat製品に関する ご不明点等がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

この記事の著者:佐藤梨花

SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター

勤怠管理システムの開発(使用言語:Java)に約8年間従事。
現在はエンジニア時の経験を活かしたDevOpsやDX推進のプリセールスとして業務に精励しています。


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